雨巻山 〜益子の名峰〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 612m
- 下り
- 610m
コースタイム
天候 | 晴れのちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
都内東側 → 三郷IC →(常磐道+北関東道)→ 笠間西IC →(下道0h25m)→ 登山口 ◆車(ルート2) 都内東側 → 三郷IC →(常磐道+圏央道)→ つくば中央IC →(下道1h30m)→ 登山口 ※当日朝、常磐道土浦北IC〜千代田石岡ICで通行止めがあり、圏央道つくば中央ICから下道を使いました。このルートにすると、ナビ上は20分加算されたものの、距離は20km短く、道路も空いているので、あまり時間がかかった感じがしません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的にとてもよく整備された山で、特に危険箇所はありません。 しいて言えば、御嶽山の北西側には急斜面がありますが、鎖やロープの補助があります。 |
その他周辺情報 | ◆大川戸ドライブイン「流しそうめん」 http://tabelog.com/tochigi/A0904/A090401/9009105/ (食べログ) →登山口にあり、画期的な流しそうめんが食べられます。この日は暖かく、山行後にそうめんを平らげるのもなかなかオツなものだと思えました。 ◆益子焼 共販センター http://www.mashikoyakikyouhan.jp/ →益子焼の窯元は街じゅうのあちらこちらに見かけましたが、共販センターは陶器市のような雰囲気。また、とれたて野菜の販売や、食事処等もあり、道の駅のような場所ともいえます。 |
写真
感想
6年前、とある山小屋で、「残雪期にしか歩けないルートがあるから、一緒に行かないか」と誘ってくださったのがデイダラボッチさんだった。そのルートの存在を知らなかった私にとって、いや、登山道しか見ようとしなかった私にとって、一般の地図には載っていない場所を歩けるのだという冒険心はみるみるうちに掻き立てられ、それはまたマンネリ化しそうな登山に大きな風を吹かせてくれた瞬間でもあった。そしてもちろん、山の中で初対面の私を受け入れてくださったことも嬉しかった。
しかし、
訃報は突然来るもので…。
私にとってデイダラボッチさんは、古臭い言い方だが、「山屋」という言葉がしっくりくる。
・山に行くと決めたら、30分で用意できる。
・山小屋では特にレジ袋は使わない。ガサゴソと音が響くから。
・山ではそれほど食べなくても大丈夫(→そういう体質になったらしい。)
・朝の早立ちは当たり前。3時起床と決めても2時半には起きている。
・単独山行なら、1日の歩行距離が超越的。
・一方で、山の草花を愛でる一面も持つ。
その他、山歩きの武勇伝なら枚挙にいとまがない。常にストイックに、果敢に、前向きに…。山に対する真摯な姿勢は、その背中が語っていた。
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そんなデイダラボッチさんが、山の整備のボランティアとして足しげく通っていたのが雨巻山だ。
益子出身のデイダラボッチさんにしてみれば、幼少の頃から親しみのある山だったのだろうが、登山道を整備するために軽トラを購入したり、駐車場を拡大したり、新しい道標を立てたり、時には雨巻山で行われるイベントのスタッフになったり、自身のブログには常に雨巻山の最新情報を載せていたり…。これは、ちょっとやそっとのボランティアではなく、まさにライフワークだったのだろう。そういえば、2011年には雨巻山1000回登頂記念を達成していたっけなぁ。
それにしても、よくよく考えれば、普段何気なく使わせてもらっているベンチも、当たり前のようにある道標も、誰かが設置してくださったわけであり、だからこそ我々登山者は安全に下山できるのだ。今回雨巻山に行ってみて、今さらながらそんなことに気づかされるとともに、デイダラボッチさんが残したものがあまりにも多く、その面影をたくさん見ることができた。
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下山後、デイダラボッチさんの邸宅に立ち寄らせていただいた。たくさんの山での画像を見せていただいたが、デイダラボッチさんはいつも大勢の人に囲まれていた。
そして、帰ってくることのなかった最後の単独行で、ご自身が撮影した画像も数枚あった。さらには、滑落事故に遭う直前、自撮りした山頂での写真。
青空の下、達成感とすがすがしさが伝わってきた。
故人の冥福を心よりお祈りするとともに、またいつの日か、雨巻山に足を運びたいと心に堅く誓います。
※デイダラボッチさんの武勇伝と、愛に満ち溢れたブログはこちら。
http://95099305.at.webry.info/
いたるところにデイダラボッチさんを思い起こさせる場面に遭遇したようですね。
ガイドマップや展望台、熊手にベンチ・・・
それらを設けたデイダラボッチさんに思いを馳せた山行。
wwさんの感想から感謝の念がひしひしと伝わってきます。
ワタシもお目にかかりたかったな。
ブログを拝見してデイダラボッチさんの足跡を、ヤマへの思いを、そして雨巻山への愛を少しでも感じようと思います。
デイダラボッチさんのご冥福を心からお祈りします。
LArcさんがデイダラボッチさんに出会っていたら、
きっと惚れ込んでしまうことでしょう
そして、山に対して素直で努力家のLArcさんのことなら、
デイダラボッチさんも山仲間として受け入れてくれたでしょうね。
デイダラボッチさんのこと、今度会ったときに語り継がせてくださいね。
コメントをくださり、ありがとうございました
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