【不動岳】白沢周回
- GPS
- 12:24
- 距離
- 41.0km
- 登り
- 3,848m
- 下り
- 3,841m
コースタイム
- 山行
- 11:19
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 12:22
天候 | ◎曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◎白沢左岸尾根 日向林道から不動岳東面に掛かっていた『無想吊橋』が取り付きになります。 既に吊り橋は無惨なまでに老朽化しており渡れないので、逆河内を渡渉して白沢左岸から取り付きます。 尾根に乗ると地形図の通り飛行機尾根と合流する1700m辺りまで急登になりますが昔の道が残っているので歩きやすかったです。 合流後は無雪期は笹藪になりますが今回は残雪が覆っていたので多少の踏み抜きはあったものの苦労せず登頂出来ました。(無雪期は尾根西側の方が笹が薄い) 2050m辺りから山頂まで立ち枯れが続き、深南部・南アルプス南部の展望が良いです。 ※日向林道〜白沢への下降までとりあたまさんが設置したと思われるトラロープが随所に設置してあり助かりました。 ◎白沢右岸尾根 ※この尾根を歩く人はいないと思いますが備忘録として記載します。 不動岳東尾根を1551mまで下り白沢右岸の尾根に入ります。 やはり林業が盛んだった山域なので、登山者が見向きもしないこんな尾根でも過去に人の手が入っていた事を感じさせてくれます。 杣道は1100mから始まる等高線が詰まった崖を含む場所には通っていないので、1100から白沢へ降る尾根へ向かっているのだと思います。 今回降った尾根は痩せ尾根、岩尾根、崖有りと山行のアクセントとして楽しませてくれましたが、一般的では無いのでご注意ください。特に着地点は岩と木の隙間を縫ってのピンポイント着地になります。(要ロープ) |
写真
感想
深南部の未踏尾根も残り7本となりました。
僻地ばかり残してしまい、日帰りで行ける場所が少ない中で、今回は不動岳東面の白沢左岸尾根→飛行機尾根→不動岳のルートを歩いてきました。
今回はbombjack君との山行。帰路は普通に東尾根の下山ではbombjack君の無駄遣いになってしまうので東尾根1551から白沢右岸尾根をトッピングしました。
3時45分に寸又峡をスタート。
無想吊り橋までは慣れた道になりますが、今年初で新たな崩壊地が二つほど増えていました。
核心部は相変わらずでトラロープが残置されていたので安心感がありました。
日向林道を進み、無想吊橋への下降路を下ります。ここにもトラロープが設置されています。
老朽化により使用不可になった無想吊橋の袂を下り逆河内を渡渉。前日の雨で増水を心配していましたが渡渉に問題無く一安心。
渡渉して白沢の脇から取り付き、ザレザレの急斜面を登り尾根に乗るとしっかりした道が(普段の自分の山行と比べて)あり、藪なしで予想外にスイスイと進み飛行機尾根と合流。
ここからは以前歩いた道になります。幸運にも笹藪が雪に埋まり踏み抜きも少ないミラクルなコンディション!
真っ白な雪原と背後の深南部・南アルプス南部の景色を見ながら不動岳へ。
山頂に着くと再びガスに巻かれてしまったので、良い時間に登ってきました。
下降路は東尾根→白沢右岸尾根。
気温が上がり踏み抜き地獄となった東尾根を下り1551から右岸尾根へ。
登山的には見向きもされない尾根ですが、尾根に入ると地面の硬さ、道らしき踏み跡、間違いなく人が入っていたようで、さらに下ると平場にはストーブ、トタンなどが残置されていたので昔は小屋でもあったのでしょう。
こうなると等高線が詰まっていても下山は楽勝!なんて思っていましたが、1100mからの急斜面に道の気配は感じられず怒涛の下りに入ります。
地形図では分からない岩場や痩せ尾根があり、お守りとして持参していたロープが大活躍!
特に着地点は地形図に描かれている緩い傾斜では無く崖。。。ゲジゲジマークが妥当だと思われます。
単独行だった場合、同じルートを下る判断が出来たのかは微妙でbombjack君がいる安心感は絶大でした。
逆河内に降りて再び渡渉して日向林道に出て降りてきた尾根を改めて見てみると「よくこんな尾根を降りてきたな。。。」と思いました。
今回はコンディションが良く楽しみながら予想より速く周回出来ましたが、残りの尾根は僻地の中の僻地。
日帰りは厳しい反面、釣りなんかも楽しみながら楽しめる山行になると思うで楽しみです!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
久しぶりの”夢想吊橋”界隈、お待ちしておりましたーー‼⁉ ワクワク・ドキドキで拝見しました。 小生、なぜか崩壊しまくっている林道を見るのが楽しいのです、ありがとうございます。(変でしょうか?)
自分にはどうアガコーが行くことの出来ない所への憧れであります。(ショ—へイ大谷くんは「憧れるな」と言っていますが……笑)
1年前に”とりあたま”さんがその辺りを歩き回っていますが、その見事な”尾頭付きの鹿角”の記載は有りません。(尾は付いてませんね)
見逃したのか?興味がないのか?(笑)、それともその後にお亡くなりになったのか?ドーデモイー事ですが気になります。(観光客から熱視線?、ヤバイ人を見る目では?(笑)、失礼)
気になると言えば…持ち帰った時の奥様とご子息達の反応のほうがより気になりますね。喜んだとは、とても思えないのですが(笑)
タブン、一番欲しがる人は、まゆつんさんのお友達のトミーさんでしょうね!マチガイない‼
いつもツマラン、失礼なコメで申し訳ございません。
静岡県函南町において落石があり、車がつぶされた(全損)とゆうニュースを見ました。
言わずもがなですが、お気を付けください。 かしこ
ひさしぶりの日向林道〜無想吊橋でしたが、前回より崩壊地が増えている印象で思ったより時間がかかりました。この先も良くなる事は無いと思うので、仰る通り落石や滑落には十分注意して歩こうと思います。
この辺りはとりあたまさんが調査されていたので私も資料を読ませていただき本当に助かりました。
YAMAP時代の貴重な記録も再度公開して頂けたら更に助かるのですが、、、
今週末も似たようなコースを行く予定なので事故に気をつけつつ楽しんでこようと思います。
ご心配いただきありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する