諏訪山(日本300):紅葉のハシゴ・ロープの岩場が連続、半袖隊長、西上州の地味ぃな味わい
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- GPS
- 05:12
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,188m
- 下り
- 1,179m
コースタイム
- 山行
- 4:29
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 5:12
☆今日のスマホ万歩計
![run](https://www.yamareco.com/modules/mobile/images/emoticons/run.gif)
★新EK度数:29.11=11.24+(1,183÷100)+(1,208÷100)÷2
→→→判定「●新EK24〜32未満 ふつう」
新EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100)÷2
(標高グラフ機能の「GPS標高」値を採用)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/diary/42284-detail-56974
天候 | ![]() ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
●高崎駅よりレンタカーにて、楢原ルート/三笠山普寛堂の駐車スペースまで約1時間45分(吉井IC〜下仁田ICは上信越自動車道を利用)。 ●途中でコンビニ(下仁田IC近く)に寄り、上野村に入ってから三笠山普寛堂への林道入り口を探して道迷いのため15分ほどロスしているので、実際には1時間半以内で到着する。 ●国道299号に入って、浜平登山口/しおじの湯へ左折する道を見送り直進し、更に森の駅を左手に見送り直進する。 ●楢原トンネルの手前にある右斜めに入り込む舗装路(林道)を辿ると、約10分ほどで三笠山普寛堂に突き当たる。 ●三笠山普寛堂と言っても、小さなお堂があるだけで、駐車スペースは詰めても3〜4台にて、他者に配慮して駐車すべし。今回は先客1台(10時半時点)で、後続車はなかった。 ●全線舗装された状況はよいが、製材所?を過ぎると道は細く、落石のためか、道端だけでなく道の真ん中にも石が転がっているので、低速運転に心掛けるべし。 ●諏訪山登山口を示す道案内(矢印)は右折箇所にはなく、楢原トンネル入口で初めて目にする(=その時には通り過ぎている)ので要注意。 ☆往路)地元駅04:59⇒ ![]() タイムズレンタカー08:45⇒ ![]() ![]() ![]() ☆復路)三笠山普寛堂 ![]() ![]() ![]() |
コース状況/ 危険箇所等 |
★危険![]() ●前半は路肩の崩れかけた斜めになった道が続く。 ●後半は岩場、ハシゴ・くさり・ロープ場が連続する。 ★渡渉 ![]() ★残雪状況 ![]() ★泥濘状況 ![]() ●三笠山登山口〜小倉山〜湯の沢の頭: 歩き始め直後から、崩れやすく滑りやすい山肌を縫うように、あるいはへばり付くように取り付けられたジグザグ急登を詰める。 小倉山(どこにあるのか分からぬまま通過する)付近で稜線に乗るが、尾根筋トップに道はなく、やはり稜線下の山肌に貼り付いたような路肩不鮮明な崩れやすい道を辿る。 三笠山参拝所でハシゴを下るが、誤って稜線を突き進んで岩場に入り込まぬように良く道標及び周囲を確認すること。 周囲は雑木林(広葉樹林帯)が延々と続き眺望は一切ないので、実際の所要時間より長く感じるかもしれない。 ●湯の沢の頭〜弘法小屋: 登山道は、依然として尾根筋トップ目を歩くことなく、岩場や尾根を左右に巻きながら進む。 山肌に貼り付いた道は狭く歩きにくいことには変わりはないが、土質はやや締まって来る。 依然として雑木林が続くが、時々、これから登る三笠山や、天丸谷・帳付山の稜線が望める。 なお、湯の沢の頭から出発直後、拙者は踏み跡を見失い、尾根筋を直登後に左に下ってしまい元に戻る羽目になってしまったので、思い込みが厳禁(17分ロス+体力消耗+気持ちが落ち込む)。 ●弘法小屋〜三笠山(ヤツウチグラ)〜諏訪山 弘法小屋(と言っても、トタン屋根の廃墟)から三笠山までがこのルートのハイライト。弘法小屋の先の痩せ尾根を急登すると、一気に背後に眺望が広がる。 その後は、ハシゴ・クサリ・ロープが設置された岩場が連続し岩峰に到達し、目の前に三笠山が現れるが、多くのハイカーは、今いるところが三笠山で目の前に諏訪山があると勘違いする。 一旦下って、再び、ハシゴを登り岩稜基部を南側に大きく回り込んで岩を這い上がれば三笠山に到着し、ほぼ360度の展望を堪能できる。 諏訪山へは、いったんロープ設置の急な岩場を下り、小刻みな起伏の稜線を辿ってから最後に急坂を登り返すが、頂上での眺望は全くない。 【参考】上野村HP→観光情報→登山・ハイキングより http://www.vill.ueno.gunma.jp/kanko/hiking/jokyu.html ☆半袖 ![]() ★半袖 ![]() ☆半袖 ![]() ★入山者 ![]() 《注》楢原口から入山した男性ソロは、拙者が道迷いした際に擦れ違うことなく通り過ぎられたようで、下山時にはクルマがなかった。 |
その他周辺情報 | ★登山ポスト![]() ★駐車場 ![]() ★トイレ ![]() ★コンビニ ![]() ★下山後温泉 ![]() ★飲食店 ![]() http://tabelog.com/gunma/A1001/A100102/10005126/ 朝早くから開いているので寄ってみた。焼きそばが名物。 拙者は「卵とじ・かつ丼600円」なり。 |
写真
感想
【またまた長いプロローグ】
2週連続して大型台風が襲来か・・・との週末。
半年前に二泊三日で予約した群馬県・川場村の区民保養所を、まず、一泊二日に変更。
晴れ予報の土曜日(11日)は群馬・栃木県境の袈裟丸山に登り、曇り予報の日曜(12日)は尾瀬の富士見峠で紅葉狩りを算段した。
ところが前夜の日付が変わろうとする頃、事故は起こった。
ナント、風呂場で足を滑らせた1号隊員が頭(額)をぶつけて「たんこぶ」をこさえてしまったのである。
拙者は、頭でも額をぶつけたぐらいのことだから、たんこぶが出来たぐらいはよくあること・・・と思ったが、心配症の1号隊員は医者に行くとオロオロ。
予約済みの宿やレンタカーを夜中にキャンセルするわけには行かないし(=出来ないし)、結局、拙者のみ予定通りに翌日早朝に出発し、1号隊員は医者に寄ってから群馬に向かうと・・・。
但し、公共の交通機関で行くには極めて不便な立地条件にある宿だけに、土曜日の行き先を全面見直しせざるを得なくなった。
まあ、焦っても仕方ないし、宿には夕食が食べられる時間までに着けばいいか・・・すると高崎に18時半にはいればいいか・・・と考えながら早朝の電車に乗っていたが、前夜の寝不足がたたって気持ちよく寝入ってしまった。
こりゃイカン!と、レンタカー店の近所の定食屋で朝からカツ丼を食べながら考えたのが「そうだ!諏訪山へ行こう!」。
諏訪山には2年前の4月に挑戦したことがあったが、1号隊員が弘法小屋と三笠山の途中で岩場と連続するハシゴ・ロープに嫌気が差して途中撤退を宣言し、拙者だけ単独で先に進んだことがあった。
ところが諏訪山だと思って辿り着いたピークが三笠山と知って愕然。
道標には「諏訪山まで723m」とあり、山頂に居合わせた同年代のオジサン・ハイカー氏に拠ると片道20分ぐらい掛かると。
往復するだけで40分か・・・既に1号隊員と分かれてから20分ほど経っているので、都合1時間ほど遅れて1号隊員を追いかけることになる。
う〜〜ん、食料は全て拙者が担いでいるし、レンタカーの返却時刻や温泉タイムを考えると・・・などとあれこれ考えを巡らせること1分。
結論として、日本300名山を目前にしながら拙者もそこで撤退を決意し、1号隊員の跡を追走し、湯ノ沢の頭の手前で追い付き、コンビニ弁当を食べて下山したことがあった。
それ以来、1号隊員は西上州の山に寄り付くことを嫌がり、諏訪山にも「一人で行って下さい」。
そんな過去の経緯があるので、諏訪山に再挑戦するなら、こんな機会に「今でしょ!」。
折角なので、前回利用した浜平登山口ではなく、別の楢原登山口から歩くことすれば、また違った諏訪山を楽しめることになる。
もうこれっきゃない!と上信越道をひた走り、下仁田町・南牧村・上野村を駆け抜けたまでは好かったが、三笠山神社のお堂に至る林道の取付きが分からない。
ウロウロしかけたところで「楢原登山口」の交通標識を発見し、標識とは100mは離れた地点から伸びる林道を半信半疑で進ん見ると・・・ありました、三笠山普寛堂。
登山口の道標もあり、八王子ナンバーのクルマも止まっており、ホッと一息。
いやいや、急な行き先変更から、この登山口に到着するまで・・・行程の半分は終了した気分だった。
【諏訪山山行記】
地味な山だ。
当日の入山者は、拙者も含めて4パーティ8人のみ。
日本300名山、また関東100名山の看板があってもである。
楢原口からソロ2人(拙者も含む)、浜平口からソロと5人パーティ。
楢原口からの道は全く眺望がない。
もっとも、浜平口からの道も湯の沢の頭以降は同じ道なので眺望がないことには変わりなし。
それでも、まだ、沢の中を歩いたり、木の桟橋歩きや階段の登り、何回かの渡渉があったので変化はあった。
楢原口からの道は、一度だけ階段の下りはあるだけで、あとは細い傾いた路肩の弱い踏み跡が延々と続くだけで変化に乏しい。
乏しいだけでなく、谷側に足を滑らせて転げ落ちないように、妙に踏ん張って歩くので、意外に体力・筋力を消耗している。
もっとも、弘法小屋を過ぎ三笠山を前にした辺りから様相は一転し、ハシゴやロープが連続する岩場ばかりとなり、アドレナリン放出しまくりの道が続く。
それでも、ホールド箇所が確りしたした道筋なので、ロープに頼ることなく進める。下りも意外にあっさりと終えることが出来る。
とは言え、山渓「群馬県の山」では「体力度3、危険度3(いずれも4段階)」なので、相応の体力と技術が必要な山であるのは確かだ。
諏訪山から眺望はないが、三笠山からの眺望は優れている。
当日も周囲グルリと360度の展望であった。
歩行時間6時間とあるところを実働4時間30分程度で往復できたので、高崎で余裕をもって1号隊員を拾うことが出来た。
もちろん、1号隊員の医者の診断は「たんこぶはあるが異常なし」であった。
拙者も安心して、当夜は、「程々に」、嗜むこととなった。
お疲れさんどしたm(__)m
☆諏訪山
日本300名山(29座目/100)、
日本100〜300名山(155座目/301)、
関東100名山(79座目/100)、
ぐんま100名山(50座目/100)
隊長
この紅葉の時期に、まさかあの地味な諏訪山とは想定外でした。でも山頂付近の紅葉は綺麗でした
北八ヶ岳と蓼科山も見えたんですか、ラッキーでしたね、当方、台風一過の赤岩岳でも八ヶ岳はモヤってよく見えませんでした。
さすが隊長相変わらず俊足ですね。私なら休憩込みで7時間はかかりますね。
1号隊員さん「たんこぶ」だけでホント良かったです。
紅葉にはちょっと標高が低いかな・・・と思ったのですが、kenさんの赤岩岳でも山頂部には紅葉があったなぁ・・・と少し期待していました。
もっとも、諏訪山にしたのは、1号隊員のたんこぶ事件があったから急遽変更のためですから、想定外と言えば、拙者も想定外でした。
でも、前回の中途半端な撤退もあったので、いずれそのうちに・・・だったのですが、盛夏のクソ暑い時に登る山ではないし、積雪あるいは凍結がある時はオッカナイ気がしますし、まあ、突然でしたがこの時期で好かったのかも。
ツツジやヤシオの時期は、春霞で遠望が利きませんからね。
登山口〜弘法小屋の間は、眺望なしで淡々と歩くだけですから・・・それにソロだと寂しくて急ぎ足になります。
諏訪山はアクセス不便なので、交通機関のみで行くのは辛いところですね
そして西上州特有の地形とくれば険しいでしょうから
低山といえども油断出来ない山ですね
でも静かな山歩きをしたい方に打ってつけの
もしかしたら人より熊さんの方が多いかもしれません
1号隊員の怪我が軽くて良かったです。
隊長も尻もちついたのも仲が良いせいですね
群馬と埼玉の県境にある山は、ターミナル駅から遠いし、バス便は少ないし(もしくは、ないし)、どうしてもレンタカーでサクッと行ってしまいがちです。
佐久ッの山も近いですから(⇒オヤジギャグ、滑りました<(_ _)>)
でも、諏訪山だったら、高崎線・新町駅から出ているバスに乗って、拙者がクルマで上がった林道を歩いて登るパターンもあります。
実際にその手段で諏訪山を日帰りされているレコがありますからね
クマもシカもサルも・・・ハイカーより多いですよ、きっと
ハシゴ&ロープ怖そう
hamburg
風呂場でヘルメットを被ると、頭(毛髪)を洗えないね
きれいな
高木のブナやモミジ、カエデなどは、まだまだ、今からの様相。
本格的な紅葉は、恐らく2〜3週間後かな?
あまり高度感がないハシゴとロープ場なので、三点支持で歩めば問題なし。
危険そうな所は、注意して歩くから、あまり危険でない?
yamabeeryuさん、こんにちは
西上州の山々、気になってはいましたが、諏訪山は知りませんでした
やはり険しい山が多いのですね〜
そして…渋い!!…良いですね〜
岩と紅葉が不思議な雰囲気を醸し出していますね
しかし、岩場以外も急斜面で滑りそうな所が多そうですね〜
ちょっと遠いし、ハードルが高そうですが、いつか西上州デビューしてみたいです
西上州の山は、背は高くないけど、ギザギザ・ゴツゴツした尖がり岩が特徴ですね。
険しいと言うか、厳しい山(岩)がポコポコしています。
それにアクセスが宜しくないこともあって、いつも、空いてますよ。
混んでいるのは、妙義山や荒船山ぐらいじゃないですか?
名も知れぬ岩場に、ホントに厳しいルートがあるらしいです。
例えば「碧岩」とか・・・。
拙者、噂だけで恐くて近付けません
今回は楢原コースなんですね。
信仰の道としてはあそこが正規ルートですし、無事リベンジできて何よりです。
山頂はなんだこりゃですが、三笠山への登りと眺望は秀逸ですし、この山を300に選ぶあたり、300の選者は抑えるべき山をきちんと押さえているといった印象です。
過去レコにも書いた記憶がありますが、神流川を挟んだ湯ノ沢峠あたりから見た諏訪山は三角錐のイケメンです。
登るだけじゃなく、下山後その山をちゃんと眺めるといった作業もなかなか楽しいですよ。
奥様、大過なく何よりです。
船形山の下りでコケまくっていた奥様の姿が残っているので、風呂場でこけられる姿も何となく想像が付きます。
とてもチャーミングな奥様なんですから、あまりヤマレコのおかずにしないで大事にしてあげてくださいね。
PS
我が家の嫁も早池峰の下りでずっこけて、『足がボキって音がしたのー!!』としばらく泣き叫んでおりましたが、ただの軽い捻挫でした。
最初の時は、何も考えずに、ガイド本通りに浜平コースから歩きました。
折角の機会なので、登山口を変えて楢原から・・・にしましたが、確かに、道中には祠や石碑や修行小屋?らしきものが点在してました。
が、今は、もう、使われていないでしょうねぇ。
三角錐に見える件は、mtkenさんのコメントに書かれてましたね。
三笠山から見る諏訪山はずんぐりしてますが
三笠山より諏訪山の方が標高が高いから諏訪山が300名山に選ばれたのかもしれませんが、逆だったら三笠山が選ばれていたかも・・・ですね。
ハハハ…ドタドタっと音がしたから、何かと思ったら・・・でした。
ミキータ隊員も軽症で何よりです。
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