事納め、和を感ずる京都トレイル epilouge 高雄〜嵐山&松尾山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 624m
- 下り
- 730m
コースタイム
- 山行
- 3:41
- 休憩
- 2:39
- 合計
- 6:20
- 山行
- 6:18
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 6:30
天候 | 11/26 曇り 11/27 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
JR東海新幹線 名駅→京都駅 JRバス 京都駅→栂ノ尾(520円) http://www.nishinihonjrbus.co.jp/local_bus/kyoto/pdf/takao_keihoku_downnewnew2.pdf 11/27 阪急嵐山線 上桂→桂 阪急京都線 桂→鳥丸(190円) 京都地下鉄 四条→京都駅 (210円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【高雄〜清滝:トレイルN.O. 北山87〜北山94】 この地域は、三尾(栂尾、槙尾、高雄)と呼ばれる紅葉の名所があります。紅葉観賞を兼ねてこの一帯を歩きたいと考えていたため、この季節までこのルートは残しておきました。 紅葉の名所と呼ばれる通り、世界遺産の高山寺(栂尾)、紅葉随一の西明寺(槙尾)、空海や最澄が長く過ごした神護寺(高雄)に寄りながら散策できるトレイル道です。神護寺から清滝へは、清滝川を横目に川沿いを歩く遊歩道が続きます。しかし、所々、岩場となっているため雨の日や雨上りでは転倒に注意が必要です。この区間で、長い長い北山コースが終わります。 ※ トイレは、高山寺バス停、高山寺、西明寺、神護寺、高雄観光ホテルの横に公衆トイレにあります。 ※ 自動販売機は、神護寺を最後に嵐山まで見当たらなかったです。 【清滝〜保津峡周辺:トレイルN.O. 西山1〜西山5】 清滝からが、西山コースが始まります。愛宕山の登り口を通過し、清滝、落合までは、前コースの続きとなる清滝川の川沿いを歩くルートとなっています。ここも、雨の日や雨上りでは足場が悪いため、転倒に注意が必要です。 【保津峡周辺〜嵐山:トレイルN.O. 西山5−1〜西山24】 清滝川を川沿いに歩くのはここで終わり、車道を歩くルートへ変わります。保津峡から6丁峠までの約30分ほどの歩きとなりますが、とても急登と急カーブが続く峠道となっており、車の方はカーブを曲がる際に何度か切り替えしていたほどでした。しかし、この車道から見渡せる雄大な保津峡は格別です。 6丁峠を越えると、嵐山観光地区まではずっと下りの車道歩きとなります。途中、嵯峨皇后のお墓を過ぎて、愛宕山の念仏寺を経由し祇王寺、二尊院、常寂光院へ続く道のりとなり、有名なお寺さん巡りとなります。その後、嵐山駅周辺へと入り、渡月橋を渡り、西山コース唯一の「お山」となる、松尾山への登山口へと続きます。 観光地区なため、トイレも短い間隔で設置されており、中もとてもキレイに清掃されています。 ※ トイレは、清滝にあると記されていましたが、見当たりませんでした。嵐山に入ると随所に設置されています。 【嵐山〜松尾山〜上桂駅:トレイルN.O. 西山25〜51】 阪急嵐山駅(西山24)を背に、山向きに歩くとトレイルN.O.25の標識にあたります。渡月橋を過ぎたあたりから、木製のトレイル案内ではなくなり、白板へと変わるためルート案内が探しにくくなります(写真59、60参照して下さい)。 トレイルN.O.26から、松尾山を抜けて苔寺へのルートが案内されます。突然にして、急登となりますが、トレイルN.O.33まで来ると比較的整備された登山道に変わり、歩きやすくなります。ここから山頂までは、五角形の形となるルート右回りで歩き、途中に、渡月橋や愛宕山、比叡山などが見渡せる展望が良い場所があります。山頂は、景色は見渡せますがあまり良くありません。 山頂を後に、苔寺方面へ激下りと、激登りを繰り返しながら、トレイルN.O.46あたりからは最後の下りになります。最後は、竹林を抜けて苔寺横に出る車道に出て、西山トレイルが終わります。 車道を道なりに行くと、5分ほどで左手に苔寺、さらに5分ほどで鈴虫寺と竹寺分岐があるバス停、さらにまっすぐ15分ほど歩くと阪急上桂駅です。 ※ トイレは、松尾山に入る前は、阪急嵐山駅か嵐山中之島内の公衆トイレがあります。下山後は、バス停付近の公衆トイレです。 ※ 自動販売機は、阪急嵐山駅ターミナル横にコンビニ、苔寺、バス停付近にお食事屋さんがあります。 |
その他周辺情報 | ☆嵐山さくら餅 稲 http://www.kyo-ine.com/arashiyama.html ☆湯豆腐 嵯峨野 http://www.kyoto-sagano.jp/index.html ☆嵐山温泉 風風の湯 http://www.hotespa.net/spa/fufu/ ☆苔寺(西芳寺) http://tabinoshiori.web.fc2.com/kokedera.html |
写真
感想
京都トレイルの最終章として、高雄から嵐山へ行ってきました。
今回のコースは、北山西部コースの残りと西山コース全域を計画しました。最終となる西山コースは、短いこと嵐山界隈であることから、たくさんのお寺さんが存在することから紅葉がきっとステキであろうと考え、前回のトレイルの後から絶対に、紅葉の季節に訪れようと思っていました。狙い通り、歩きはじめである高山寺から紅葉真っ盛りであり、なんとも言えない、赤、黄、オレンジ、緑などカラフルに彩られた木々たちが迎えてくれました。京都でも歴史が深い、高雄周辺の三尾と呼ばれる寺群を巡りながら、清滝川沿いに歩き、せせらぎを贅沢なBGMとして楽しくトレイルを楽しむことができました。そして、ゴールは嵐山にあり、苔寺で有名な西芳寺をはじめ、多くのお寺さんに立ち寄ることもでき、紅葉はもちろんなこと、日本の歴史を学ぶことができました。
今回は、清滝川沿いを歩くことが多く、川、山、草花、紅葉、落ち葉など、人工的な手が加わらない自然と触れ合うことが多くありました。自然に触れることがこんなに心を癒し、現実社会からの逃避となることは、今までの山行で感じてはいたものの、今回は自然を体感しているといった山歩きでした。自然の中に居ると、人間の小ささに気付くことができ、今ある現実、社会であるべき役割を考えます。こんなことを考えるキッカケこそが自然のパワーであり、ありのままにあることが大切であると考えさせられます。
京北コースや新たにできた伏見コースを除いて、今回、京都を東から西へ一周することができ、これでトレイル歩きの最終とするにあたり感ずることとして、京都には、日本国・日本人の歴史、礎となる心と教えがあり、これらを温存し存続するといった役割があることを改めて知ることができました。
このトレイルを始めなければ知らなかったこと、体感しなかったことは数えきれないほどあり、それらの経験からは自分の価値観さえも変えるものもありました。医療に携わる者として、病気との向き合い方にもその人の価値観や大切にしたいものは、その礎にあることを十分に理解すること。特に日本人は、無宗教と言われる中でも、浄土真宗、禅宗などをはじめ様々な教えを元に家族が成り立っていること。その家族の一人として私たちは存在すること。特に神道のお教えには、物の一つ一つの神が存在することが言われていることは、日常生活の中で感謝の思いを常に持って生活をする人種であることなど、時間をかけてお寺巡りして教えを学ぶことで、他人と接するにあたっての自分の価値観を変えることができました。そして、教えの中には、感謝する心の持ち方、自己との向き合い方も様々で今回は禅宗の教えのもとではありましたが写経を体験することで自己の向き合い方を学びました。さらに、日本の技術の高さを様々な建築物を観ることで知ることができました。
昔の人が良く話していた話には、根拠が明白で理にかなっている。物に溢れ便利な現実社会に生きている私たちでは気が付かない、自然との共存の方法や生活上で必要なことをたくさんの知恵袋として、今回の山旅を通じて学びとして得ることができたことに、トレイルを作ってくれた方々に感謝します。そして、全シリーズ付き合ってくれたimocoさんにたくさんの感謝な思いです。来年には、番外編で京都へ再訪する予定があります。今までとは違う京都の見方ができる自分に今から楽しみです。
私事ながら、まだ少しバタついた日々を過ごしておりリアルタイムに返信ができないことを想定して今回はコメントを控えさせていただきます。
nyanco♪
今年の2月18日から始まった京都トレイル。
いよいよ今回が最終章か・・・(T ^ T)
そんな寂しい気持ちを抱きつつ、いざ京都へ。
でも、京都に着けば、そんな思いは何処へやら。
やっぱり秋の京都は最高 o(≧▽≦)o
一生分の紅葉を観賞した気分♪♪
三尾の名刹、常寂光寺、地蔵院、苔寺などなど
こんな機会がなければ行かなかっただろうなあ。
思い起こせば、大文字山を登ったり
比叡山を越えて大原まで自分の足で行ったり
水琴窟の音に心癒されたり
リッチな気分で川床料理をいただいたり
足のしびれに耐えながら写経したり
どれもこれも、京都トレイルがなかったら
この先も経験しなかったようなことばかり。
本当に貴重な経験だったなあ。
建造物も文化も食事も景色も季節も匂いも
何もかも五感で和を感じることができた旅。
こんな素敵な旅に誘ってくれたニャンちゃん
本当にありがとう(*^^*)
感謝の気持ちでいっぱいだよ。
これからもよろしくお願いします(*^^*)
最後に、京都トレイルコースを作ってくださった方々
ヤマレコでたくさんの情報を提供してくださった方々
ありがとうございました(^^)
そして、無事に最終章を終えれたことに感謝します。
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