黒部峡谷 下ノ廊下から水平道縦走 山全体が輝く紅葉に出会う
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- GPS
- 27:36
- 距離
- 42.4km
- 登り
- 10,348m
- 下り
- 11,217m
コースタイム
- 山行
- 8:21
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 9:15
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 5:58
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
扇沢から宇奈月へは大町営業所のある株式会社 日星で1週間前に予約し利用しました。JAF会員割引で18,000円で回してくれます。 前日夜到着し、駐車場でテント泊しております。トイレは営業所でお借りしました。 営業所から扇沢駅までは10キロほど送迎してくれます。 http://www.kk-nissei.com/charge/ ●扇沢〜黒部ダム 関電のトロリーバスの始発7:30を利用(時期によりもう少し早い始発有)。阿曽原温泉に向かう大半の人が始発を利用しているかと思われます。1540円+荷物代200円。 http://www.alpen-route.com/access/vehicle/vehicle06.html ●欅平〜宇奈月 トロッコ電車を利用します。阿曽原温泉でくれぐれも午前中の電車に乗れるよう出発してくださいとの話がありました。今回はギリギリ11:30に到着し、11:46のチケットを6名分購入。ただし吹き抜けの車両しか取れず(天気が良かったので暖かくてちょうど良かったです)。宇奈月へは13:04に到着。1710円也。 http://www.kurotetu.co.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
編集中 ●扇沢〜下ノ廊下〜阿曽原温泉小屋 トロリーバスで黒部ダムに着いたらそのまま日電歩道方面の案内板の通りに歩きカレ谷出口から外にでます。しばらくなだらかな道を下ると黒部ダムの下に到着。 約30分程度歩くと切り立った黒部峡谷につけられた登山道歩きが始まります。 ここからは随所に幅数十センチの細い登山道が何度もありますが、鉄線がしっかりと張ってあります。万が一つまずいたりした場合に備えて、すぐに片方の手は鉄線に掛けられるようにしながら歩きました。 黒部別山谷で休憩後の登りは若干急斜面を5m位登らなければなりませんが、ロープでしっかり確保されています。 十字峡手前に写真の通り登山道上部から水が流れていて若干濡れるのを覚悟しなければなりません。十字峡は橋で向かい側に渡ります。しばらく歩くと半月峡、S字峡と見事な渓谷を眼下に見ることができます。 関電人見平宿舎を通り、急坂を登りしばらく水平に歩いた後、一気に下ると阿曽原温泉小屋があります。コースタイムは結構長いので時間配分に注意。 ◎阿曽原温泉小屋 テント場は、20m程度下ったところ。スペースは結構広く水場・トイレが近いです。しかもトイレは水洗だから凄い。1人700円+温泉500円の1200円を支払います。 温泉は1時間ごとに男女が交代。20時以降はフリーとなります。 ●阿曽原温泉小屋〜水平道〜欅平 最初は登って降りて、その後は高度の高い水平道が続きます。足場が狭い場所はほぼワイヤーロープがあるので、すぐにつかまれるように歩きました。 |
写真
感想
以前テレビで見た渓谷沿いについた足場数十センチの道を歩く黒部の下ノ廊下と水平動。一度歩いてみたいと計画を温めてきた山行です。今回は最高齢72歳のメンバーを伴ってとなりコースタイムもギリギリ許す限り余裕をもちましたが、何せ黒部ダム行のバスは出発時間が決まっているため、あとはメンバーに頑張ってもらうしかありませんでした。
とにかく素晴らしい黒部峡谷の紅葉に感動しました。谷全体が赤く染まり、水面までその赤が写りこむ。そしてある場所では水面は深い青。登山道は細心の注意が必要な場所もありますが、とにかく凄げ〜、凄げ〜と感嘆の声と下を覗いてうひょ〜という驚嘆の声しか出てこない。
登山道は峡谷沿いに作られた道の為、足場数十センチ程度の細いところもあるが、そういう箇所にはワイヤーロープがしっかりと施設されていて、躓きに注意しすぐにワイヤーにつかまれるようにしていればそれほど危険ではないと思う。大体7割は通常の幅、3割はちょっと細いといった印象だ。
自分ひとりなら今回のコースタイムの2~3割は縮められたと思うが、何せ最高齢72歳のメンバーがいて、日の入り前に阿曽原温泉小屋に到着できたのは、メンバーが頑張ってくれたおかげだと思う。残念ながら到着が遅れた為、露天風呂の写真が撮れなかったが、良い湯は体で感じるものだ。ただ、8時までに酒盛りをしていたので、テン場から5分以上下って温泉に向かうところは今回の歩きで一番危険だったか。
水平道は下ノ廊下よりもより高度感がある道だった。途中、トンネルに入ったり、大太鼓というきれったた細い道があったりと1日目とは雰囲気が異なるのも良い。今回はヘルメットを装着していたが、身長167cmの自分はそれほど頭ぶつけなかったが、180cmあるメンバーはかなりゴチゴチぶつけていた。本人も被っていなかったら途中何かあったかもしれないとつぶやいていた。他のグループではヘルメットつけていない人もいたが、やはり装着しておいたほうが良いと思う。
下山後は宇奈月の温泉にて汗を流したが、翌日が戸隠連峰の高妻山に登る計画をしており、戸隠キャンプ場に17時までに到着しなければならず、結構時間が押して観光が出来なかったのが残念。トロッコ電車は体験できただけで十分。ツアー客が結構いたなーもう乗らなくても良いかなー。
総距離40キロと非常に長い上に神経を使う道が続き、72歳のメンバーには大変だったと思いますが、一緒に行ったメンバーは良く頑張ってくれました。
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