山男・山女の優しさに感涙😭の北八ヶ岳・西天狗岳


- GPS
- 06:05
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 857m
- 下り
- 837m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
北八ヶ岳最高峰の天狗岳は東天狗岳(標高2,640m)と西天狗岳(標高2,645.8m)の東西二峰からなる日本二百名山。ガイドブックや山雑誌によって、初級者〜中級者向けの山に分類されているが、さすが厳冬期。今日、出会った登山者は本格アイゼン、ピッケル、アウトシェル、ヘルメット、バラクラバなど、しっかり装備、雪山歩き慣れていた。
スタートは唐沢鉱泉登山口。渋の湯と迷ったが、口コミをみるとちょっと向こうは大変そうなので…。7:15に到着するとほぼ満車で最後の1台に滑り込みセーフ。今日は、ここから反時計回りに西尾根〜西天狗岳〜東天狗岳〜中山峠〜黒百合ヒュッテ(で名物ビーフシチュー)と周回する計画。
スタートは-5℃、トレースしっかり歩きやすい無風の樹林帯を経て尾根にあがり第一展望台までくると展望が開け、南八ヶ岳、南アルプスなどが目前に。ただ曇天で天狗岳山頂は雲隠れ。ここからは風も冷たくなり-7℃くらい。第二展望台を最後の岩場の急登は雪が完全についておらずミックス状態で数珠繋ぎ。んん、第二展望台くらいからドンちゃんの元気がない。山頂直下の急登は苦しそう…。
普段はよくしゃべるドンちゃんだが、実は山行中は黙々と山と対話するタイプ。それにしても蚊の鳴くような声しかでてない。体調イマイチだったのと高山病の相乗効果なのか、気持ちが悪いみたい。それでも普段はピークハントすると元気が出るのに今回はダメそうで、「わたし、下りられないかも…」と一言😱。なので東天狗岳へ一度下り登り返しもある周回コースは見合わせて、そのままピストンで戻ることに。急坂だがその分、早く高度も下げられるので速やかに2000mくらいまでスタコラサッサ。
高度を下げ、樹林帯に入って風もなくなると少し元気が戻り、そのまま唐沢鉱泉へ。ツラかったけどがんばったねドンちゃん!で済まなかったのが今日の山行。やっと帰り支度を終え、駐車場を下り始めたら、ちょっと轍にタイヤをとられて路肩側へ。あっ、と思うまもなく側溝のようなところに落ち、亀の子になってタイヤが空転。一応4WDでスタッドレス装着だが抜け出られない。
それを見た下山してきた山男、山女のみなさんが声を掛けてくれて、雪をかいたり、クルマを押してくれたり、荷重をかけてくれたり。残念ながらそれでは抜けられませんでしたが、みなさんの優しさに本当に感謝です。その場では、充分なお礼、お声かけができずすみませんでした。本当にありがとうございました。
任意保険のレッカーを呼びウインチでけん引してもらって(プロの仕事を間近で拝見)、やっとこさ帰路に。やっぱり雪山はいろいろと難しいなと実感、山男と山女の優しさにふれ、自分も同じようなときには恩返ししなくちゃ、と思った天狗岳でした。東天狗岳に登ってないので、リベンジしなくちゃ!
コース定数はヤマケイのヤマタイムで20(東天狗岳周回だと23)
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