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記録ID: 537651
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ハイキング
東海

飛騨・川上岳(「女神伝説」を訪ねて:上之田林道より往復)

2014年10月25日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
8.3km
登り
850m
下り
841m

コースタイム

日帰り
山行
4:17
休憩
0:53
合計
5:10
7:05
101
上之田林道登山口
8:46
8:49
20
尾根出合
9:09
9:15
15
最終水場
9:30
9:30
12
馬瀬分岐
9:42
9:42
10
ツメタ谷分岐
9:52
10:30
19
10:49
10:49
6
馬瀬分岐
10:55
10:58
23
水場
11:21
11:21
47
尾根下降点
12:08
12:11
4
沢渡渉点
12:15
登山口
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
位山荘近くに林道入口の標識あり、暗い時間帯は見落としやすいかも。林道はデコボコのダート、所々深い雨裂あり、通過注意。登山口には広い駐車スペースあり、水も補給可能。
コース状況/
危険箇所等
山頂手前のツメタ谷コース分岐まで標識等なし。道は明瞭、刈り払いもされており、特段の不明瞭・危険箇所なし。(登山口近くの沢にかかる丸木橋は、雨の後などスリップ注意…)
前夜、「日本三大名湯」下呂温泉で飛騨名物・朴葉味噌定食。明日に備えスタミナ補給。
2014年10月24日 21:49撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/24 21:49
前夜、「日本三大名湯」下呂温泉で飛騨名物・朴葉味噌定食。明日に備えスタミナ補給。
ダートの林道を約5km走り、深夜に登山口到着。広い駐車スペースあり。
2014年10月25日 06:17撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/25 6:17
ダートの林道を約5km走り、深夜に登山口到着。広い駐車スペースあり。
このところほぼ毎週土曜は好天♡。紅葉の稜線に朝日が映えます。
2014年10月25日 06:18撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/25 6:18
このところほぼ毎週土曜は好天♡。紅葉の稜線に朝日が映えます。
朝7時前、登山開始。熊注意のカンバンあり、鈴つけて出発!
2014年10月25日 06:53撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/25 6:53
朝7時前、登山開始。熊注意のカンバンあり、鈴つけて出発!
登山口に美味しい水場あり。
2014年10月25日 06:56撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/25 6:56
登山口に美味しい水場あり。
文字通りの丸木橋渡ります。雨の後はスリップ注意!
2014年10月25日 07:08撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/25 7:08
文字通りの丸木橋渡ります。雨の後はスリップ注意!
昨夜食べた朴葉味噌の朴葉+紅葉がたくさん落ちてます。
2014年10月25日 07:13撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/25 7:13
昨夜食べた朴葉味噌の朴葉+紅葉がたくさん落ちてます。
朝の木洩れ日に紅葉が綺麗に映えます。
2014年10月25日 07:15撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/25 7:15
朝の木洩れ日に紅葉が綺麗に映えます。
休憩その1。稜線続きの山が見えてきました。位山方面でしょうか?
2014年10月25日 07:37撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/25 7:37
休憩その1。稜線続きの山が見えてきました。位山方面でしょうか?
鮮やかな赤紅葉。向こうの稜線もパステルカラー。
2014年10月25日 07:55撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/25 7:55
鮮やかな赤紅葉。向こうの稜線もパステルカラー。
もう一枚。乗鞍方面が見えてきました。
2014年10月25日 07:57撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/25 7:57
もう一枚。乗鞍方面が見えてきました。
雲海の向こうに乗鞍、穂高連峰の3000mスターズ登場!休憩2。
2014年10月25日 08:19撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/25 8:19
雲海の向こうに乗鞍、穂高連峰の3000mスターズ登場!休憩2。
尾根に登りつくと、眼前に御嶽が…。まだ盛んに噴気を上げています。合掌…
2014年10月25日 08:46撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/25 8:46
尾根に登りつくと、眼前に御嶽が…。まだ盛んに噴気を上げています。合掌…
尾根から一旦下った水場です。冷たく清楚な水が流れてます。格好の休憩ポイント。
2014年10月25日 09:07撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/25 9:07
尾根から一旦下った水場です。冷たく清楚な水が流れてます。格好の休憩ポイント。
山頂がグッと近づきました。笹原の気持ち良い稜線です。
2014年10月25日 09:42撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/25 9:42
山頂がグッと近づきました。笹原の気持ち良い稜線です。
山頂写真。先行者に撮っていただきました。絶好の晴天に、背後には北アルプスの槍穂〜笠ヶ岳はじめオールスターズが揃い踏み!
2014年10月25日 09:52撮影 by  SBM303SH, SHARP
2
10/25 9:52
山頂写真。先行者に撮っていただきました。絶好の晴天に、背後には北アルプスの槍穂〜笠ヶ岳はじめオールスターズが揃い踏み!
山頂より、白山方面。まだ雪は来ていないようです…
2014年10月25日 09:54撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/25 9:54
山頂より、白山方面。まだ雪は来ていないようです…
北ア方面。槍穂から劔まで、つまり端から端まで見えてます!
2014年10月25日 09:55撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
10/25 9:55
北ア方面。槍穂から劔まで、つまり端から端まで見えてます!
左に乗鞍〜右に御嶽。再度、合掌。
2014年10月25日 09:56撮影 by  SBM303SH, SHARP
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10/25 9:56
左に乗鞍〜右に御嶽。再度、合掌。
小ピークへの登り返しが少々こたえます…。ツメタ谷コース分岐。
2014年10月25日 10:39撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
10/25 10:39
小ピークへの登り返しが少々こたえます…。ツメタ谷コース分岐。
パステルカラーの樹間から北アルプスの山々が垣間見え、なかなかスピードが上がりません…
2014年10月25日 11:10撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/25 11:10
パステルカラーの樹間から北アルプスの山々が垣間見え、なかなかスピードが上がりません…
無事ゴール!出発時は2台だけだった車がだいぶ増えてます。ほとんどが岐阜ナンバーなど地元の方々のようです。帰りにすれ違ったのは計8組・20人+犬2匹でした。。
2014年10月25日 12:14撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/25 12:14
無事ゴール!出発時は2台だけだった車がだいぶ増えてます。ほとんどが岐阜ナンバーなど地元の方々のようです。帰りにすれ違ったのは計8組・20人+犬2匹でした。。
おまけ:軽自動車レンタカーで下山中、素晴らしい紅葉の渓谷に遭遇。
2014年10月25日 12:35撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/25 12:35
おまけ:軽自動車レンタカーで下山中、素晴らしい紅葉の渓谷に遭遇。

感想

 10月最後の週末も、土曜は好天予想。御嶽噴火でかなりの打撃を受けた岐阜県・長野県南の山村観光産業支援?のため、10月前半の連休に企画するも延期した奥飛騨方面ツアーを決行しました。最初の目的地は、お隣の位山の男神がもう一山と取り合いの末、天空の道で結ばれたという壮大な「女神伝説」のある川上岳です。金曜夜、軽のレンタカーで県道を「迷走」後、位山荘まで辿り着くも車中安眠できそうな程良い駐車場所が見つからず、結局闇夜の中、強烈ダートの上之田林道をトロトロ走破し、終点の広大な駐車スペースにて仮眠。(結果として、夜のダート林道走行は目の前のデコボコや雨裂がはっきり視認でき、路肩の危うい箇所もさほど恐怖感がないため、帰路の昼間の走行よりも運転が少しラクだった気がします。対向車とのすれ違いも困難な道ですが、夜中の走行ならこの点もNo Problemです!)
 さて、一人ぼっちで山中夜明かし、翌朝の寒さに少し寝袋を這い出る気力が萎えましたが、ちょうど朝6時半過ぎぐらいに地元のベテラン男性お一人が車で到着。「夜に林道を走ってきたんかー」と呆れられつつ、当初予定よりかなり遅れて7時過ぎに登山口発。数分歩いていきなり現れた丸木橋の沢渡渉点に意識が覚醒、先行登山者ナシということで、熊の出現に備え鈴を鳴らして警戒モードにて緩やかに尾根を巻き気味に登っていきます。途中、ややピークを過ぎた紅葉の樹間越しに、乗鞍連峰らしき山々も望め、本日も好天に感謝。さしたる急登もないまま、3ピッチで尾根出合に到着。ここでいきなり眼前に噴気を上げる御嶽が出現、思わず居ずまいを正し、噴火の犠牲者、不明者の方々に黙祷、合掌…。
 さらに尾根右側を巻き気味に進んでいくと、分県登山ガイドにも出ていた水場に到着、山頂も近く格好の休憩ポイントで、清冽な沢水に喉を潤し、力を得て最後の登りにかかります。程なく、に道が没している馬瀬方面への分岐、さらに相当数のハイカーが歩いている感じのツメタ谷コース分岐を過ぎると。目指す山頂はもう指呼の間です。
 登山口から約3時間弱、ほぼコースタイム通りに広々とした川上岳山頂に到着。無人の静かな山頂という事前の勝手な予想とは裏腹に、既にソロの先客お二人が寛いでおられました。お一人に証拠写真の撮影をお願いし、御嶽に再び合掌の後、四周を改めて見回すと、評判に違わぬ素晴らしい山岳展望です。特に、北方の北アルプスは左端の三角錐の劔から、黒部源流の山々を経て、美しいピラミッドの笠ヶ岳、更に槍穂・常念とほぼ端から端まで丸見え状態です。夢中でパノラマ写真など撮るうちに、先客お一人は位山方面の「天空の道」へ、もうお一人はツメタ谷方面へ向かわれたようで、山頂は小生の独占状態に。昼食弁当を取りつつ至福の時を過ごし、思ったより長居してしまった山頂を後にすると、朝登山口で行き合ったオジサマと山頂直下ですれ違ったのを皮切りに、次々と登り来る老若男女の登山者と行き違います。一応数を数えていくと、登山口までに計8組・20人+お連れの犬2匹が川上岳を目指し登っていかれました。この山の思いがけぬ人気ぶりに少しホッとしつつ、下りの林道で上ってくる車とすれ違うのはしんどそう、と少々心配になります…。
 ともあれ、帰路は登りの約5割増の快調なペースで歩きやすい道程をクリア、登山口近くの沢で水浴びリフレッシュ、正午少し過ぎに無事下山完了。駐車場は登ってきたパーティの数とほぼ整合する約8台の車で「商売繁盛」状態、対向車が来ないよう念じつつ、レンタカーのタイヤとお腹を気遣いながらソロソロと位山荘まで下っていきます。
 時計を見るとまだ13時前、このまま真っ直ぐ今夜の宿の高鷲エリアに向かうには少々早すぎる、明日の天気予報もイマイチのため、あわよくば今日のうちに明日登降予定だった鷲ヶ岳山頂も踏んでこよう、とここでピークハンターの貪欲さがムラムラと頭をもたげます。林道ドライブの緊張で両足が攣りそうになる中、ショートカットの県道で位山峠を突破、高山市内で食料を仕入れ、高速道も駆使して一気に本日2回目となる鷲ヶ岳直下のダート林道ドライブへと突っ込む小生でありました…。
 ということで、今回も「はじめは処女の如く、終りは脱兎の如く」といった感じの川上岳山行でした。登山口までの林道が想像以上の「難所」であった以外はたいへん歩きやすく分かりやすいコースで、頂上近くの水場といい、山頂からの素晴らしい大展望といい、さすがに女神伝説の山だけあって、我々登山者を温かく包み込んでくれるような優しさを感じさせる、ステキなお山でした。小生も母の故郷が岐阜ということもあり、もしチャンスと余裕があれば、200名山歩きの際に巨石コースからショートカットしてしまった男神・位山と、 女神・川上岳をつなぐ「縁結び」の天空プロムナードを、次回こそは是非歩いてみたいものです。

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