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記録ID: 59627
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ハイキング
房総・三浦

祇園山と寺院めぐり【最高】【散策】鎌倉まつり

2009年04月18日(土) [日帰り]
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kumiyan その他3人
GPS
03:00
距離
6.0km
登り
113m
下り
106m

コースタイム

11:00鎌倉駅→11:27寿福寺の総門→英勝寺→12:08扇ガ谷上杉管領屋敷跡→浄妙光寺→12:51宝戒寺(北条執権邸宅跡)→13:15東勝寺跡(北条氏滅亡の地)→(祇園山ハイキングコース)→13:38見晴台→14:00鎌倉駅
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2009年04月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
危険個所:特にないが、東勝寺跡から山道に入り東勝寺やぐらのそばを通り八雲神社までの区間は祇園山ハイキングコースといって崖もあるので、歩きやすい靴が無難。

鎌倉まつりの期間、鎌倉全体が大混雑するのを危惧していたが、寿福寺含め我らが回った寺はそれほど混んではいなかったし、祇園山ハイキングコースはとても空いていた。

・4月の鎌倉まつり1週間くらいしか寿福寺境内は公開されない。

・英勝寺のみどころ
1.周囲を山で囲まれた、竹林と書院、四季おりおりの花が咲く庭園
2.徳川頼房の建立の県重文の仏殿。「鐘楼、唐門、祠堂」は江戸初期の名建築
3.仏殿内の徳川家光寄進の阿弥陀三尊像

・淨光明寺のみどころ
1.この寺の阿弥陀三尊像は鎌倉時代後期正安元年(1299)の作で素晴らしい仏であり、中世鎌倉地方彫刻の代表的作例。重文に指定されている
2.仏殿 本尊・阿弥陀三尊像を安置していたことから阿弥陀堂と呼ばれている。市文化財

3.冷泉為相の墓(藤原定家の孫で歌人、阿仏尼の子供)史跡
寿福寺の総門。鎌倉五山の第三位でもある。
2009年04月18日 11:27撮影 by  COOLPIX S52, NIKON
4/18 11:27
寿福寺の総門。鎌倉五山の第三位でもある。
寿福寺総門から中門までの参道は気持ちの良い道だが、中門から内側の境内は鎌倉まつりの期間でも非公開。
2009年04月18日 11:29撮影 by  COOLPIX S52, NIKON
4/18 11:29
寿福寺総門から中門までの参道は気持ちの良い道だが、中門から内側の境内は鎌倉まつりの期間でも非公開。
寿福寺の本堂を境内裏手の墓所に向かう道からと撮った。本当は中門よりも更に中、境内に入りたかったが、総門からより中、中門まで歩けたので良しとしよう。
2009年04月18日 11:58撮影 by  COOLPIX S52, NIKON
4/18 11:58
寿福寺の本堂を境内裏手の墓所に向かう道からと撮った。本当は中門よりも更に中、境内に入りたかったが、総門からより中、中門まで歩けたので良しとしよう。
英勝寺の竹林。報国寺の竹林ほど有名でも立派でもないが、雰囲気はある。ここ英勝寺は寿福寺の北隣にある。
2009年04月18日 12:02撮影 by  COOLPIX S52, NIKON
4/18 12:02
英勝寺の竹林。報国寺の竹林ほど有名でも立派でもないが、雰囲気はある。ここ英勝寺は寿福寺の北隣にある。
英勝寺山門。太田道灌の屋敷跡でもあったそうで、鎌倉に唯一現存する尼寺で、1634年に徳川家康の側室・お勝の局(道灌の子孫にあたる)が開基。以後、歴代の尼が水戸徳川家から迎えられたことから「水戸様の尼寺」の名で呼ばれる。
2009年04月18日 12:07撮影 by  COOLPIX S52, NIKON
4/18 12:07
英勝寺山門。太田道灌の屋敷跡でもあったそうで、鎌倉に唯一現存する尼寺で、1634年に徳川家康の側室・お勝の局(道灌の子孫にあたる)が開基。以後、歴代の尼が水戸徳川家から迎えられたことから「水戸様の尼寺」の名で呼ばれる。
扇ガ谷上杉管領屋敷跡。
2009年04月18日 12:08撮影 by  COOLPIX S52, NIKON
4/18 12:08
扇ガ谷上杉管領屋敷跡。
藤谷黄門遺跡 (ふじがやつ・こうもん・いせき)の碑。この辺りに冷泉家屋敷があったと推測される。ここは浄光明寺の北西の門前である。浄光明寺境内の阿弥陀堂裏山平場の石塔が冷泉為相墓だそうだ。
2009年04月18日 12:13撮影 by  COOLPIX S52, NIKON
4/18 12:13
藤谷黄門遺跡 (ふじがやつ・こうもん・いせき)の碑。この辺りに冷泉家屋敷があったと推測される。ここは浄光明寺の北西の門前である。浄光明寺境内の阿弥陀堂裏山平場の石塔が冷泉為相墓だそうだ。
宝戒寺の山門の前に「北条執権邸旧蹟」の石碑が建っている。鎌倉末期に北条一族が滅亡したのち、後醍醐天皇が鎮魂のために足利尊氏に建立を命じたのが宝戒寺らしい。別名、萩の寺とも呼ばれる。
2009年04月18日 12:51撮影 by  COOLPIX S52, NIKON
4/18 12:51
宝戒寺の山門の前に「北条執権邸旧蹟」の石碑が建っている。鎌倉末期に北条一族が滅亡したのち、後醍醐天皇が鎮魂のために足利尊氏に建立を命じたのが宝戒寺らしい。別名、萩の寺とも呼ばれる。
宝戒寺の裏手の橋、滑川にかかる橋(宝戒橋?)から東勝寺橋を見る。東勝寺橋はアーチ型の綺麗な橋だ。しかし、目指す東勝寺跡は写真を撮っている宝戒橋のそばではなく、東勝寺橋の方にあるのでそちらを目指す。
2009年04月18日 13:08撮影 by  COOLPIX S52, NIKON
4/18 13:08
宝戒寺の裏手の橋、滑川にかかる橋(宝戒橋?)から東勝寺橋を見る。東勝寺橋はアーチ型の綺麗な橋だ。しかし、目指す東勝寺跡は写真を撮っている宝戒橋のそばではなく、東勝寺橋の方にあるのでそちらを目指す。
東勝寺橋を渡ったところに、東勝寺橋の説明書きがある。その横にある石碑には「青砥藤綱旧蹟」と書かれている。この青砥藤綱は北条時頼、時宗の二人の名執権に仕えた武士であり、彼の邸宅はこの辺りにあったといわれている。
2009年04月18日 13:12撮影 by  COOLPIX S52, NIKON
4/18 13:12
東勝寺橋を渡ったところに、東勝寺橋の説明書きがある。その横にある石碑には「青砥藤綱旧蹟」と書かれている。この青砥藤綱は北条時頼、時宗の二人の名執権に仕えた武士であり、彼の邸宅はこの辺りにあったといわれている。
東勝寺跡はこんな雰囲気。NHK大河ドラマの「太平記」の中盤クライマックスでも鶴太郎扮する北条高時が自害したシーンがあるが、あの詳細な演出はともかくとして、北条一門800余名がここで自刃して果てたのは本当らしい。
2009年04月18日 13:15撮影 by  COOLPIX S52, NIKON
4/18 13:15
東勝寺跡はこんな雰囲気。NHK大河ドラマの「太平記」の中盤クライマックスでも鶴太郎扮する北条高時が自害したシーンがあるが、あの詳細な演出はともかくとして、北条一門800余名がここで自刃して果てたのは本当らしい。
この東勝寺跡は国指定史跡らしい。この辺りから不気味な雰囲気となる。
2009年04月18日 13:15撮影 by  COOLPIX S52, NIKON
4/18 13:15
この東勝寺跡は国指定史跡らしい。この辺りから不気味な雰囲気となる。
東勝寺跡。現在でも何の建物も建てられていない。
2009年04月18日 13:15撮影 by  COOLPIX S52, NIKON
4/18 13:15
東勝寺跡。現在でも何の建物も建てられていない。
東勝寺跡から山道、祇園山ハイキングコースだ。山道に入ってすぐに東勝寺やぐらがあった。怖い、怖すぎる!ので、写真に何か写りそうな気がしてやぐらの写真は撮れなかった。そのまま軽めの山道を進み見晴らし台という場所に着く。写真は見晴らし台から海方面を写したもの。
2009年04月18日 13:38撮影 by  COOLPIX S52, NIKON
4/18 13:38
東勝寺跡から山道、祇園山ハイキングコースだ。山道に入ってすぐに東勝寺やぐらがあった。怖い、怖すぎる!ので、写真に何か写りそうな気がしてやぐらの写真は撮れなかった。そのまま軽めの山道を進み見晴らし台という場所に着く。写真は見晴らし台から海方面を写したもの。
撮影機器:

感想

鎌倉五山のうち参詣していないのは北条政子が開基(創立者)の寿福寺のみ。この寺院は普段は公開されていないので、この寺院の境内を歩きたくて鎌倉まつりに行ってみた。以下はその感想。

鎌倉駅西口で待ち合わせ。西口をまっすぐ進み市役所前交差点を北に右折し、今小路を歩く。この通りには刀工正宗が住んでいたという。鎌倉はちみつ園や巽荒神を横目に見ながら扇が谷の地を歩く。八坂神社の隣が寿福寺である。鎌倉五山第3位の寺院で本尊は釈迦如来、開基(創立者)は北条政子、開山(初代住職)は栄西である。総門、中門、仏殿、庫裏(くり)、鐘楼などが建ち、境内裏手の墓地には、陸奥宗光、高浜虚子、大佛次郎などの墓があり、さらにその奥のやぐら(鎌倉地方特有の横穴式墓所)には、北条政子と源実朝の墓と伝わる五輪塔がある。
総門から中門までの参道は気持ちのよい道だが、中門から内側の境内は非公開だったため、裏山の墓地を見学。ところどころ切り立った崖が見え、地形を考えずに無理に墓地を造ったように思えなくもない。

すぐ北隣が英勝寺。太田道灌の屋敷跡とされているため(太田道灌マニアの)オヤジが詳しいようなので、案内してもらった。鎌倉に唯一現存する尼寺で、1634年に徳川家康の側室・お勝の局(道灌の子孫にあたる)が開基し、以後、歴代の尼が水戸徳川家から迎えられたことから「水戸様の尼寺」の名で呼ばれる。

今小路を南に戻り、踏切を渡り淨光明寺に向かう。ここは足利尊氏が中先代の乱の折、朝廷に謀反の意思がないことを示すため蟄居したといわれるが、蟄居場所の建物は今はないそうだ。覚賢塔という覚賢の墓がこの寺院の裏山にあるが、鎌倉まつりシーズンしか公開されていない。これは見ることができたが、この先に結構なハイキングコースがあるようだ。しかし今回は先が長いのでパス。

元きた道を少し戻り、南に向かい、川沿いに歩く。やや広めの道につきあたったら東の鶴岡八幡宮方面へ。八幡様の正面の道を歩き、宝戒寺にむかう。ここは北条執権の屋敷跡に足利尊氏が後醍醐天皇の命を受けて北条一族の成仏を願うために建立した寺で、別名、萩の寺ともいう。

この裏手の橋、滑川にかかる橋(宝戒橋?)から東勝寺橋を見てから、東勝寺橋を渡る。ここからが祇園山ハイキングコースで、有名な心霊スポット腹切りやぐらがある。確かに鬼気迫る雰囲気があった。長くいたくない。そのまま山道を登り、尾根を歩き続けると、すぐに見晴らし台に着く。見晴らし台からは海が見える。降りるとすぐに八雲神社である。ここから鎌倉駅はすぐ。鎌倉駅に戻り、江ノ電で電車を待つ間にオヤジがみんなに鎌倉コロッケをふるまった。おいしいが、空腹のためだからか?

そして我々は電車で稲村ヶ崎に向かった。

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