三ヶ辻山


- GPS
- 07:38
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,271m
- 下り
- 1,270m
コースタイム
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 7:39
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
早朝は凍結雪面、8時以降は気温上昇で緩む。 |
写真
装備
個人装備 |
日帰り山スキーの標準装備(クトー含む)+アイゼン
ストックはウィペット
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感想
越中五箇山の人形山に登ると、すぐ近くで人形山より少し高く、ピラミッドの様に格好よく聳えるのが三ヶ辻山、次はこちらに登りたいと思っていた。
奥大勘場から林道を遡って岩長谷の橋までは人形山の時と共通のルート。のんびり林道歩きのつもりだったが、早朝雪面は堅く、普通に歩いてスキーの跡がほとんどつかない。横傾斜のあるところはしっかりエッジを効かせないと滑落の恐れがあり、緊張を保つ必要はあった。
岩長谷の橋に到着、ここから初めてのルートだ。三ヶ辻山の東尾根につながる斜面に、橋を渡って直ぐに取り付く。未だ雪面は堅く、急斜面にクトーで挑むがなかなか際どい。ツボ足アイゼンの方が楽で安全ではないかと一度は考えたが、板を外すと今度は足が潜り、再びスキーでしっかりエッジを喰い込ませて頑張る。稜線に達すると1176m標高点の辺りは少し緩くほっとする。
標高1200mから1400mの辺りが一番の急勾配になるが、東斜面に朝日が当たり雪面が緩んで来た。スキーが食い込むようになって滑落の怖さはなくなった。1400mから上は傾斜が緩くなり、展望も利いて行き先も見通せ、楽しく歩けるようになった。
1700mのピークに上がるといよいよ三ヶ辻山が目の前に迫ってくる。もう一つの緩いピークを左からトラバースし、最後の壁となるが、雪の状態は悪くなく、難しくはない。壁を登るとあと一歩のところが雪庇帯、その裾を左へと渡って行くが、大きな割れ目あり、崩れやすい急傾斜有で緊張したが、緩いところを見つけて乗り上げ、平坦な山頂に達した。
三角点があってGPSも指し示す山頂の、もう100mほど南に別のピークがあり、僅かながらそっちの方が高く見える。その南のピークで休憩した。晴れてはいるが霞んでいて、白山は漸く見えるが、北アルプス方面はぼやけている。直ぐ近くには人形山が大きい。
さて下るには、山頂から緩い斜面を北に戻り、岩長谷を臨む縁に出るが最初は雪庇で谷には下り難い。人形山への稜線をさらに下り、弱点を見つけてドロップイン。最初は急斜面で堅いので慎重に横滑りで行くと、次第に軟くなって細かめのザラメ雪となり、調子よくターンが決まる。人形山の時よりは一つ南の沢を下りているが大体同じ感じ、爽快な素晴らしい谷である。北側の沢と合流して標高1100m辺りにデブリが一つ出て来たが、左側より簡単にエスケープ。次第に傾斜が緩くなり、二つ目のデブリは歩いて超える必要があったが大した苦労ではなかった。デブリを越えるともう橋が見えて朝来たルートに戻った。橋の上でラーメン休憩。
残りは林道歩き、シール無しの踵開放で進む。行きで恐かった雪崩斜面も大丈夫。大半がごく緩い下りで調子よく滑るところは少ないが、一歩が3m位になるようなノルディック歩行が多くて、行きの半分位の時間で大勘場に戻って来た。
コメント
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Nishidenさん、こんばんは。
最高の山行だったのは連絡もらって知っていましたが、改めてレコ拝見すると羨ましいですね。
近場にこれだけの山があるということを知れただけで収穫です。
今年は雪が厳しいと思いますがまた来年連れて行ってください。
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