お孫ちゃんと行く大雨の上高地、雷の西穂山荘
- GPS
- 64:00
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 296m
- 下り
- 290m
コースタイム
2日目 9:30西穂高口―9:36登山届け所―11:05西穂山荘11:49―13:00登山届け所―13:17西穂高口
天候 | 大雨、雷 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰りは、「たうえ荘」前の158号線が冠水。左手の山から濁流が小石とともに国道に流れ落ち、山側の道は閉鎖され片側通行となっていました。地元の人が警戒している中、無事通過することが出来、ほっ。中部縦貫道「高山IC」に入るとすぐに渋滞し、動いている時間より止まっている時間の方が長く、「清見JCT」まで2時間弱。お盆休みの最終日を味わう事が出来ました。郡上を通過中、エリアメールが鳴り、長良川が警戒水位を超えた事を知りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目上高地:大雨。靴の中までビショビショ。梓川が茶色になっていました。 2日目西穂山荘まで:雨と雷。登山道にはぬかるみがあり、バチャバチャと渡りました。 |
写真
感想
夏休みのお孫ちゃんとの恒例山登り、1日目は上高地散策、2日目に焼岳に登る事にしました。前線が日本海に停滞し、この所雨が続いています。天気予報では、この週末も雨とのこと。急遽予定を変更し焼岳登山は中止して乗鞍岳に登ることにしました。中学2年生、1年生、小学4年生2人、3年生、2年生、計6人のお孫ちゃん達とその母2人です。
1日目、あかんだなバスターミナルではまだ雨は降っていません。大正池でバスを降りると小雨。カッパのズボンだけ履いていこうと準備していると本降りとなり、上下ともカッパを着込んで出発しました。大正池にモヤがかかり幻想的です。水嵩を増した梓川の左岸を上流に向かって隊列が進みます。上高地バスターミナルは大勢の人で溢れ返っています。軒下でひと休みし、持参のオムスビをほおばります。軒先から雨が滝のように流れ落ちてきます。さてどうしたものか、一応河童橋まで行くことにします。橋の上、バスターミナルにはあんなに人がいたのに、ここはまばらです。穂高連峰は雲の中、な〜んにも見えません。右岸に渡り、大雨の中、明神池に向かって散策路を歩きます。梓川に支流から真茶色の濁流が流れ込んでいます。カッパの防水効果はとっくに無くなり、靴の中までビジョビジョ。お孫ちゃん達、ただただ帰りたいだけです。六百山の見える台場まで行き、引き返しました。
本日の宿泊は中の湯温泉。地下のボイラー室で濡れた衣服と靴を干します。温泉で汗を流し、夕食までに缶ビール4本。夕食時に「秘湯ビール」と冷酒「中の湯温泉」。あとは寝るだけ。
2日目、乗鞍スカイラインは昨日に続いて今日も積算雨量が規定を超えたため、本日も運行中止との事。またまた急遽予定を変更し新穂高ロープウェイに行くことにしました。鍋平高原の駐車場はガラガラ。カッパを着込んでいざ出発。ロープウェイもスキスキ。西穂高口駅舎から千石園地に出ます。少しは登山気分も味わわなくっちゃ。わたしが隊長、先頭を切り、チビスケから順番に隊列を組んで千石園地から登山道に入ります。登山届け所から本格的な登山道となります。雷鳴が鳴り響き、雨足が激しくなります。子供たちの話し声が消え、黙々と隊列は進みます。最初は下り。ぬかるみをバチャバチャと渡ります。下りが終わるとしんどい登り。3年生のボーズが岩でスネを打ちます。痛いのを我慢していますが、すすり泣きの声が漏れ聞こえます。しばらく休んで痛みが軽減するのを待ちます。雷鳴は一向に止む気配を見せません。でも隊列は進みます。お母ちゃん2人も頑張ってついてきます。チビスケがしきりに「あと何分?」と聞きます。林間から西穂山荘が見え、ほっとした雰囲気が後ろから伝わってきます。
西穂山荘でソフトクリームを頼むと、雷のため電気を切っているので作れないとの事です。残念! 小屋の食堂でカッパを脱いで、中の湯温泉が作ってくれた弁当を食べます。もうこの先登る気は全くありません。外は土砂降り、雷ごろごろ。待っていても雨は止まないし、雷も居続けます。弁当を食べ終わり早々に下山開始です。ゆっくりゆっくり下山します。飛び降りたりする子供たちをしかりつけますが、子供たちには段差が大き過ぎるので仕方なく飛び降りているのでしょう。下りは楽、雷鳴にも慣れ、子供たちは歌いながら進みます。登山届け所からは子供たちは駆け出し、西穂高口駅に着いたのはわたしが最後でした。
この日、高山市の1時間雨量は57ミリ、降り始めてからの積算雨量は386ミリといずれも観測史上最多を記録し、橋が流れたり、護岸が壊れたり、住宅地に土砂が流れ込んだりする被害が出ました。そんな事を知っていたら決して登ることは無かったでしょうが、子供たちのみならずわたしにとってもいい経験になりました。
コメント
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onisanさん、はじめまして toshi0113と申します
このお盆休暇中は雨ばかりでお互い大変でしたね
8/17の日にすれ違ったかも??
僕たちは当初、17日に西穂独標を計画してましたが、雨の為にあえなく取止めに
せっかく近くまで来てるのでロープウエイ乗場へ9時前後に行きました
駐車場へ戻る際にお子様連れの団体さんとすれ違いましたが
もしかしたらonisanさんご一行かも と思い書き込みました
もし、間違いでしたら御免なさい
toshi0113さんのヤマレコ、いつも楽しんで読ませて頂いています。
17日朝9時頃に鍋平の駐車場でカッパを着込んでいました。ヴィジターセンターを出た辺りでお二人連れとすれ違った記憶があります。奇遇ですね。またどこかの山でお会いする機会がきっとあると思います。その時は声をかけさせて頂きますので、宜しくお願いします。
有難うございました。
お孫さんとの山登り、サイコーですね!
ってうか、お孫さんたちがじいじ、ばあばを
構ってあげてるのかも?
自分もこうなりたい、と思わず思ってしまいました!
みなさん、お疲れさまでした!
コメ頂き有難うございます。
ちなみにわたしは、お孫ちゃん達には「じいじ」・「おじいちゃん」等とは呼ばせません。ニックネームで呼ばせていて、ひょっとすると自分たちの祖父であることを知らないお孫ちゃんもいるかも知れません。
もっと高い山にも連れて行ってあげたいのですが、6人もの面倒をみる事が出来るのは日帰り登山まで。もう少し大きくなって、わたしの面倒を見て呉れる子が出るのを期待していますが、このメンバーでは期待外れに終わりそうです。
どっかの山でお会い出来るといいですね。
有難うございました。
2日間、とっても充実した楽しい時間を過ごしました。雨の中の上高地も、新品のカッパのおかげでどしゃ降りなんのその。景色をみることは出来ずザンネンでしたが、貴重な体験をしました。2日目は岩を登るたび、心臓バクバク…(*_*)途中で一人帰ろうかと思いましたが、無事に山荘までいけ良かったです。子供達にもとても良い経験となりました。圭もアッツーに怒られないようにと必死に涙をこらえ、成長!成長!←親バカ?
また来年、焼岳リベンジでお願いします〜♪
お疲れさん。
雷雨の中、3人とも良く頑張りました。
来年は焼岳よりもっと楽しい山を選びましょう。
土曜日と日曜日は、ありがとうござました。
1日目は、雨が降り、景色が
見れなかったので残念だったけれど
楽しかったです。
2日目、時間が過ぎるのがとても早く感じました。遠くから山小屋が見えた時はすごく感動しました。
2日間ですごく勉強になったし、楽しかったです。
また、来年のスキーと山登り連れて行って下さい(*^_^*)
本当にありがとうございました❗️
雷雨の中、良く頑張ったね。
来年は天気の良い時に楽しく登れるといいね。
トランペットって高いんだね。
思案中。
土曜日と日曜日は、ありがとうござました。
1日目は、雨が降り、景色が
見れなかったので残念だったけれど
楽しかったです。
2日目、時間が過ぎるのがとても早く感じました。遠くから山小屋が見えた時はすごく感動しました。
2日間ですごく勉強になったし、楽しかったです。
また、来年のスキーと山登り連れて行って下さい(*^_^*)
本当にありがとうございました❗️
また送ってしまいました
山登りに連れて行ってくださり本当にありがとうございました。
1日目,大正池から河童橋までを歩きました。
バスから降りると雨が降ってきているのに気がつきました。歩き始めて約30分がたった頃
ザーザーと雨が降ってきました。雨が強くなってきたのでバスターミナルが混みあっていました。河童橋はとても空いていました。川の流れが強くなってきたので引き返すことになりましたΣ(・□・;)
2日目,泊まっていた中の湯を出て西穂高山荘まであるきました。雨がポツポツと降っていました。登り始めて1時間30分くらいでつきました。
景色はあまり見れませんでしたがとっても楽しい山登りになりました
ありがとうございました。
niedasanの誰?
いづれにしてもお疲れさんでした。
また来年も行きますか?
はい、また行きたいです。来年は晴れますように。よろしくお願いします。
ひろやすより
ネット社会についていけず、やっとのコメントです
楽しく読ませて頂きました。
あんな天候が悪いと知らずに楽しい山登りで、まさに知らぬが仏。
すれ違った方からコメント届いたり、嬉しいですね。
また書きます。
これは誰からきたものか判ります。
お疲れさんでした。
前の文章は誰が書いたものなんでしょうか。
とても楽しかったです。
特にロープウェイ、とても揺れて楽しかったです。
大きくなったら僕がアッツーを山に連れて行けるようにがんばります。
なので、また連れてって下さい。よろしくお願いします。
ちびすけより
母にバトンタッチ。
昨日のニエダサン、最初のコメントはひろやす君です。
私が寝てる横で、ちまちま作成してました。
お父さんのスマホを借りてコメントしましたが、
お父さんが帰ってこないので、
久々に重たいPC開いてます。
やっと写真も作成してみました。
また書きます。
はじめまして、yoshimokuと申します。初投稿となります。
帰り中央高速 松本方面よりも高山方面の方がまだ良い思いましたが大渋滞
でしたね。158号は左側山斜面から雨水が道路上を洗っていました。消防団の方も御苦労さまです。あの日はおそらく雨のせいでロープウエィも山道もすいていたのでしょうね。 あの日は私一人で西穂山荘までとその先行けるところまでと
計画していましたが前日になって家内が急に同行することになりました。65過ぎのお父さん一人では心配だそうです。あの雷は遠くに行かずいつまでも頭上で
低く鳴っていました。元気の良い子供さんたちと若いお母さん、そして下りでは
いつも見守るように余裕のあるのがonisanでしたか。とても微笑ましかったです。若いお父さんが見えなかったです。西穂山荘をおりて展望台に戻ってしばらくするとガスがいっせいに晴れ槍山荘まではっきり見えました。15分間だけでした。私の家内は仲間内では晴れ女だそうです。私たちが帰りの温泉に入る時にもすれちがいでお風呂から出たばかりのチビッコがおみやげをねだっていました。
私も今年の5月10歳の孫娘と娘3人で雪の残る蓼科へアイゼンを付けて入りました。孫娘にはお父さんがいないので私が父親代わりです、私より孫娘の方が
体力があり私がいつも置いてけ堀りです。孫娘に山の素晴らしさを教えながら
この先何年も父親を続けたいと思います。 長々と私ごとに終始しまして申し訳ありません。 はじめての投稿ということでおゆるし下さい。
雨と雷さん、今から考えると少々無謀だったでしょうか。
林の中でしたので大丈夫、と自分に言い聞かせながら登って下りました。
そんなわたし達を見ていられる方がいられたとは知りませんでした。
お孫ちゃんも母親も元気でしたが、お父ちゃん達は鬼のいないまの洗濯。
お孫ちゃん達、山が好きになってくれれば何か得るものがあるのでは? と思っていますが、いまの所はみんなで一緒に夏休み、といった所です。
yoshumokuさん、またどこかの山でお会いしたいと思います。
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