南暑寒岳〜暑寒別岳(撤退)
- GPS
- 12:31
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 1,151m
- 下り
- 1,140m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
管理人勤務時間外は電話ボックスで入山届を記入 環境美化整備協力金(任意)500円(18歳以上・1人につき) |
写真
感想
前日の夜はキャンプ場でテント泊のつもりでしたが雨のため南暑寒荘を利用しました。広くて綺麗で電気・水道・水洗トイレ・調理室に電磁調理器まであって恐縮してしまうほど快適。本当に協力金500円(任意)で良いのでしょうか。
アルミのコッヘルは電磁調理器で使えず備え付けのIH対応鍋を借りて炊飯して夕食。居合わせた方々としばし歓談し早めに寝ました。
朝は3時過ぎに起きて5時頃に出発しました。湿原までは花を見ながらのんびり。植物に詳しい方がいて沢山教えてもらいましたがほとんど忘れてしまいました。ワタスゲが特に気に入りました。
湿原以降南暑寒岳山頂まで登山道は歩きやすく危険箇所も急登もありませんでした。ヒグマのフンと掘り返し跡がありました。
南暑寒岳から暑寒別岳への縦走は行けたら行こうということで偵察へ。昨夜南暑寒荘で会った方と即席パーティーを組んで2人で挑戦。途中で引き返してきたソロの男性と会いましたがこちらは2人なので藪漕ぎの先頭を交代しながら行けるところまで行ってみました。
数年間刈られていないという2メートル以上の笹が密集し遅々として進みません。足元に残っている道らしきもの探しながら笹の海を泳ぐように進みますが、わかりづらいところもありピンテを見つけて安心するということが何度かありました。私も帰りのためにいくつかピンテを付けてきました。最低コル付近では涸れ沢に迷い込んでしまったのでこまめなルート確認が必要です。
縦走路の半分程まで来た時点で、残りの行程と帰りにかかる時間を考えれば日没までに帰れないのは明白なのに禄に考えもせず突き進む気満々でしたがパートナーに諭されて撤退を決めました。藪こぎが楽しくなり始めてハイになっていたのかもしれません。冷静な判断に感謝しています。後から聞くと実はもう少し早く戻りたかったみたいで申し訳なかったです。ここまで付き合ってくれて、もう戻ろうと言ってくれてありがとう。強行していたら帰りに泣きを見ていたに違いありません。
撤退を決めたら気が楽になりましたがまだまだ長い道のり、安全に帰りましょう。復路は笹が順目の所もあり多少楽だったような気がしました。
無事に南暑寒岳に戻ってきてひと安心。お互いにマダニチェックをしましたが、あれだけ笹の海を泳いだのに不思議と一匹もついていませんでした。
少し休憩をして下山開始。あとはゆるゆると下りるだけ。笹がなくて快適。藪の中に長くいたせいか帰りの湿原は楽園かと思いました。順調に下山すると17時半でまた管理人さんに会えなかったので環境美化整備協力金は入山届に包んで投函しました。
暑寒別岳には届かず初めての撤退となりましたが、撤退の決断ができるようにならなければいけないと思っていたので今後のための良い経験になりました。
同行していただいた方と連絡先を交換し、また一緒に山に行こうと約束してお開き。
帰りにうらうす温泉に寄ると、ボイラーの故障でぬるいがそれでも良いかと聞かれ、もう面倒いし温泉だからぬるくても何らかの効能はあるだろうと入りましたが寒いだけでした。すっかり冷えてしまったので車のヒーターで暖をとり回復。安全運転で22時に帰宅しました。
最後の温泉は失敗でしたが良い山行ができました。
おつかれさまでした。
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