北穂高岳東陵（ゴジラの背）テント泊 外国人登山者が沢山

2023年06月05日(月) ~ 2023年06月07日(水)

• GPS: 56:00
• 距離: 38.7km
• 登り: 1,733m
• 下り: 1,723m

コースタイム

6/5（月）
　上高地BT5:36〜6:26明神6:30〜7:20徳澤7:30〜8:25横尾8:43〜9:47本谷橋10:01〜12:16涸沢ヒュッテ
6/6（火）
　涸沢テント場4:19〜10:17北穂高岳10:52〜12:16涸沢テント場〜15:59横尾　
6/7（水）
　横尾9:45〜10:35徳澤10:50〜12:19河童橋〜12:27上高地BT

天候

5（月）晴　6（火）晴/曇/雨　7（水）曇

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

バスタ新宿（夜行）〜上高地バスターミナル

コース状況／危険箇所等

アイゼンはSガレから装着。
北穂高岳への途中一部は夏道。
例年より残雪量が少ない。

写真

バスタ新宿から、毎度のさわやか信州号で上高地へ出発

予定通り5時10分に上高地BTへ到着

静かな河童橋
穂高の残雪模様が美しい。

明神で軽く腹ごしらえ

徳沢方面へ進む

徳沢のキャンプ場
牧場だった雰囲気が残る

工事中のため横尾まで迂回路を進む。

イギリスから来た青年に、モンキーだよ（there is a monkey）と話し掛けられ、写した一枚。
青年は槍ヶ岳へ向かうとの事（Where are you going？　I'm going to Mt. Yarigatake）
拙い自分の英語が通じた。

明神岳が美しい

横尾
ここまでは平坦な道なので順調だが、この先から重い荷物を背負って大丈夫か不安。

誰が名付けたのか屏風岩。見ごたえある。
ヨセミテはもっとすごい岩なんだろうなぁ・・・

本谷橋
結構揺れる。

雪解けが早く、夏道を登る。

穂高が見えてきた。

カメラに収まってくれてありがとう小鳥さん

Sガレからアイゼン装着

涸沢が見えてきた。
しかし、ここからがまだ遠い。

涸沢ヒュッテ
汗だくで無事到着。

この景色、良いなぁ。
左が前穂高岳、中央が釣尾根、右に奥穂高岳

テント設営も完了し、ただ空と山を眺める。
アメーバーのように動き回る雲を久しぶりに眺めた。

突然、可愛い小鳥がそばに寄ってきた。君の名は？

北穂高岳の南稜ルート（赤線）
緑のルートが東陵（ゴジラの背）。
ここに来て東陵から登る気分に変わる。

右端がテント場です。
1針だったのが4針まで増えている。

夕食
この組み合わせのカレーは良かった。

気になるテーブル。

良くできているなぁ。

北側の図

実写です。

狸岩の図

狸に見える。

南西

穂高岳山荘の屋根かな？一部が見える

西側

涸沢岳、亀岩

狭いテント内ではラジオ（1970年代の製品）を聞いて過ごす。
夜になると、こんな山奥でも関東甲信越のAM放送は感度良く入る。
冬用のタイツを忘れ、下半身が冷えて熟睡出来ず。失敗した。

4時起床。天気は少々曇り気味。
4時50分、登山開始。目指すは東陵（ゴジラの背）から北穂高岳。今回で3度目だったかな？

この時間帯は雪も締まって登り易い。
テントが一つ減ってる。

直径2メートル位もある。
こんなのに当たったら即死だろう。

←のペイントから夏道。
アイゼンを外す。

普通に岩場

ゴジラの背中に迫る。
背びれの下へ進む。

南陵方面には、2人の登山者が下山中。
後から下山の途中で話を聞くと、地元のガイドさんと韓国から来た女性登山者だった。

もうすぐ稜線だ。

南アルプスと富士山が薄っすらと見える。

槍ヶ岳も見えてきた。

北側
大天井岳が綺麗に見える。

前穂高の北尾根。
機会があれば、またね。

背びれに沿って頂上を目指す。

気を休めている時に事故は起きる。
ここで滑り落ちてはならない。

行動食はこれに限る。

険しい岩が続く。
アイゼンを履いたまま岩場を登るにコース取りが難しい。

この付近が核心部分

クライムダウンで核心を通過

まだ雪の先には岩場が待っている。

振り返る。

北穂小屋だぁ。

安全地帯で記念撮影。

北穂高岳小屋到着
昔あったテラスの柵はなかったけど、ベンチからの眺めが最高。

小屋の上が頂上。
北穂高岳山頂

遠くに白山が見える。

笠ケ岳

裏銀座へ続く山々。双六、三俣蓮華、鷲羽、水晶、野口五郎、烏帽子。

表銀座方面
東鎌尾根、燕岳。

堂々と槍ヶ岳

槍のアップ
右に蟹のハサミ、左に小槍、頂上の突起物は2つの梯子かな？それとも人かな？

奥穂高、ジャンダルム。

お昼前のコーヒータイム。濃いめの味気に入りました。器も良いし。
小屋のお姉さんにこれからの天気を訪ねた所、夕方から深夜にかけて雨が降る（ヤマテン情報）との事。

涸沢に向けて下山開始。

かなりの急斜面。

東陵（ゴジラの背）って見た目も良いよなぁ。

途中、ルートミスで大汗をかいてしまった。

無事、帰還。
他のテントは既に撤収済みかぁ。

お世話になりました。
今から横尾へ引っ越し。

次回は紅葉の季節にでも・・・

でかく割れている。

ヤマツツジ
小雨が降って来た。

夕方から雨が降って来たので横尾にテント（写真左奥）を張り熟睡。涸沢と比べると凄く暖かく快適に眠れた。明け方から野鳥の声で目覚める。
朝食はペペロンチーノと、ほしお君のしめじそば。ほしお君も北アルプスの自然に囲まれ嬉しそうに歌っている様子。

3時程かけてテント類を乾かし下山。
この3時間の間、カナダ、アメリカ（ハワイ）、香港、韓国から来た登山者と軽く会話した。こんなお決まりの英語だけど。通用すると実に楽しい。
Where are you going？　Where are you from？　have a nice day!　

横尾の天気も回復し、上高地BTへ出発。

徳澤で人気アイスを頂く。
今日のように晴天の日には最高。

エドムラサキ

今日も明神岳が綺麗。

河童橋に到着。
大勢の観光客で賑わっている。

上高地バスターミナル到着。
2階の上高地食堂へまっしぐら。

いつもの山賊焼定食
御馳走様でした。

ビジターセンター内で見つけた小鳥。

こちらも
これを付けていた登山者を何人か見かけた。人気の小鳥たち。
幸せの青い小鳥かな？

小梨平キャンプ場へ入浴に向かう。

入浴の営業時間(14時）まで少しあるので、キャンプ場前のベンチで時間待ち。お風呂は帰宅時間の関係から20分程で素早く上がる。

15時発の新宿行きさわやか信州号で帰宅。
途中、2回休憩（これが15分位なので短い）
車内は3列リクライニングなので快適。もう20回以上は乗っているかな？

渋滞も無く到着
お疲れ様でした。

今回のお土産は信玄餅。
これ山梨県の土産ですよ　(;^_^A

装備

備考

タイツを忘れ、涸沢では寒かった。

感想

SinNakaji

昨年は、穂高山荘と涸沢ヒュッテでの小屋泊だったが、今年はギリ残雪の涸沢でテント泊。涸沢テント場までの登りはザックが重くて厳しかったが、目指した北穂高小屋のベンチからの眺めは最高。
今回、徳澤の先で出会ったイギリスから来た青年との会話がきっかけで、外国人とも積極的に話しかけてみた。北穂からガイドさんと下山中だった韓国人女性には、アンニョンハセヨ、ファイティン!。凄く喜んでくれた。
穂高山荘から降りてきたのは何とアイルランドからの登山者。横尾では、カナダ、アメリカ(ハワイからの4人家族)、香港、徳沢ではドイツの親子。バカの一つ覚えとでも言うか、ウエアーアーユーフロム? オー!ファーアウェイ! ホエアーアーユーゴーイング？　ハバナイスデー! 　
たったこれだけの外国語で世界中の登山者と愉しいひとときを過ごせた。今回の北アルプス遠征は、語学力磨きのきっかけになるかな？。
have a nice climb！

コメント

s_yamalave

はじめまして。
私も、3日に涸沢へ行きました。(涸沢小屋泊まりですが。)そこで、外国人のお二人が『こんにちは』と声をかけてくれたので、私、『こんにちは！』に続けて『素晴らしい景色ですね！』と言うと、『I'm sorry』と。慌てて『nice！beautiful！』と私が返すとニコッと笑って『O！　Yes‼︎』と。
たった一言でも通じるとホントうれしいです♪
確かに上高地も外国人の方、たくさんいらっしゃいましたね^_^

hayashiya

最近はフリークライミングばかりだけどSinさんの山行見てたら北アに行きたくなってきた
good job!

SinNakaji

s yamalave様
はじめまして
「nice！beautiful」「素敵！美しい！」これでお互いに意志が通じ合えますよね。
遠い国での山の景色に、更に人との触れ合いが合って良い想い出になったかと思います。
これからも異国の方へも積極的に話しかけて行こうかなと思います。
コメントありがとうございました。
　

SinNakaji

hayashiyaさん
随分と簿無沙汰ですよね。
できれば此処迄ファミリー登山が理想だけど・・・
JPも成長したしもうすぐですね。
待ってますよ

haseyama3

お久しぶりです。
お元気そうですね。
厳しいルートを挑戦していますね。
私は雪山は残雪でも、二千m級しか登れません。
また、どこかで再会出来るのを願います。

SinNakaji

haseyama3
お久しぶりです。
上高地のお昼でご一緒させ依頼ですね。
またお会いできると前回以上に盛り上がるでしょうね。
こちらこそ、またの再会を楽しみにしています。