蓼科山
- GPS
- 04:55
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 808m
- 下り
- 811m
コースタイム
- 山行
- 3:30
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 4:52
天候 | 概ね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トレースありの雪道。チェースパイクを装着。 |
その他周辺情報 | 白樺温泉すずらんの湯(700円) |
写真
感想
3月も下旬に差し掛かった21日、どこか山に行けないかと思いを巡らせたところ、日帰りでかつ十分な山旅気分に浸れる蓼科山が脳内にムクムクと新しく誕生する火山のように思い立つ。
諏訪富士の別名で知られる蓼科山は周囲から見てもそれと分かる立派な山容を持ちながらも、独立峰ならではの畏怖の念とは異なる親しみを感じる山として個人的に愛着がある。
登り自体は単調で難所がないが、樹林帯から標高を上げるにつれて視界が広がる経過は標高とともに興奮が高まり、とどめの頂上付近では生物を寄せ付けない火山らしい真っ白な世界が広がり、目をすぼめれば8,000m峰にでもいるかのような(行ったことはありませんが)心境になり、蓼科山が1年を通して登られている理由を察する。
山岳信仰とも縁のある蓼科山から下山後は、この地域が生み出す白樺湖、霧ヶ峰などの自然を見渡しながら、最後は温泉に入って帰路に着いた。これほど贅沢な日帰り登山があろうか。山旅として身も心も満たされる時間を蓼科山から頂いた気がした。
久しぶりにぺぺさんに誘われての登山。元々は表尾根からの塔ノ岳だったのだが、塔ノ岳方面が天気悪そうで、蓼科山が急遽プランに入ってきた。前々から行ってみたかったので、即そのプランに乗った。
ただし、出勤後に家に一度帰り、寝ずにそのままぺぺさんの最寄り駅へ行ってすずらん峠登山口で車内仮眠してスタートという体力的には少しハードなのが懸念事項だった。
当たり前だが、スタート時から雪山は凍える程ではないが寒かった。登山口からは割と平坦なコースで、身体の慣らしができた。その後急勾配続き、雪山の感触を楽しみながら登り、しっかりと踏み締められれば、個人的にはチェーンスパイクでも問題はなかった。
雪山の樹林帯の中のひんやりひっそりとした雰囲気を味わえたのはとても良かった。標高が上がり、開けた箇所に出て振り返ると下界や周辺の山々が見渡せて山に来たという感情が湧いてくる。この感じは、なかなか普段行く近場の山では味わえない感覚かもしれない。
蓼科山頂までは距離は短いが急勾配が続くが、体力的には問題はなかった。
樹林帯を抜けて岩場が出てくると、急に風を感じるようになり一気に体感の温度が下がる。一気に山頂へ登った。
山頂からは辺りを360度見渡せるが、風が強く寒くて、そそくさと風がひとまず避けられる箇所に避難して飯を食べた。雪山の気温の低さを甘くみていて、なかなかお湯が沸かずに苦労したし、ガスは全て使い切ってしまった。pepeさんにお湯を沸かしてもらいコーヒーを淹れた。飯に時間をかけすぎたため、手足が冷え切ってしまった、今回の反省点。
下りは身体を温めるため、割と早いペースで下っていった。下っていくうちに気温が上がったたためか、雪が溶けている箇所が散見されるようになっていた。
北八ヶ岳に短いルートではあったが登れて良かった。また違う季節に来てみたい。
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