秋田県/男鹿三山
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- GPS
- 03:22
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 714m
- 下り
- 844m
コースタイム
天候 | 快晴(黄砂) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
JR 奥羽本線 3080円 06:27 弘前駅 08:27 追分駅 JR男鹿線 09:42 追分駅 10:16 男鹿駅 なまはげシャトル(予約必須) 1100円 10:30 男鹿駅 10:55 真山エリア <登山後> 男鹿市内路線バス [05]男鹿南線 200円 15:30 門前駐車場 16:02 男鹿駅 JR男鹿線 3080 円 17:03 男鹿駅 17:37 追分駅 JR奥羽本線 17:46 追分駅 19:52 弘前駅 |
その他周辺情報 | 男鹿国定公園 東北自然歩道 秋田県[41] なまはげの里をたどるみち <JR男鹿駅周辺> JR男鹿駅 道の駅おが「OGARE」 秋田国家石油備蓄基地 |
写真
男鹿駅の乗り場からなまはげシャトルに乗り込み25分、なまはげ館で下車した。
山行時間に不安があるので、なまはげを見ることもなく即登山口へ向かう。
結局1時間程度余裕があったので、この判断を少しだけ後悔している。
感想
秋田県への訪問は今回がはじめて。
弘前から秋田まで奥羽本線で乗り換えなしで行けるというのに、弘前に来て6年目になるまで足を伸ばすことがなかった。
都道府県境界を越えることが大事件である道民マインドから脱け出せていないのだろう。
昨日は弘前さくらまつりのアルバイトで寝るのが遅くなったためか、みどりの窓口で「弘前〜男鹿」の往復切符をお願いするところを「弘前〜追分」と言ってしまう。この事に気づいたのは弘前を出発した車内であるから手の施しようがない。
ただ、乗り継ぎの関係で追分駅で1時間程待機する必要があるので、駅の外に出る理由付けになったのは良かったと思いたい。
北海道新幹線の空席と大差ない快速は、青森と秋田を隔てる奥羽山脈と白神山地の間を通過して、市街地である大舘に入ると学生が雪崩れ込み、平日の忙しなさを否応なしに思い出させる。
学生たちは鷹ノ巣で降車するも、平日の通勤通学列車であるのことには変わりがない。私が制服・
スーツの中にいる、登山装備の場違いな人間で、もはや面白さすらある。
鶴形を通過すると能代平野と風車が見えてくる。八郎潟の広大な農地、秋田都市圏の住宅街、金足農業高校を過ぎて追分駅に到着。
綺麗な待合室で線路方向を眺めていると、秋田駅に向かう「OGA NAMAHAGE LINE」の列車が入ってきた。赤と青の単色でラッピングされた2両の列車には、なまはげのイラストが描かれていてとてもかわいい。
国道7号線のセブンイレブンで買い忘れたアクエリアス900mlと行動食を購入するなどして1時間ほど過ごした。
男鹿線の車窓は風車群と日本海、八郎潟干拓防潮水門、男鹿線の駅名標(なまはげと男鹿門前付近の海岸が描かれている)、秋田国家石油備蓄基地など見ていて飽きが来ない。
男鹿駅から「なまはげシャトル」に乗車。定員8名のタクシーは満員で、外国人旅行客の方が多かった。最近は外国人を見る機会も多くなり、postコロナの世界に成りつつあるのだと感じる。
「なまはげ館」でなまはげを見ることなく即登山口へと向かう。山行時間の見通しに確信をもてなかったので致し方無かったのだが、終わってみれば余裕があったので少し後悔している。
登山の感想は写真のコメントに譲るとして、全体的に感じたのは、私は花・植物の名前や分類を全く知らないので「あのお花きれい」程度の感想しか持てないのが残念だった。余裕があれば体系的に理解したい。(どの入門書が最適か?から始めなければ…)
あとは黄砂が酷かった。サングラスをかけていたので山行中はあまり気に止めていなかったが、写真の写りが快晴なのに暗くて空と海の色が曖昧で酷い。太陽よしっかりしろと思い空を見上げると、太陽を直視できる程に暗くて、思わず笑ってしまった。太陽を見るのはグラス越しの日食以来だと思う。
バスの停車場にある、なまはげ像では自動車で訪れた観光客が像を背景にして記念撮影をしていた。そんな中で自転車で訪れた青年がやってくる。聞けば日本一周中で西日本を既に周り、北海道へ向かう途中なのだ。彼の願い通り写真を撮ろうと彼のスマホを構えると、彼のポーズが申し訳無いのだが少し面白かった。躍動感の無いポーズも彼の持ち味なのだろう。フェリーで函館へと向かう彼の旅が完遂できることを願って止まない。
道の駅ではお土産をいくつか購入するつもりで訪れた。友人へのお土産は食べ物ですぐ決まった。また、親に工芸品を送ろうかと思っていたが、その工芸品の出来が良く私の物欲が働いたのでお土産は私物に成る予定。ごめんね。
帰りの電車でこの感想を書いていました。多くの学生が大舘で下車して、辺りに誰もいない中で思うのは、自由に時間をとれて非日常を体験できる学生期間も、あと11ヶ月程度で終わること。そして私も彼ら彼女らと同様なライフサイクルを過ごしていくこと。この事に少しだけ寂しく感じます。
同時に、この非日常の旅先で見知らぬ景色と全くことなる人生を歩んできた方々と会って、その一端に触れることは、今後の私の人生を支えていく経験になっていると確信しています。
周りの社会人や就活で合う方々に「学生生活を楽しく過ごしてほしい」と、そんなことを言われて考えてしまいました。
背伸びせず等身大のままで過ごす事が一番なのかな。
そう思えた山行でした。
次は弘前。
降りる準備をば。
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