八幡平 五十曲から行く大深沢(ヤセノ沢)
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- GPS
- 104:00
- 距離
- 30.5km
- 登り
- 1,341m
- 下り
- 920m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 5:45
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 7:55
- 山行
- 8:35
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 9:05
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
- 山行
- 3:30
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 3:50
天候 | 1日目 小雨のち曇り 2日目 曇り昼頃から雨、夕方から雷雨 3日目 曇り一時雨 4日目 大雨 5日目 曇り昼前から晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
夜行バス 東京駅〜盛岡駅 新幹線 盛岡駅〜田沢湖駅 路線バス 田沢湖駅〜五十曲 〇帰り 路線バス 松川温泉〜盛岡駅 新幹線 盛岡駅〜東京駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ゴーロ歩きがメイン。 今回の沢旅ではお助け紐も使用しなかった。 ヤセノ沢は歩きの沢。 |
その他周辺情報 | 下山後 盛岡駅構内フェザン おでんせ館1階 「南部ビストロ うんめのす」 17時前に居酒屋がオープンしていない時に利用してます。全国各地の日本酒が飲める。牛カツが美味しい。 |
写真
感想
〇1日目 五十曲〜吊り橋〜ソヤノ沢出合〇
田沢湖駅からの路線バスで「五十曲」下車。
年代物の朽ち果てた軌道跡の橋が架かっている。板が敷いてあるが空洞もあり滑り落ちそうて非常に危険。
無理しないで徒渉して対岸に渡った。
10分程は右岸の軌道跡のような道を辿るがすぐにヤブに覆われて不明瞭になり河原に降りる。あとはひたすら単調な河原歩きになる。大深沢の大河を想像してたが、今年の渇水のせいか予想と全然違い、広い単なる河原歩きに終始する。
単調な河原歩きに飽きてウンザリしていると、いきなり吊り橋が出現。そこから右岸に林道が突如出現。ちょうど石仮戸沢出合だった。河原歩きに飽きた我々には嬉しい限り。林道を辿ると工事中だった。この林道は大深沢取水口まで続いていた。この林道は途中監視所から湯田又沢出合辺りまでの区間が左岸から右岸に付け替えられていた。
大深沢取水口の横では建物のような物を建設中であった。
長い河原歩きからようやく沢らしくなる。取水ダムより上流部も大規模な出水と渇水のせいで荒れた河原だ。左岸からソヤノ沢がはいる。ソヤノ沢からも大規模な増水の押出があったようで、岩だらけで以前泊まったテン場はすっかり流されていた。
時間も押しているのでなんとか僅かなスペースを整地して今夜の寝床を作ることが出来た。薪も近くにあり焚き火も出来た。
長い河原歩きと林道歩きの一日だった。
〇2日目 ソヤノ沢出合〜ヤセノ沢1000m付近幕営〇
ヤセノ沢手前からまた荒れて来た。これも大規模な出水の影響だろうかゴロゴロだ。
このような状況が滝ノ沢出合い過ぎまで続いた。
滝ノ沢を過ぎるとようやく岩の押し出しが落ち着いてきて沢らしくなってきた。のんびりと遊びながらモコモコさんと遡行する。これから楽しい沢歩きだと思っていたらだんだん雲行きが怪しくなってきた。
雨が本格的に降ってきた。980mの二俣を左に進む。早くテン場を探さなくてはならない。雨が激しくなってきた。
よくやく1000m付近の右岸に良い場所が見つかり急いでタープを張る。土砂降りになってきた。一度ここと決めたところが、水が溜まるということで、土砂降りの中、引っ越し。
2度手間にイライラしながらタープとシェルターを設営することが出来た。
沢は増水しており、茶色く濁っている。水はタープに溜まった水を利用することにした。少し煙の味がするが贅沢は言ってられない。
薪も近くで集まり、タープの下で焚き火も苦労したがようやく安定した炎を上げてくれた。
タープの有り難さとシェルターのあたたかさが身にしみる。
〇3日目 ヤセノ沢1000m幕営地〜稜線〜八瀬森山荘〜大深岳〜大深山荘〇
雨が止んだのは夜中かだろうか?朝方には沢も平水になっていた。
なだらかな流れが稜線まで続いていた。稜線に上がるのに藪こぎもなかった。最後までやさしい沢だった。
稜線ではスマホ(ドコモ)が通じた。天気が取れた。電話も通じた。こんな山中でありがたい。天気は今日は曇りだが、明日は一日中大雨が降り続く予報だ。葛根田川の方へ下降の予定だったが、中止にすることにした。
八瀬森を越えて八瀬森山荘で休憩。ひっそりと佇むこの小屋はとても魅力的だ。中に入ると暗い。1階のテーブルの下に割れたガラスの破片が集められていた。
どうやら北側の窓ガラスが一枚割れその破片のようだ。木囲いで覆われていた。そのほか特に気になる所はなかった。
どのような経緯でいつ割れたのか不明だが、大事に利用したいものだ。
時間も早いので大深山荘を目指すことにした。
なだらかな稜線はまだまだ紅葉には早いようだ。17:00近くにようやく大深山荘に到着。
女性二人の方が寛いでいた。時間も遅いので早めにシュラフに包まった。
〇4日目 大深山荘 大雨の為停滞〇
明け方スマホで天気を見てみると、やはり一日中雨で時間が経つほど悪くなる予報だ。停滞決定。
女性二人も停滞を決めたようで我々も含めて4人で貸切となった。
昼寝をしたり、ハエをやっつけたりしながらのんびり贅沢な一日を過ごした。
〇5日目 大深山荘〜松川温泉〇
早くも5日目。雨は日付が変わる頃止んだらしい。天気は昼前から晴れの予報だ。
気温も涼しく順調に松川温泉に到着。峡雲荘で汗を流して長いようで短い山旅が終わった。
〜〜〜あとがき〜〜〜
モコモコさんが、ヤセノ沢を下降ばかりでなくて、遡行したいと騒いだ為に五十曲からのルートになった。
八幡平は何度も訪れているが五十曲からは初めてだった。今回はこれで下流から上流の大深岳までが繋がった。
個人的には大深沢の魅力は中流部ヤセノ沢から上流だなと感じた。五十曲からの河原歩きにはもうやだなと感じた。単調過ぎる。
八幡平はいつきても我々を楽しませてくれる素晴らしい山域。来シーズンもまた来よう。
五十曲からではない所から。
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