箕裏ヶ岳〜瓢箪崩山☆岩倉川の源流域で躑躅を堪能
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- GPS
- 05:05
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 821m
- 下り
- 811m
コースタイム
天候 | 曇り、雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
毎年、四月のこの時期になると花を目当てに岩倉の周りを囲む山を縦走するのが習わしになっている。今年は友人のkznh氏に久しぶりに山行にお付き合い頂く。
国際会館の駅から丁度、実相院に向かうバスが出発したところだったので、岩倉川に沿って歩くことにする。先週の週末は岩倉川の右岸の桜並木が満開であったが、既に桜はほとんどが散っているが、川沿いでは菜の花が満開であった。
この日は少し前までは晴れの予報であったが、朝に天気予報を確認すると日中に一時的に雨が降る予報となっている。岩倉から見上げる北山の山の上には重苦しい雲がかかり、どうやらいつ雨が降り出してもおかしくないような雰囲気だ。
岩倉村松の住宅地の脇を抜けて岩倉川の上流に出ると人家はなくなり景色は一変する。正面には箕裏ヶ岳が大きく視界に入る。
流れの細くなった岩倉川を渡り、右岸の尾根のに取り付く。尾根に乗ると薄い踏み跡が現れる。下生のない尾根は歩きやすい。尾根が雑木林になると随所に満開の三葉躑躅が現れる。
風が冷たく、時折わずかな通り雨を運んでくる。山頂が近づいたあたりで、バラパラと雨が葉を叩く音が聞こえたかと冷たい本降りの雨が降り始めた。早速にも傘をさして歩くことになる。
箕裏ヶ岳の山頂にはライオンズクラブによる真新しい道標が建てられており、17という数字が大きく目に入る。東の坂原峠を目指して尾根を下降する。この尾根の近くにはカタクリの花が咲くポイントがあるのだが、年々、花が減少している。残念なことに今年はカタクリの花は一輪も見かけることは出来なかった。
坂原峠には静原墓地の墓参りの方のための東屋があり、時間も丁度よいので、そこで雨宿りをすることにする。コーヒーを淹れ、ドーナッツとクッキーで休憩しているうちにいつしか雨は止み、気がつくと日差しがさし始めていた。
P378に向かって、三葉躑躅の花が咲く登山道を登ってゆく。晴れ間が出ると急に気温が上昇するのが感じられる。ピークを過ぎて、ca360mの小ピークを越えた鞍部に白花三葉躑躅が咲くポイントがある。今年も花つきはかなり良いように思われるが、惜しむらくは前日の雨で花がかなり落下してしまったようだった。
小さなアップダウンを繰り返し、p471が近づくと尾根上には日陰躑躅の群落が現れる。こちらも今年は花のつきがかなり良く、花もまさに見頃であった。
P471の手前で江文峠からの尾根と合流するとここから段差のないなだらかな道が続く。かつての木馬(きんま)道だろう。こういう道は最近、マウンテン・バイクがよく乗り入れてくる・・という話をしながら、寒谷峠に到着すると、傍らにマウンテンバイクを停めて一人の男性が休憩しておられた。スマホで誰かと話をしているようなので、仲間がおられるようだ。
寒谷峠からはちょっとした岩場を登り、尾根沿いに山頂を目指す。北の方角から急に冷たい風が吹いてくる。樹間に垣間見る北山のシルエットが霞んでいるので、また雨が降っているのだろう。
瓢箪崩山からは東側に比叡山の展望が広がる。山肌のところどころで午後の日差しを浴びて桜の樹が明るく輝いているのが目に入る。
瓢箪崩山からも登山口に向かって段差のない道が続く。新緑と三葉躑躅のトンネルが続く。東側に望む横高山・水井山の稜線では新緑はまだ始まっていないようだ。
登山口が近づくと登山道は深いV字の堀割の古道となる。後ろから音が聞こえたかと思うと、マウンテンバイクに乗った先ほどの男性ともう一人が我々を追い越していった。この山行では登山者には全く出会わなかったが、唯一、遭遇したのがマウンテン・バイクの二人であった。
住宅街に出ると岩倉まで歩いて、再び岩倉川のほとりを歩く。往路では気が付かなかったが、川の左岸では八重桜が満開であった。
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