(ハイキング放浪記 東北編4) 230810の(2) 陸中高田を巡る 箱根山と震災遺構
- GPS
- 00:12
- 距離
- 0.5km
- 登り
- 39m
- 下り
- 33m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道の駅「陸中高田」 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ログは箱根山のみです。 今思うと歩いたログを取っておけばよかった。 |
その他周辺情報 | 道の駅「さんりく」 道の駅「陸中高田」 奇跡の一本松(震災遺構) 旧高田松原ユースホステル(震災遺構) 旧気仙中学校(震災遺構) 東日本大震災津波伝承館 タビック45(旧道の駅「陸中高田」)(震災遺構) 下宿定住促進住宅(震災遺構) 夏虫のお湯っこ(温泉) |
写真
感想
海岸の方に出てきました。とりあえずご飯を食べよう、そう思い、道の駅「さんりく」にて潮ラーメンを食べました。具にムール貝やホタテ貝、わかめとめかぶなどが入っています。特にめかぶから出るぬるぬるがスープに一味足すようで、はじめての味で、おいしいと思いました。
その後どこに行こうか迷い、海岸沿いを南下することにしました。
2013年夏、私は北海道旅行の帰りに国道45号線を南下していきました。たくさんの震災遺構なを見て、写真を撮影しながらの旅でした。車中泊横尾なのですが、道の駅が使えるところが限られており、なかなか苦労した旅でした。
その中で心に大きな衝撃を与えたのが、陸前高田の街でした。カーナビゲーションには、たくさんのお店や建物があるはずなのですが、周りにはただただ更地でした。4階まで津波が侵入し、5階のみ壁などが残ってるような住宅、ボロボロになった道の駅、ただただ絶望しかない風景でした。高田松原に行ってみると、奇跡の一本松がまだ生きていました。そしてそこで、松の木の絵馬を500円で売る若者が降りました。倒れてしまった松木から作った絵馬だそうです。この絵馬は今でも私の職場に置いてあります。何かを書こうかと思ったのですが、結局何も書けませんでした。
そんな思い出が残っている陸前高田に向かいます。まずは、簡単に登れるという「箱根山」に登ってから向かうことにしました。多分、震災遺構を巡るときにまたあの時のことを思い出してしまうと思うので、その前に1つ山に登っておこう。そう思えたのでした。
最終の駐車場から、箱根山まではほんとに5分位で言ってくれる感じでした。私はイトトンボを発見しましたが、具体的な同定は出来ませんでした。
そして、いよいよ道の駅「陸前高田」に行きました。ここを起点として見て回るのです。まずは奇跡の一本杉、もう枯れてしまったため保存してモニュメントとなっています。結構たくさんの人がここを訪れており写真を撮影しておりました。家族、みんなでにっこりポーズ、恋人同士で、なんて人たちも多かったのですが、私はとてもそんな気分にはなれませんでした。ただただ記念写真として1枚撮影しました。
ここには、10メーターくらいの防潮堤ができていました。次の津波こそ、これらの防潮堤が街を守ってくれると思いたいです。近くのユースホステルの跡、中学校の跡を撮影してきました。
防潮堤の外側、海水浴場になっており、結構たくさんの人が海と触れ合っているようでした。私はそんな中、献花台の前で手を合わせ、道の駅に降りてきたのでした。
道の駅には、東日本大震災の博物館が併置されています。これは見ないわけにはいきません。じっくりと50分ほど見学します。撮影できるものが撮影し、撮影禁止となっているのはただただ両目で見てきました。
この地域でほぼ定期的に地震が起こり、津波の被害があるのは仕方がないことです。しかしながら、それにどう立ち向かい被害にあった人たちが思いを未来に伝えていくのか、それが大事なのだと思われます。
三陸地域には、震災に関する博物館が続々とてきています、昨年は相馬市にある博物館を見学しました、陸前高田市の北にある大船渡市にもあるようです、遠野市には物品の補充基地として努力したことが展示されている博物館もあるそうです。
これらの博物館は、それぞれの地域での被害や対応策、そういうことをじっくり読むのには適していますが、それぞれの県単位での教育施設、博物館や、全てを総括する国が設立運営する博物館などが今後求められていくのではないかなと感じています。
その後、以前も見学した住宅を見て、私はまた北に向かいました。道の駅「さんりく」で車中泊、次の日には「あの山」に登れるかどうか、天気を見ながら一喜一憂していました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する