ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5482032
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

【多摩100山】雲取山(鴨沢ルート)

2023年05月10日(水) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 埼玉県 東京都 山梨県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
05:59
距離
19.9km
登り
1,501m
下り
1,522m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:59
休憩
0:31
合計
6:30
距離 19.9km 登り 1,563m 下り 1,557m
6:25
6:26
15
6:41
6:41
33
7:14
7:18
15
7:33
7:34
2
7:36
7:37
4
7:41
7:42
9
7:51
7:51
11
8:02
8:02
23
8:26
8:26
20
8:46
8:46
12
8:58
9:05
2
9:07
9:09
4
9:13
9:26
13
9:39
9:40
15
9:55
9:55
19
10:14
10:15
10
10:24
10:24
13
10:37
10:38
6
10:44
10:45
3
10:48
10:51
27
11:18
11:18
11
11:29
11:29
39
12:09
12:09
2
12:11
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
丹波山村村営駐車場
コース状況/
危険箇所等
危険箇所なし
丹波山村村営駐車場。車はまだ少ない
2023年05月10日 05:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
5/10 5:33
丹波山村村営駐車場。車はまだ少ない
最初は舗装道路を歩く
2023年05月10日 05:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
5/10 5:34
最初は舗装道路を歩く
登山口。怖いもの知らず初心者が結構来るらしく、釘を刺すための注意書きがあった
2023年05月10日 05:37撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/10 5:37
登山口。怖いもの知らず初心者が結構来るらしく、釘を刺すための注意書きがあった
綺麗な登山道になっている
2023年05月10日 05:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/10 5:42
綺麗な登山道になっている
若干細い道があるので注意
2023年05月10日 05:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/10 5:48
若干細い道があるので注意
倒壊寸前の小屋があった
2023年05月10日 05:50撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/10 5:50
倒壊寸前の小屋があった
立派な石垣があった。生活の跡も見られる
2023年05月10日 06:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/10 6:08
立派な石垣があった。生活の跡も見られる
茶煮場(ちゃにっぱ)という広場。平将門もここで休憩していたらしい
2023年05月10日 06:25撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
5/10 6:25
茶煮場(ちゃにっぱ)という広場。平将門もここで休憩していたらしい
風呂岩場(すいほろいわ)。追手が来ないことを知って安心した将門がここで風呂につかったとされる。
2023年05月10日 06:32撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
5/10 6:32
風呂岩場(すいほろいわ)。追手が来ないことを知って安心した将門がここで風呂につかったとされる。
堂所というエリアに着く
2023年05月10日 06:41撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/10 6:41
堂所というエリアに着く
大きな岩場を巻いていく
2023年05月10日 07:06撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/10 7:06
大きな岩場を巻いていく
ここから坂が急になる
2023年05月10日 07:15撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/10 7:15
ここから坂が急になる
七ツ石小屋へ
2023年05月10日 07:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/10 7:22
七ツ石小屋へ
ドリンクも売っている
2023年05月10日 07:24撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
5/10 7:24
ドリンクも売っている
小屋からの景色は良い
2023年05月10日 07:27撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
5/10 7:27
小屋からの景色は良い
小屋に猫がいた。小屋の人が飼っているのだろう
2023年05月10日 07:27撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/10 7:27
小屋に猫がいた。小屋の人が飼っているのだろう
右側の七ツ石山経由への道をいく
2023年05月10日 07:36撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/10 7:36
右側の七ツ石山経由への道をいく
石尾根縦走路に合流。ここからさらに楽しい!
2023年05月10日 07:44撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
5/10 7:44
石尾根縦走路に合流。ここからさらに楽しい!
七ツ石神社
2023年05月10日 07:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/10 7:48
七ツ石神社
七ツ石山頂
2023年05月10日 07:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
5/10 7:51
七ツ石山頂
視界は開けている
2023年05月10日 07:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
5/10 7:51
視界は開けている
石尾根のフキ畑
2023年05月10日 08:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/10 8:04
石尾根のフキ畑
なんだこの広場は。と思ったらヘリポートだった
2023年05月10日 08:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/10 8:22
なんだこの広場は。と思ったらヘリポートだった
巻かない道をいく
2023年05月10日 08:27撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/10 8:27
巻かない道をいく
鹿がいた。人間を前にしても気にしていない様子
2023年05月10日 08:43撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
5/10 8:43
鹿がいた。人間を前にしても気にしていない様子
小雲取山へ。ルートから少し外れていた
2023年05月10日 08:46撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
5/10 8:46
小雲取山へ。ルートから少し外れていた
立派な避難小屋
2023年05月10日 08:58撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
5/10 8:58
立派な避難小屋
ついに山頂へ
2023年05月10日 09:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
5/10 9:07
ついに山頂へ
こっちは新しい標識
2023年05月10日 09:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
5/10 9:07
こっちは新しい標識
富士山もよく見える
2023年05月10日 09:09撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
5/10 9:09
富士山もよく見える
来た道を振り返ると、大岳山や御前山なども見える
2023年05月10日 09:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
5/10 9:11
来た道を振り返ると、大岳山や御前山なども見える
避難小屋そばにも標高があった。こっちは山梨サイドの山頂か
2023年05月10日 09:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
5/10 9:12
避難小屋そばにも標高があった。こっちは山梨サイドの山頂か
まっすぐ進めば石尾根縦走路。こっちへ進みたいが、断腸の思いで鴨沢へ進む
2023年05月10日 10:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/10 10:30
まっすぐ進めば石尾根縦走路。こっちへ進みたいが、断腸の思いで鴨沢へ進む
登山口へ着く。
なんか車の数がエグいことになってた
2023年05月10日 12:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
5/10 12:11
登山口へ着く。
なんか車の数がエグいことになってた

感想

今日は遂に雲取山に挑戦した。
都内で唯一の2000m級の山にして都内最高峰のあの名峰である。

先週は鷹ノ巣山に登り手応えを感じたため、もっと大物を行ってみようという気持ちがあった。

初の雲取山ということで、最短の鴨沢ルートの往復路とした。しかし宿泊はせず日帰りである。

スタートは丹波山村村営駐車場。
駐車場には車が十台ほど止まっている。
日帰りなので、余裕を持って午前五時半から出発することにした。
最初は舗装道路を歩くが、すぐに登山道が現れる。

踏み跡がしっかりした、なだらかな坂を登っていくと、しばらく平坦な道が続く。
鴨沢ルートは、中盤までは傾斜がゆるいハイキングコースのような道になっている。傾斜はゆるい分、どれだけ進んでも中々高度が上がらないが。

また、随所で平将門伝説にちなんだスポットが見られる。

奥多摩各所には平将門の伝説があることで知られている。奥多摩の地名も平将門に因んだものが多い。
(小袖という地名も、この地で将門が小袖を脱いで捨てたのが由来)

この鴨川ルートにおいても幾つかの伝説が語り継がれている。

平将門といえば、朝廷に叛逆して東日本を中心に武士国家を形成した人物である。
(のちに源頼朝が関東を基盤にした根源でもある。)

しかしすぐに藤原秀郷ら追討軍によって鎮圧されたのは言うまでもない。

なぜ平将門伝説が奥多摩で広がっているのか。

一次史料の「将門記」には奥多摩にいたという確かな記述はない。
しかし武蔵風土記稿を見ると、将門に関する伝説が詳細に書かれている。

例えば、こんな話がある。

追手の藤原秀郷から逃れるため七ツ石山に着いた将門は、秀郷を追い払うために、七体の武者人形を用意し、そのうちの一体になりすまして「射るなら射てみよ」と挑発したそうだ。
しかし、人形から発する呼吸に気づいた秀郷によって射抜かれてしまう。
その後、七体の人形は大きな岩に化身したという。

ちなみにこのエピソードは、七ツ石神社の前にある看板に書き記されている。


——ここで山行記録に戻そう。

登山口から一時間ほど歩くと、堂所という広場に着く。
ここからは緩かった傾斜が若干キツめになり、様相が変化していく。

岩場や狭い道があり、多少の危険は伴うものの、奥多摩の標準レベルである。

堂所から三十分ほど登っていくと、七ツ石小屋に着く。
宿泊が可能で、ドリンク売り場もある、そこそこ大きめな小屋だ。

小屋の奥に進んでいくとトイレ付きの休憩スペースがあったので、少しだけ休憩することにした。
目に前には小屋の主が飼っていると思われる猫がおり、癒される。

小屋を出発し、九十九折り状の坂をしばらく登っていくと、石尾根縦走路に合流する。

上述した七ツ石神社を通り過ぎ、少し歩いていくと、七ツ石山山頂に到着する。

山頂はそんなに広くはない。ベンチもないため休憩場所には適さない。
周りに木々がないため眺望は良い。

山頂を出て北に進み、急坂を下るとブナ坂という少し開けた場所がある。
周りにはフキがたくさん生えているため、フキの煮付けが食べたくなる。

先の急坂で大きく高度を下げたあと、若干緩めの登り返しがあり、こちらはなだらかで快適に進める。
左を向けば富士山がはっきりと見え、南アルプスらしきものも少しだけ見える。

またしばらく平坦な道が続いた。
尾根は広く、眺望がハッキリとしていて外は雲ひとつない快適な道であった。
奥多摩の深奥でしかも1900m近いところにこのような道があることに快哉を叫びたくなる。

小雲取山を過ぎたあたりで急坂が出現する。
ここまで快適な道を進んできたため、大した疲労にはならない。

また、坂を登っているところで視界を地面から前に向けると、鹿が立っていた。

人間には目もくれず、そのまま坂をスタスタを下っていった。

奥多摩の山を登っていていままで鳥以外の野生動物を見たことがなかったので、少しだけ感動を覚えた。
(出会ったのが熊でなくて良かった...!)

そのまま坂を登っていくと、大きな避難小屋に着く。二重扉になっていて中は涼しい。
近くにトイレもついている。

小屋の奥を進んでいくと、雲取山の山頂がそこにあった。

午前九時と早めに登頂。山頂には複数人いた。
登山を始めてからずっと気になっていた山だったので、感慨深い思いになる。

感慨に浸ったあと避難小屋で休憩し、下山を開始する。
往復コースなので来た道をそのまま辿っていくだけなので、ここからは割愛する。

思いの外体力に余裕があったので、帰りは石尾根を歩いていきたい衝動に駆られたが、我慢して予定ルートから外れないというマイルールに従うことにした。
(いつか石尾根縦走路を奥多摩駅まで歩いて行きたい...)

七ツ石小屋から登山口までの間、午前十時から十一時を回ったあたりですれ違う人を結構見かけた。
こんな遅くから登り始めて良いのかと思ったが、山荘宿泊組だったのだろう。

正午を過ぎたあたりで登山口に着く。
出発時点では十台ほど止まっていたのが、もう満車に近いくらいだった。平日でここまでとは...

鴨沢ルートは思いの外登り安く、快適な登山道であった。
ややもすると今まで登ってきたどの低山よりも楽だったかもしれない。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:459人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 奥多摩・高尾 [日帰り]
小袖乗越〜ブナ坂(石尾根)〜雲取山山頂
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
ハイキング 奥多摩・高尾 [日帰り]
小袖乗越雲取山
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
雪山ハイキング 奥多摩・高尾 [日帰り]
雲取山(鴨沢バス停往復)
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
雪山ハイキング 奥多摩・高尾 [日帰り]
七ツ石山・雲取山
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 奥多摩・高尾 [2日]
雲取山  三峰神社ー鴨沢
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
トレイルラン 奥多摩・高尾 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら