ニューファンドランド2弾 East coast trail

2023年08月22日(火) ~ 2023年08月26日(土)

• GPS: 35:21
• 距離: 100km
• 登り: 2,402m
• 下り: 2,485m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:16
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:16

0:52 Bay bulls
5:08 Little Bald Head テン場

2日目

• 山行: 7:50
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:50

18:49 Little Bald Head テン場
2:39 Madox

3日目

• 山行: 10:07
• 休憩: 0:00
• 合計: 10:07

18:13 Madox
4:20 St Johns

4日目

• 山行: 8:47
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:47

18:51 St Johns
3:38 Flatrock

5日目

• 山行: 5:12
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:12

18:19 Flatrock
23:31 Pouch Cove

天候

22,23雨, 24曇, 25,26晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー

その他周辺情報

最初はテント泊、それ以外はairbnb利用

写真

8/22 12:23

レンタカーを返却後、大雨の中タクシーでBay bullsに移動。野球の神様とは無関係らしい。ここからニューファンドランドのEast coast trailを開始。トレールは沢山のpathからなり、町で繋ぎ合わされている。まずは、Spout pathから。

8/22 12:39

海岸の景色だが雨でなかなか見る余裕がない。

8/22 12:54

時々ひらけた美しい場所に癒される。

8/22 12:57

岩の造形美の素晴らしいこと。

8/22 13:04

一切手を加えられてなかったGross morneと比べて、こちらは木道が時に敷かれており滑らなくするために網も巻かれている。

8/22 13:05

滑りやすい急登には木の階段もあり、なんと優しいと感心。

8/22 13:07

ここも切り立った岸壁からの美しい風景。

8/22 13:39

このパスの急にターンする場所には灯台があった。

8/22 13:44

時々雨が激しくなる。

8/22 13:56

このパスはdifficultより上のstrenousで、しばしば薮コキと泥道でなかなか思うように進めない。泥はGros morneよりはマシだが、薮はこちらの方が深く強靭。

8/22 13:58

ピレネーでも見た黒いナメクジ。踏まないように気をつけながら歩く。

8/22 14:04

大雨で海岸に流れる川が滝のようになっており、雨の日にしか楽しめない景色。

8/22 14:21

カナダのお菓子はとても甘くて食べごたえがあるものばかりだが、今の状況ではありがたい。でも日本の塩辛い米菓が懐かしい。

8/22 14:33

海が雲海のようになり美しい〜。これも雨の日ならではの風景。

8/22 15:29

またまた薮。雨の日は辛い。

8/22 16:22

お〜、中国で見れるような水墨画の世界。

8/22 16:34

数少ない公式のテント場の一つLittle Bald Headになんとか到着。ここにはオープンのトイレまであった。雨の日のテント設営や撤収は本当に煩雑で苦手。

8/23 6:32

2日目は残りのSpout pathとmotion pathを進む。今日も雨。見下ろす岸壁に囲まれた海岸にはアプローチできるのだろうか？

8/23 8:07

遠くに見えるアーム(岬)はまさに天空のラピタ状態。

8/23 8:15

近づくと雲の中に岩が透けて綺麗。

8/23 8:21

シダも参戦してきて路面はほとんど見えない。

8/23 8:40

薮を通り抜けるとツインの滝。

8/23 9:25

こんな所にもテント。Gros morneの湿地帯とは異なり、張ろうと思えば良い場所は沢山ありそう。

8/23 9:39

このトレールはアップ、ダウンが激しく、降りると綺麗な岩の上を歩ける。

8/23 11:45

Gros morneでも見かけた食中植物ピッチャープラント(ウツボカズラ)。植生は大体変わらない。

8/23 12:06

トレッキング中、休みはほとんど取らないが、さすがに今回は雨の中とても疲れて岩陰で行動食を取ることにした。日本から持って来たカツオの醤油漬けでカナダにはない味付けで美味しい〜

8/23 13:12

大きくターンする場所で視界が広く美しい場所だった。

8/23 13:53

大体1日に2,3人しか人とすれ違わない。日本の夏の登山道とは大違い。やっとMadoxの町が見えてきた。

8/23 14:09

予約していたMadoxのairbnb。町に入ってまずすることは、食料品の調達のためのショップと美味しそうな地元のレストランを探すこと。大体町に1軒あるかないかくらい。

8/23 18:06

雨のテント泊で濡れたものを全部出して乾かせたのはとても嬉しい。

8/24 5:51

ニューファンドランド島はサマータイムを採用しており、日本との時差は11時間30分。日の出は遅く6時過ぎ頃、反対に日の入りは21時頃。明るくなってから歩き始める。今日はCape spear path, moderate gradeから。

8/24 6:43

今日は曇り。岸壁の断層。

8/24 9:14

今日も景色は相変わらず美しいが、大西洋の海は荒れている。

8/24 9:18

今日のルートの中頃にCape spear historic siteの観光地を通過。早すぎて店もトイレも空いていない。

8/24 10:50

ここは綺麗なコケの森。黄色いのにベニテングダケ？毒キノコ。

8/24 11:10

寄生獣に出て来そうな奇岩。

8/24 11:47

ニューファンドランド島の川はタンニン酸を含んだ茶色で、白い泡が所々に溜まっている。フィルターを通して飲めるので、持ち運ぶ水は節約できそう。

8/24 12:43

後半のセントジョンズまでの道はDeadmans Bay Path, difficult grade。この名前になった場所で、湾の中に丸い中型の石が無数に堆積し帯のように伸びている。ここを渡れば時間短縮できるが歩きにくい。

8/24 14:06

町の直前で開けて、歩くに容易な道に出た。

8/24 15:15

セントジョンズのアスファルトの道に出た。一番大きな町でここの湾を周って対岸に行かないとホテルに行けなくて、数kmのうんざりする長い道。

8/24 15:49

急に声をかけられホテルまで車で送ってもらえるとのこと。Jasperというやたらにペロペロ舐める犬も同行。セントジョンズの人たちは優しいと聞いてましたが、本当のようだ。

8/24 17:17

やっと着いたDowntown Nordic Nestのホテルはダブルブッキングのため勝手にキャンセルされていた。もちろん、booking.comでは最低の評価をつけさせてもらった。そこで当日空いている1.5km離れたmonastery hotelまで歩く。

8/24 17:38

当日格安になっていたのであまり期待してなかったが、部屋にジャグジーがあったり綺麗な部屋だった。レストランではダイキリフラッペがとても美味しかった。

8/25 6:29

次の日はタクシーでLogy Bayまで送ってもらった。天気はニューファンドランドに来て初めての晴天。本当に雨の多い地方。今日はCobblers pathからスタート。

8/25 7:37

まずつまずいたのが崖を登る道。どこを探しても道が繋がっていない。不思議に思い、公式の地図ではルートが繋がってないし、ネットで掲載のGPXを確認してみたら誰も通ってない。これは無理はできないと大きく迂回することにした。

8/25 8:50

大回りしてやっとトレールに復帰。晴れた景色はやはり素晴らしい。

8/25 10:28

Out pouchでアスファルトの道路に出てからは比較的長い道を歩く。晴れていると20度を超えとても暑いが、日本の30度超えよりは快適。

8/25 11:01

車道を下ると沢山の人が浜辺でアウトドアを楽しんでいた。ここでテント泊もできたっぽい。ここからSilver mine head path, easy。

8/25 11:18

楽な道と快晴と美しい景色。なにも文句のつけようのない時間。

8/25 12:09

Torbayという比較的大きな町に着いた。葛飾北斎の富嶽三十六景がペンキで描かれているではないか。

8/25 12:42

ここからは、Father troys trail, easyを進む。最初頃が最も難しいルートで悪天候だったようだ。

8/25 12:51

ニューファンドランド島のパンフレットにも掲載されていた蝶。

8/25 13:57

日本と違いトレールには沢山のブルーベリーがありおやつとして何百g食べただろうか。苦しい時には気がまぎれるし、アントシアニンで視力が良くなったようだ。

8/25 14:11

遠くに今日のステイ、Flatrockの町が見えて来た。

8/25 14:21

ここも開けた場所で歩くのに快適。

8/25 14:30

町の直前ではツルツルの傾斜した石の上をトラバース。雨だったら怖かったかも。

8/25 14:38

今回残念だった一つにムースに会えなかったこと。ムースの角が飾ってあったがでかいな〜。

8/26 5:51

この町にはショップが遠くにしかないと地元の人に言われていて覚悟していたが、車でハンバーガーなどが売られていてサプライズ。

8/25 15:03

両方の靴の先端が剥がれ、靴も舌を出している感じで滑稽。よくここまでもってくれたものだ。この後、その地元の人が遠くのショップに連れていってくれると車で追いついてきた。やはりニューファンドランドの人は温かい。

8/25 15:32

最後のステイであるairbnbに到着。

8/26 1:24

町の光に関わらず、夜中に天の川が見られた。

8/26 6:22

今日も晴れて、5日目最終日。Stiles cove path, moderateを歩く。歩き始めに海岸から綺麗な朝日。

8/26 7:28

岸壁のえぐられた場所をDungeonというらしい。

8/26 9:00

最後のアームの先端でホウェールウォッチングしながら休憩。遠くにグリーンランドが見えた。鯨はもう少し早い時期なら、海岸のすぐ近くに見えるらしい。

8/26 9:42

歩くトレールに最も多かったクラムベリー。ここでは群生していて海の青さとよく似合う。

8/26 10:48

遠くにPouch coveの町が見えてきた。

8/26 11:01

子供の妻の祖父(サムさん)と待ち合わせの場所であるD&L convinienceに到着。

8/26 11:44

やっとサムさんに会え、自宅に招かれて記念撮影。サムさんは20年もこの町で市長として働いたらしい。

8/26 12:09

ニューファンドランドはCods(鱈)が有名。サムさんの息子さんが先程釣ってきたCodsのフライを調理までしてもらい皆で美味しくいただいた。日本のものとはまるで別物。この後、ご高齢の元市長さんの運転で空港まで送ってもらってなんと光栄だっことか。

撮影機器：

α7C ILCE-7C ボディ SONY

感想

est8

今回は4泊5日でニューファンドランドのトレッキング、East coast trailを歩いたので紹介したい。ちょうど100kmウォークとなった。子供の妻の祖父がPouch coveに住んでおり、Bay bullsからそこを目指す旅となった。ここもカナダの僻地で日本ではあまり知られていないが絶景の連続の湾岸トレッキングと言える。やはり雨だとグレードが一段上がる。前回のGros morneと比べて、mudはマシだが特に前半のtrailは薮コキ状態がより困難。それでもGros morneが平均速度1.4km/hに対して2.5km/hと早く歩けた。ただ一部崩壊して繋げない所があるので事前に注意が必要である。噂通りニューファンドランドの人はとても親切で車でサポートしてくれようと数人に声かけられた。泊まるなら、日本と違い絶対airbnbで、メッセージで情報をすぐいただけるのでお勧め。これから何年歩けるかわからないが心温まる本当に良い旅だった。