日高川町中津の飯盛山、長者ヶ峰〜立ち並ぶ風車が見える山【和歌山県】
- GPS
- 03:28
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 585m
- 下り
- 588m
コースタイム
- 山行
- 3:01
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 3:22
なかつ平成の森 832 ― 飯盛山登山口 833 ― 245m三角点 842 ― 尾根に乗る 905 ― 日高川を見下ろす展望 910 ― 420m三角点 914 ― 飯盛山 928/937 ― 580mピーク 954 ― 長者ヶ峰 1008/1010 ― 展望地点 1012/1022 ― 長者ヶ峰 1024/1031 ― 580mピーク 1045 ― 飯盛山 1103 ― 420m三角点 1118 ― 日高川を見下ろす展望 1123 ― 尾根に乗る 1126 ― 245m三角点 1148 ― 飯盛山登山口 1153 ― なかつ平成の森 1154
●行動時間
03:22
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(和歌山=なかつ平成の森) なかつ平成の森―飯盛山―長者ヶ峰―展望地点―(往復)―なかつ平成の森 (なかつ平成の森=和歌山) ●登山口へのアクセス ○なかつ平成の森 ・御坊湯浅道路の川辺インターから県道190号を東進、約1.6kmで出会う県道26号へと左折、そのまま約9km東進。中津郵便局方面へと左折して旧道に入り、郵便局の手前を左折。山道を登っていくと、終点になかつ平成の森がある ・なかつ平成の森では舗装路が終わりあずまやが現れる。さらに奥にもトイレ付きのあずまやがあるが、いずれの周囲にも数台駐車が可能。ただし、すべてクルマで埋めてもわずか数台限りと思われる。駐車無料 (いずれの記述も2022.12現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○なかつ平成の森〜245m三角点 ・かつての木段整備跡が残っているが荒れており、端部が浮いているような所もある ・245m三角点付近は広場になっているが、それ以外には何もない ○245m三角点〜飯盛山 ・ずっと昇降が続く。概ね穏やかな山道だが、飯盛山への最後の標高差100mはロープも置かれた急斜面。落ち葉もあって歩きにくく不明瞭だが、ロープがあれば使わなくともコースガイドになる ・テープによって導かれる踏み跡をたどる。面状の傾斜地では不明瞭な箇所もある。急斜面ではロープが設置されている ・三角点の先とその先の鞍部には「飯盛山」の標示があるが、それ以降は山頂まで特段の標示はない ○飯盛山〜長者ヶ峰〜展望地点 ・飯盛山までよりは緩やかに進む。こちらも、一部の急傾斜部分にロープがあるが、それも限られたもの ・長者ヶ峰から緩く下って展望地点。南面の風力発電風車が立ち並ぶ姿が見渡せる。道の終点よりも手前約10〜20mのほうがよく見える (いずれの記述も2022.12現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ・中津には道の駅がある。食事処も併設されており、丼物やうどんもある ・コンビニエンスストアは県道26号を御坊に向けて遡った日高川町川辺町まで戻らないとない ●日帰り温泉 ・県道26号の道中には川辺温泉、また中津には中津温泉、更に奥には美山温泉がある (いずれの記述も2022.12現在) |
写真
感想
今日は日高の飯盛山へ。十分に休養できていないことを踏まえて紀中の山に止めた。和歌山からであれば、そんなに遠いところではない。
日高川町中津はかつての中津村。もちろん山の幸、川の幸にも恵まれているが、高校野球で活躍している日高高校中津分校があることでも知られる。
登り始めると、いかにも高校球児の声と思しき元気なかけ声が聞こえてくる。見上げるとまだ秋色。盛況ではないが、紅葉がちらほらと現れ、それを通した光がオレンジ色になって差し込んでくる。
朽ちた木段を上りきると三角点のあるピークだが、小さな広場になっているようだ。今は特段のものは認められないが、平成の森として整備された際にはハイキングコースの終点にでもなっていたのであろうか。
そこからしばらくで「飯盛山」の標示が現れ、道は踏み跡頼みの細々としたものになる。鞍部からいきなり道を見失ったが、GPSのおかげでそれにも気がつき、すぐに本来のルートに復する。テープをしっかりと追いかけていれば大丈夫とはいえ、ちょっとの隙に見失ってしまう。
しばらく巻き道のように斜面をへつって進み、最後は斜面をジグザグに登ると尾根筋に。これをずっと登っていくと420m三角点ピーク。三角点と二度書いたが、残念ながら三角点そのものは確認していない。地図上にはそうなっていると言うことだ。
ここまで殆ど見晴らしがない。先ほどほんのちょっとの隙間から日高川の下流側を見下ろすことができたのだが、それ以外は樹間を進むばかりだ。
やがてロープが現れる。残る標高差100mを一気に登る。地図ではそれほどに険路とは見えないのだが、急斜面に勾配以上に落ち葉や砂地が邪魔をして歩きにくい。黄色渓谷ロープを頼りたくもないのだが、時折は当てにしつつ登っていく。とはいえ、ウバメガシなどを中心とした灌木帯でもあって、細いながらもしっかりとした樹木が多く、そちらを掴む方が安心感がある。
帰りのほうが怖かろうと思いつつ登っていくと、山頂部。ガイド本には眺望があるようにも書いてあるのだが、残念ながら四方を灌木に囲まれている。若木が多そうなので、しばらく放置された結果、眺望を失ったということかもしれない。
そこからも先ほどまで以上に細々とした踏み跡をたどっていく。しかし飯盛山へと一気に登ったような急斜面はなく、緩やかな昇降の内に長者ヶ峰へ。ここにも眺望は明かり取り窓くらいにしかないので、この先にある展望点まで足を伸ばす。
展望点とはいえ、殆ど整備はされていないようだ。よくよく探すと南の眺めがある。そこからは、白馬山脈へと連なる山並みを望むことができる。その山稜には風車が立ち並んでいる。およそ日本的ではない光景に満足して折り返す。
殆ど来た道を巻き戻すばかりの帰り道。初めてすれ違ったのは飯盛山への中間点、580mピーク付近。ただし、登り始める際にご一緒したご夫婦とは別の方だ。遅いと言われていたご夫婦はどうなったのかと思っていたら飯盛山手前でようやく遭遇した。降りてみると、クルマは一台増えて計3台。あとはあまり余地がない。小さな森林公園だ。
帰途に御坊でうなぎでもと思ったのだが、生憎にも1時間以上の待ちとのこと。あえなく和歌山へと引き返した。
昼には終わる小ハイキングもたまにはいいものだ。
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