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Yamareco

記録ID: 7552567
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

月例雲取山 ツバノ尾根からのルートは過酷だった

2024年12月01日(日) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 埼玉県 東京都 山梨県
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
10:40
距離
22.2km
登り
2,343m
下り
2,339m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:35
休憩
1:07
合計
10:42
距離 22.2km 登り 2,343m 下り 2,339m
6:02
51
6:53
7:10
181
日原川渡渉点
10:11
10:19
23
10:42
10:43
25
11:08
11:11
3
11:14
11:15
11
11:26
29
11:55
9
12:04
12:05
22
12:27
12:30
17
12:47
12:50
2
12:52
13:09
1
13:10
13:21
13
13:34
14
13:48
5
13:53
19
14:12
87
15:39
15:41
14
15:55
48
16:43
1
16:44
八丁橋
天候 稀に見る快晴
過去天気図(気象庁) 2024年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
日原林道八丁橋手前のスペースを利用
コース状況/
危険箇所等
登りのツバノ尾根は、全くのバリエーションルート。道標、踏み跡等一切無く、危険個所も多数。
まず日原林道から渡渉点までの下りのルートを探す必要がある。GPSで地形を確認しながらズルズルの斜面を下ると、渡渉点の丸太が見えて来る。
次に、渡渉は決断が必要。丸太は滝の上に掛かっているので、滝壺に落ちたら全身浴になる。跨りながら進み、途中他の絡まった木が邪魔して難儀したが、何とか渡れた。相方は沢靴で上流を渡渉した。普通に沢に入って渡渉するつもりなら特に心配はない。
さらに、本流渡渉後日蔭名栗沢を飛び石で渡り、目の前の急な岩の尾根を一気に登る。ここが今回一番苦労した所。しっかりした尾根に出るまでの標高差150mくらいは、大変な急斜面で、不安定な岩に苔が生え、さらに落ち葉が積もっていて、私はチェーンスパイク、相方はピッケルで登り詰めた。
その後も急斜面と緩斜面が繰り返すが、気持ちの良い自然林で歩きやすく、前半の地獄から解放された気分になった。やがて高丸山の頂上に着く。
下りの富田新道、こちらは一般道で要所にテープがはあるが、落ち葉が積もって大変歩き難かった。サワラノ平あたりから経路が尾根を外れて下るので、この辺りからは常にテープを探して位置を確認すると良い。
夜明け前に八丁橋のゲートをスタート
2024年12月01日 06:04撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
12/1 6:04
夜明け前に八丁橋のゲートをスタート
このミラーの左がツバノ尾根への下降点。
2024年12月01日 06:36撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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12/1 6:36
このミラーの左がツバノ尾根への下降点。
自然に掛かった流木の丸太橋が見えて来る。
2024年12月01日 06:52撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/1 6:52
自然に掛かった流木の丸太橋が見えて来る。
これか、苔だらけ。
2024年12月01日 06:53撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/1 6:53
これか、苔だらけ。
どうやって渡ろうか思案中。
2024年12月01日 06:54撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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どうやって渡ろうか思案中。
よっこらしょと跨いで進め。
2024年12月01日 06:56撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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よっこらしょと跨いで進め。
上から見た所。落ちたら滝壺浴。
2024年12月01日 06:55撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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上から見た所。落ちたら滝壺浴。
シバちゃんも渡り始めたが、途中でビビる。
2024年12月01日 06:58撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/1 6:58
シバちゃんも渡り始めたが、途中でビビる。
で、無難に渡渉した。
2024年12月01日 07:01撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/1 7:01
で、無難に渡渉した。
渡渉したあとの本流の渓谷美。
2024年12月01日 07:06撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/1 7:06
渡渉したあとの本流の渓谷美。
問題はその先の急斜面の登り。とにかく険しい。滑り落ちたら大変。
2024年12月01日 07:16撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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12/1 7:16
問題はその先の急斜面の登り。とにかく険しい。滑り落ちたら大変。
角度が伝わらないけれど、ピッケルを突き立て急斜面を登るシバちゃん。
2024年12月01日 07:21撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/1 7:21
角度が伝わらないけれど、ピッケルを突き立て急斜面を登るシバちゃん。
浮石に苔が生え、落ち葉が堆積し、根っこは腐って、確保に苦労した。
2024年12月01日 07:21撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/1 7:21
浮石に苔が生え、落ち葉が堆積し、根っこは腐って、確保に苦労した。
ピッケルやチェーンスパイクが活躍した。無かったら登れなかったかも。
2024年12月01日 07:44撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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12/1 7:44
ピッケルやチェーンスパイクが活躍した。無かったら登れなかったかも。
こんな岩の尾根もあり。
2024年12月01日 08:07撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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こんな岩の尾根もあり。
だんだん斜度が緩んでくる。
2024年12月01日 08:28撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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だんだん斜度が緩んでくる。
素晴らしい所もあり。
2024年12月01日 08:31撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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素晴らしい所もあり。
正に、飴と鞭。
2024年12月01日 08:32撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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12/1 8:32
正に、飴と鞭。
高丸山では富士山がお出迎え。
2024年12月01日 10:16撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/1 10:16
高丸山では富士山がお出迎え。
登ってきた甲斐があった。
2024年12月01日 10:25撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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12/1 10:25
登ってきた甲斐があった。
七ツ石山からの富士山も良い。
2024年12月01日 11:14撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/1 11:14
七ツ石山からの富士山も良い。
七ツ石山、雲一つない快晴の山。
2024年12月01日 11:14撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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12/1 11:14
七ツ石山、雲一つない快晴の山。
七ツ石山から丹沢山塊の眺め。
2024年12月01日 11:15撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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12/1 11:15
七ツ石山から丹沢山塊の眺め。
七ツ石山から南アルプスの眺め。
2024年12月01日 11:19撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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12/1 11:19
七ツ石山から南アルプスの眺め。
シバちゃん、南アルプス撮影中。
2024年12月01日 11:20撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/1 11:20
シバちゃん、南アルプス撮影中。
冬枯れのダンシングツリー。
2024年12月01日 11:35撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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12/1 11:35
冬枯れのダンシングツリー。
ヤス隊長に誘われヨモギノ頭へ。
2024年12月01日 12:04撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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12/1 12:04
ヤス隊長に誘われヨモギノ頭へ。
ヨモギノ頭からの富士山。
2024年12月01日 12:04撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/1 12:04
ヨモギノ頭からの富士山。
そこからの丹沢山塊シルエット。
2024年12月01日 12:05撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/1 12:05
そこからの丹沢山塊シルエット。
シバちゃんの定点撮影
小雲取山の急登。
2024年12月01日 12:21撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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12/1 12:21
シバちゃんの定点撮影
小雲取山の急登。
シバちゃんの定点撮影
小雲取山からの富士山。
2024年12月01日 12:28撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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12/1 12:28
シバちゃんの定点撮影
小雲取山からの富士山。
小雲取山からの富士山ズームアップ。
2024年12月01日 12:29撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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12/1 12:29
小雲取山からの富士山ズームアップ。
山梨山頂へお参り。
2024年12月01日 12:48撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/1 12:48
山梨山頂へお参り。
避難小屋前から都心が見えた。
2024年12月01日 12:49撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
1
12/1 12:49
避難小屋前から都心が見えた。
避難小屋前から奥多摩方面、丹沢までバッチリ!
2024年12月01日 12:49撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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12/1 12:49
避難小屋前から奥多摩方面、丹沢までバッチリ!
避難小屋前から富士山方面。
2024年12月01日 12:49撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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12/1 12:49
避難小屋前から富士山方面。
ヤス隊長97ヶ月連続登頂、シバちゃん64回目の登頂。
2024年12月01日 12:53撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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12/1 12:53
ヤス隊長97ヶ月連続登頂、シバちゃん64回目の登頂。
避難小屋の温度計は7℃。
2024年12月01日 13:11撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
12/1 13:11
避難小屋の温度計は7℃。
帰りの富田新道の美林も特筆に値する。
2024年12月01日 13:43撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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12/1 13:43
帰りの富田新道の美林も特筆に値する。
ダケカンバが青空の下で輝く。
2024年12月01日 13:52撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/1 13:52
ダケカンバが青空の下で輝く。
経路は落ち葉で覆われ、歩き難いし、迷いやすかった。
2024年12月01日 15:02撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
12/1 15:02
経路は落ち葉で覆われ、歩き難いし、迷いやすかった。
日原川まで下りてきた。
2024年12月01日 15:29撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/1 15:29
日原川まで下りてきた。
ビクトリー吊り橋。
2024年12月01日 15:29撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
1
12/1 15:29
ビクトリー吊り橋。
唐松谷の水量も多め。
2024年12月01日 15:29撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/1 15:29
唐松谷の水量も多め。
林道歩き。時折紅葉。
2024年12月01日 15:57撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/1 15:57
林道歩き。時折紅葉。
林道脇の滝と紅葉。
2024年12月01日 16:06撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/1 16:06
林道脇の滝と紅葉。
日原林道の紅葉は終わり間近。
2024年12月01日 16:11撮影 by  COOLPIX B700, NIKON
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12/1 16:11
日原林道の紅葉は終わり間近。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 非常食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 タオル ストック カメラ ヘルメット ピッケル チェーンスパイク

感想

雲取山へのルートとして気になっていたツバノ尾根、やっと行くことが出来ました。今まで多くのバリエーションルートを歩いてきたけれど、丸太の渡渉や、ドキドキの痺れる急斜の登り、でもその後の素晴らしい美林、これ程のアドベンチュラスなルートは初めてでした。終始快晴で富士山も見えっぱなしだったのもラッキー、今年のベスト山行の一つでした。同行していただいた雲取遊人さんに感謝です。

今回は遊び人ではなく冒険者!

雲取山&蛭ヶ岳マスターのヤス隊長(通称:丹沢の変隊長)のお誘いを受け、日原林道〜石尾根へ通じる「ツバノ尾根」を探検して参りました。

丸太橋を渡り(私は沢靴で渡渉)、急斜面をよじ登り、美しい尾根に出会い、、、と、これまでの雲取山バリエーションハイクが霞んでしまうほどハードで刺激的な雲取山ハイクとなりました。

一般コース合流後は美しい富士山の出迎えを受け、南アルプスや丹沢山地の美しい稜線を眺めながらの石尾根ハイク。帰りは富田新道の美尾根や原生林を楽しみながら下山しました。

今回も楽しいバリエーションハイクに誘ってくれたヤス隊長に感謝!

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