12.石鎚山 「天狗岳より愛をこめて」
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 997m
- 下り
- 993m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2003年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
○伊予西条駅から登山口まで路線バス利用。 登山口から成就まではロープウェイで高度を稼ぎました。 成就駅周辺に売店、旅館ありました。 ○鎖は思ったよりも重く、それで体力が消耗したのかも・・・・? ○弥山から天狗岳は切り立っているので、天候不良の場合は登頂は諦めたほうが無難でしょう。 ○立ち寄り湯は「道後温泉」です。 |
写真
感想
第12座 天狗岳より愛をこめて
久しぶりに道後温泉に行ってみたい! そんな気持ちが今回の石鎚山登山を決行した動機であった。5月2日深夜に伊予西条駅に降り立ち、一夜を駅前で過ごし、早朝一番の石鎚登山ロープウェイまでのバスに乗り込んだ。天気は快晴、いい登山が期待できそうだ。
石鎚神社成就社から始まる登山道は新緑がまぶしいほどに輝き、登っていても心地いい。夜明峠まで登ると視界が開け、今から登ろうとする山がはっきりと見えていた。やはり、山が見えると登ろうとする意欲が湧いてくるからいい。
石鎚山といえば、異様に太い鎖である。80センチの長さのメガネの形をした太い鎖がつながって垂れているのである。僕は一ノ鎖から登り始めた。この鎖が結構重くて、扱いには苦労した。一ノ鎖が27メートル、二ノ鎖が65メートル、三ノ鎖が67メートルと通ったが、緊張はしたけれど、剱岳のカニのタテバイよりもしんどかったのかも知れない。
鎖場を越えると弥山に着いた。ここは「取りあえずの」山頂で、多くの登山者がここで休んでいた。本当の山頂である天狗岳に行くには断崖絶壁の岩場を通らなくてはならず、落ちないようにして渡りながら天狗岳に着いた。僕はここで記念撮影をした後、弥山に戻り、昼食を食べた。本当に天気がいいのでどこまでも見渡せそうだったが、山陽地方は霞ではっきりと見えなかった。
帰路は鎖場を避け、巻き道を通って下山した。それでもわずかながら雪が登山道に横たわっていた。来た道を通って石鎚神社成就社の売店でビールを買って登山の成功に乾杯した。う〜ん、登山が終わった後のビールは格別だ。夕方に伊予西条に戻り市内のビジネスホテルで1泊し、翌4日に松山に入り、道後温泉に入った。道後温泉は効能はともかくとして、庶民的なのがいい。浴室は浴槽一杯に流れる温泉が贅沢な気分にさせられ、何度でも来たいと思わせるものがあった。僕はこの温泉に入れるのは一生のうち何度あるのだろうだなんて考えながら湯船に浸っていた。
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