三国山-鉄砲木ノ頭 〜山に居られるだけで〜 C4


- GPS
- 04:30
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 547m
- 下り
- 650m
コースタイム
- 山行
- 3:51
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 4:37
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 撫岳荘前15:28(中央高速バス、2,050円)定刻は17:55(渋滞でいつもどおり延着)新宿高速バスターミナル |
コース状況/ 危険箇所等 |
道標はしっかりしていて、コースを外れることはありません。ただ、三国山から三国峠にかけては尾根道が広がるため踏み跡を見失わないようにしなければなりません。ベンチは、大洞山と楢木山の中間地点、三国山に。トイレはパノラマ台に在るのですが、まだ冬季らしく使用中止の表示、下山後の山中湖交流プラザ敷地内に。 |
写真
感想
ちょうど一月ぶりの山行だったが、思ったほど長くは感じられなかった。それほど公私ともに忙しくそれどころではない日々だった。「公」はともかく問題は「私」なのだが、検査結果は月曜以降のようなのでその前に登ってしまおうと、いつもどおり富士の見える山を目指すことにした。毎回「徒然なるままに」山でのひとときを記しているので、今回は写真を載せる程度にしよう、と思っていた矢先、或る人から「毎回楽しみにしています」などと言われたことに気を良くして、今回も鍵盤という名の筆を走らせることにした。
小田急箱根高速バスの始発に乗り込み、丹沢西端に位置する三国山に向かった。時刻表どおりに御殿場を経て籠坂峠に着く。余裕のある行程ゆえに落ち着いて行動できるはずだったが、トイレが在るかどうか確認するためにモタモタしたり、これもいつもどおり登山口方向に自信を持てずにオタオタしたりして、10分ほどロスして出発。
墓地の中を抜けるとそのまま登山道に入る。暑い、すぐにアウターを脱ぐ。晴天の予報だったが、そこは春の天気、気まぐれだ。霞、霧、雲、全く歓迎していないのに、進むにつれ様々な気象現象が目の前に現れる。山中湖越しの雄大な富士の姿が徐々に遠のいてゆく。
緩やかな上り下りを経て、アザミ平に着く。お気に入りの吸湿性良いタオルを忘れたことに気づき、予備のタオルを取り出す。急登のないコース、この間に起こった様々な出来事を思い出し、考えてしまう。彼岸中日の翌日、少しだけ昼間が長くなったのだからもう少し長丁場のコースでも良かったかもしれないが、準リハビリの歩きであることを思い出し、気を取り直して楽しむことにした。
今日はレースイベントが有るらしく、須走からゴーカートのモーター音がやけに響く。ゆっくり気分よく歩くうちに三国山に着いた。「人生の大先輩」である団体の方以外に人影はなかったが、やはりここは静かな山歩きには向かないのかもしれない。まあ今日の私にはこのくらいの音に囲まれた方が丁度よいのだろう。予定どおりここで昼食。少し贅沢なパン、美味しい。のんびり食べるとコーヒーも一層美味い。
三国峠まで一気に下り、明神山へ登り返す。陽の光を浴びて美しく輝くカヤトの中を進むのは気持ち良い。明神山(鉄砲木ノ頭)のそれは、富士や山中湖に負けない存在感を醸し出している。ほどなく山頂、いつになく長い時間をかけて、山中神社奥宮前で手を合わせた。機内モードにして現実逃避をしていたことが気になり、電波を受け付け始めた途端、緊急連絡のメールやら不在着信のお知らせなどが次々と飛び込んできた。対応や指示をすることで大分遅らせ予定の時間に近づけることができたが、それでも帰りの高速バスの時間まで持て余しそうなので、春霞にけぶる富士と眼下の山中湖、そしてカヤトの三点セットを十分に堪能することにした。
やはり山は良い。いつしか、知らないうちに費やした時間や気づかなかった変化を忘れ、その瞬間の景(ひかり)や風の囁きに没頭することができた。満足感と共に下山を始めると、水面のきらめきやリゾートの空気が瞬く間に近づく。山中湖交流プラザきららのグラウンド脇でトイレ、缶コーヒー休憩を済ましてから身支度を整え、撫岳荘前のバス停に向かった。公私ともに自然に、ごく普通に多忙な日々であることを願い、もう一度富士山の雄姿を見ながらその存在に感謝した。
kimichin様
お疲れ様でした。
「今日の光と影」の写真、木々の濃さと空の明るさのコントラストがとっても素敵です。
確かに秋の終わりのような初冬のような感じがしました。
それから、いろんな写真に写っている雲のそれぞれが、なんとなくのんびりしていていいです。私まで、のほほんとしてしまいました。
本文に検査結果と記述がありましたが、お身体お大切になさってください。
次回の山行もお天気に恵まれますように!!
reochi19様
春霞でうっすらと見える富士、騒々しいゴーカートの音、
美しく輝くカヤト、木々の間からそそぐ暖かな陽の光、
短い山行でしたが、印象深いものとなりました。
reochi19様の感性を見習い、もっと様々なことに気付けるよう、
これからも山に登りながら努力したいと思います。
転倒して怪我はなかったですか。来年はきっと大丈夫ですね。
チャレンジ精神も大いに見習います。
kimichin様
おはようございます。
私のこと御心配いただきありがとうございます。
怪我は全くなかったので大丈夫です。
ありがとうございます。
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