開聞岳
- GPS
- 04:50
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 825m
- 下り
- 819m
コースタイム
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 4:44
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
明瞭、困難な箇所はなし |
その他周辺情報 | 管理棟にトイレあり、バッジや軽食の販売もあり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
スマートフォン
スマートウォッチ
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
|
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感想
今回の九州行き、二座目は開聞岳。
雨が降るのか降らんのか、毎日天気予報をチェックしていたが微妙なままの鹿児島入り。だけどなんとかお天気は持ってくれた。
宿泊した宿は、知覧の平和会館からほど近い場所。山へ向かう途中、桜の花吹雪の中を、雄大な開聞岳が眼前に迫る。その時点で、私の心はかなり神経質になってしまった。純粋に登山を楽しむというよりは、半ば慰霊の心持ち。
登山口は公園になっており、アプローチも良い。
トイレもあり、広々とした芝生の公演ではお花見客もたくさんいた。
登山道は終始同じようなゆるい斜度で、淡々と高度を上げていく非常に歩きやすい登山道。時折開ける展望は絶景。この日は雲が多く霞んでいたけど、空気の澄んだ日はさぞ美しいことだろう。
しかしどのように眺めても、風景が悲しいものに見えてしまったこの日の私は、ある意味目が曇っていたのかもしれない。山頂で楽しんでる人たちのテンションにイラっとした。さっさと標識の写真だけ撮りたいのになあ。
下山は登りよりももっとサクサク。ここでもやはり、登山時間のピークが遅い模様で、下山途中でたくさんの人とすれ違う。埼玉から来た83歳というご婦人は、体力を考え五合目までで下山することにしたと。でもそれでいいと思う。それが判断できること自体が賢明だ。五合目からの眺めも素晴らしいしね。
行きたくない気持ちがかなり大きかったけど、ほぼ慰霊登山を終えるとその延長線上で、フラットな気持ちで知覧特攻平和会館へ。
この時代、全世界から日本は憎まれ、この作戦は憎むべき狂人の沙汰だと、日本人以外の誰もが思ったことだろう。散った特攻も、ヒットされたアメリカ人も、誰一人として救われない。どの遺書よりも、終戦の日に自刃した司令官の遺書が痛ましく、愚かしく、救いがなかった。
特攻は狂った時代の狂った攻撃の歴史だが、この国に生まれた以上は、それが単なる戦争の狂気などではなく、彼らもまた戦争の被害となった一人一人の人間であり、今は英霊となったのだと信じ敬わなければならないと、個人的には思った。
九州、まだ続く。
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