袴腰山から猿ヶ山

2023年05月24日(水) [日帰り]

• GPS: 06:44
• 距離: 14.2km
• 登り: 1,096m
• 下り: 1,097m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:00
• 休憩: 0:40
• 合計: 6:40

7:24 峰越登山口
7:32 7:33 袴腰山小屋
8:05 8:10 袴腰山
9:06 9:06 奥山
9:25 9:31 三方山二峰
9:43 9:44 小瀬谷分岐
10:15 10:15 三方山一峰
10:54 10:59 猿ヶ山
11:33 11:34 三方山一峰
11:58 12:15 昼休憩
12:17 12:18 小瀬谷分岐
12:40 12:41 奥山
13:55 13:56 袴腰山小屋
14:02 14:03 峰越登山口
14:04 ゴール地点

天候

下界の予報は快晴でしたが、山は早い時間には雨だったようです

アクセス

利用交通機関：

自家用車

　城端方面からR304五箇山トンネルを抜けるとすぐにたいらスキー場の分岐を右折して奥に進んでいきます。
　小瀬トンネルを超えると狭いダートの林道になり、延々進むと登山口のところで林道は通行止めになっています。

コース状況／危険箇所等

　所々急登があったり一部倒木のうるさいところなんかもありますが、まあ、普通の登山道って感じです。

写真

5/24 7:23

細尾トンネルから延々細井ダート道を辿ってやって来ました。この日は快晴予報だったのですが、不穏な雲が漂っています

5/24 7:26

登山口には

5/24 7:25

情報量の多い看板があります。いざ、出発！

5/24 7:33

こっちもユキツバキでした。石川県内加賀地方では圧倒的にユキバタなのですが、富山も福井もユキツバキならむしろユキバタは希少なのかも

5/24 7:34

小屋に到着です。不穏な雲の奥に絶景があることはこの時には知るよしもありませんでした

5/24 7:36

アズキナシでいいのかな

5/24 7:37

山頂方向に青空が！

5/24 7:40

アカモノは少しだけ

5/24 7:41

イワカガミもあります

5/24 7:44

キブシや

5/24 7:52

ツボスミレなんかも残っていますが、この辺りはかなりの急登です

5/24 7:56

中腹休憩所からは

5/24 7:57

城端方面が開けてますが、やはり不穏な雲が低く立ち込めています

5/24 8:04

いい感じのブナが現れると

5/24 8:06

山頂台地に登り上げました。南に向かうとすぐに

5/24 8:07

山頂三角点到着。標高は小数点第3位まで正確に表示されてます。ってミリ単位なんて砂粒一個で変わるだろwwで、先に進むと

5/24 8:09

南展望台到着

5/24 8:09

やはり不穏な感じですが、目指す猿が山は頭を出してくれているようです。戻って

5/24 8:15

シャクナゲが咲いている

5/24 8:16

北展望台。この先の天候が持つことを祈るばかりです先に進むと

5/24 8:20

なぜかダケカンバがあり

5/24 8:30

サンカヨウはちょい透け。足場や草つゆなんかを見ても、やはり雨上がりのようです。雨上がりの激坂を難儀しながら下って

5/24 8:31

先が見えました。え、スキー場？タカンボウ？違うよなあ。と思いながら進みます

5/24 8:35

ツクバネソウも大量に咲いてました

5/24 8:35

6枚葉もありましたが、クルマバではないですね

5/24 8:37

行く先には青空も現れ

5/24 8:38

シャクナゲも

5/24 8:39

フレッシュになって

5/24 8:46

イワカガミも道を彩ります

5/24 8:49

稜線歩き。奥が猿が山ですね。鉄塔まで30分で歩けるかな？とか思ってました

5/24 9:11

相変わらずイワカガミだらけの道を歩いて

5/24 9:18

29分で鉄塔到着w。さっきのスキー場はイオックスアローザ、医王山でしたね。地図を確認すると袴腰を下った後稜線はいったん北に向かってました。って、あの△は白兀山？！

5/24 9:18

今来た袴腰。まだまだ雲は嫌な感じです

5/24 9:19

金沢市街地も見えます

5/24 9:21

マイヅルソウも咲き始めたと思ったら

5/24 9:24

ブナの森になり

5/24 9:26

三方山�曲�到着。ここに三角点もあるのですが最高値は子の奥らしいので行ってみました

5/24 9:34

で、今年初のムラサキヤシオも見られたのですが、赤ペンキに従って進むにつれどんどん藪がひどくなっていく。マップを見ると最高地点はとっくに過ぎています。戻りましたが、この道はどこまで続いていたのでしょうか

5/24 9:36

三角点に戻りました。静岡からわざわざ山頂表示付けに来たの？

5/24 9:38

�曲�周辺はブナに覆われ

5/24 9:43

新緑が美しいです。で、先に進むと

5/24 10:05

イワウチワや

5/24 10:05

終わりかけですがカタクリなんかが咲いていて

5/24 10:05

ブナも新芽になり

5/24 10:07

葉っぱに赤みが残るムシカリや

5/24 10:10

純白のタムシバなど

5/24 10:10

春の定番の景色になってきました。季節が1月以上遡ってますね

5/24 10:12

残雪まで出てくると

5/24 10:16

三方山�喫�到着です。猿が山手前に見えてたピークは�喫�だったんですね。

5/24 10:22

こんなムシカリが大好きなんですが、今年はあまりお目にかかれなかったので良かったです

5/24 10:26

ザ、ムラサキヤシオって感じの花びらが広がった個体

5/24 10:31

カタクリもフレッシュになってきましたが、この日は朝方冷え込んだのでこんな程度でした

5/24 10:34

樹間に現れたラスボス、猿が山。谷筋に残雪が残ってますね、って思っていたら

5/24 10:39

残雪が近くなって

5/24 10:48

登山道の真横に

5/24 10:51

勿論マンサクも咲いていて

5/24 10:56

山頂到着。展望はありません

5/24 10:58

多分これがブナオ峠に下る道。完全に籔化

5/24 10:58

古い標柱は完膚なきまでに叩きのめされていましたw帰りますが、アップダウンだらけなので下山というイメージではないですね。

5/24 11:13

�喫�から袴腰、奥に道宗道の山々を望みます

5/24 11:29

タケシマランも咲いています

5/24 11:58

ブナの森で少し休憩します

5/24 12:17

いいブナの森を

5/24 12:28

どんどん

5/24 12:28

進みます

5/24 12:31

下の方はミツバツツジですね

5/24 12:32

で、上の鉄塔から見返ると

5/24 12:32

奥が�喫�、手前の平たいのが�曲�だったんですね

5/24 12:34

砺波平野もすっかり晴れ渡っています。どうやら黒雲からは逃れ切ったようです。で、

5/24 12:37

朝は雲に隠れていた人形山が姿を現しました

5/24 12:37

人型の雪絵もばっちりです、が悲しいお話なので「やったー」とはなりませんね

5/24 12:38

右奥には猿ケ馬場と籾糠山

5/24 12:38

袴腰の奥は金剛堂山ですね。で、先に進むと

5/24 12:43

朝は気づかなかった奥山を過ぎると

5/24 12:51

朝は咲いてなかったハルリンドウや

5/24 12:52

ハナニガナが開いてます

5/24 12:53

咲きまくってるハルリンドウを見ながら歩いて

5/24 13:07

下の鉄塔到着

5/24 13:07

左端は三方崩から奥三方、真ん中あたりのポコポコはゴマの頭辺りで、手前に三方岩がかぶっているようですね。で、右の鉄塔がかぶってるのは間名古の頭らしい

5/24 13:08

うちの近所からいつも見えてる医王山。富山県側の北陸道や福光辺りから見ると全く違った印象なのは知ってましたが、それらとも全然違う新たな医王山を発見できました

5/24 13:08

まだ足を踏み入れたことのない砺波アルプスの山々

5/24 13:08

朝はどうなることかと思いましたが、晴れてよかった！.

5/24 13:09

今来た道（朝見た道）です。�曲�が三方山扱いされているのですが全然目立ちません。�喫�が目立つので、三方山は凄く遠く感じました。鉄塔の手前に奥山という目標があるのも知っていたらもう少し歩きやすかったかも

5/24 13:09

そしてラスボス、袴腰西斜面に挑みますが

5/24 13:34

ボッコボコにやられましたw一日歩いた最後にこの日一番の急登に挑まないといけないこのコースはきついですねww帰りに登ろうと思っていた櫓ですがそんな気力は残ってないのでスルーしますw

5/24 13:58

朝は不穏な雲に覆われていた小屋からの展望ですが

5/24 13:57

白山がバッチリ見えたんですね

5/24 14:05

で、登山口到着です

5/24 14:49

帰りの城端郊外から袴腰〜三方山を望みます

撮影機器：

EOS R10 ボディ CANON

感想

pattatta

　東海北陸道を南下すると目の前に見えるきれいな台形の袴腰山。そしてほぼ犀奥の山のように振る舞う猿が山。前から気になっていたこの2峰をつなぐ道が刈り払いされたという情報を去年得ていたのですが、やっと行けました。
　位置的に袴腰山は砺波平野の南端を塞いでいる形になっており、特徴的な山容で目立っているのですが、登ってみると北は山からも砺波平野を一望出来、南は秀峰人形山を間直に眺め、加越県境の山々も望める大展望。ほぞい崖っぷちのダート路を延々進まないといけないアクセスが玉に瑕ではありますが、花も多い名山だと思いました。
　そして秘境と化した犀川、小矢部川源流域の主要構成員の猿が山にも登頂できましたね。登山道は「あまり人は訪れないが明瞭な登山道」って感じでした。整備ありがとうございます。ブナオ峠までの道はかなり藪っているようでしたが、そもそも県道を開通させないとしょうがないですよね。富山県には頑張てほしいですが、予算の問題もあるでしょうし、祈るしかないですか・・・。