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Yamareco

記録ID: 6137268
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

皇海山(庚申山の奇岩と鎖が楽しい、周回13時間)

2023年11月03日(金) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 栃木県 群馬県
 - 拍手
tagawa その他2人
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
13:06
距離
27.1km
登り
2,172m
下り
2,159m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:20
休憩
1:46
合計
13:06
距離 27.1km 登り 2,172m 下り 2,173m
3:22
34
スタート地点
3:56
3:56
13
4:10
4:14
3
4:17
4:18
44
5:01
5:01
8
5:09
5:25
30
5:55
6:12
25
6:36
6:45
1
6:46
6:47
9
6:57
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17
7:13
7:14
5
7:19
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18
7:37
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8
7:45
7:45
43
8:28
8:39
26
9:05
9:05
47
9:53
10:09
24
10:34
10:34
35
11:09
11:10
37
11:46
11:47
9
11:55
11:59
127
14:06
14:07
9
14:17
14:42
6
14:48
14:48
43
15:31
15:31
5
15:36
15:36
15
15:50
15:50
39
16:29
ゴール地点
天候 晴天、気温7〜17℃。
てんくらでは5℃、5メートルの風とあったので、ミレーアミアミ、ウール長袖、半袖山シャツで重ね着して登りましたが暑い暑い。途中上の半袖を脱ぎましたが、それでも暑くて結局、夏と同じアミアミと半袖シャツのスタイルで通しました。留まると少し冷えるのですが、一日中殆ど風もなく、休憩中も上着を着ることもないお天気。お昼は日向を見つけて温まりました。
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
24時に神奈川県を出発し、行きは日光経由で銀山平へ。
帰りは渋滞を避けて車で1時間ほどの伊勢崎ICから帰る。
銀山平公園でトイレを済ませ、カジカ荘奥に2箇所ある駐車場に停めて3時過ぎに登山開始。
コース状況/
危険箇所等
カジカ荘奥の駐車場から902地点のゲートまで舗装道路。そこから砂利道に変わり天狗の投石を通過して一の鳥居へここまで通常1時間。一の鳥居から山荘までは、緩やかな登りの庭園を散歩するような登山道。美しく紅葉したもみじと川、滝のコラボ+奇岩で癒やされる景気が続ます。
とは言え、皇海山は通常15時間のコースタイム。日帰りの身ではゆっくり見て回る事も出来ず真っ暗な中3時スタート。
今回は、山荘から反時計周りで周回登しました。
山荘から裏の岩山が奇岩と崖の連続。出鼻から、インディジョーンズ?を思わせるような、上から水が落ちてくる裏を通り岩にしがみつきながらトラバース。だんだんと登ってくる朝日にテンションが上がります。
巨大な切り立った岩山を見上げ一の門や大胎内をくぐったり、朝日に真っ赤に染まる岩山などどれもが美しい。

不動沢のコルから皇海山の登りは最初緩やかな登りは、山頂まで0.4kmの標識からやや急になりロープが一箇所。

六林峠た庚申山荘間は、笹の刈り込まれたトラバース。小川が3〜4?箇所あったので水が豊富な山域なのだろうと感じました。場所によってやや湿った斜面をロープで登る場面もあるので滑りにくい靴がお勧めです。
コースタイム15時間の長い1日の始まりです。
神奈川を24時に出てそのまま、
3:20分頃かじか荘裏の駐車場を出発。
平な舗装道路と砂利道を経て、4:15一の鳥居到着。
ここで一休み。
ここからが登山道のようです。
2023年11月03日 04:15撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 4:15
コースタイム15時間の長い1日の始まりです。
神奈川を24時に出てそのまま、
3:20分頃かじか荘裏の駐車場を出発。
平な舗装道路と砂利道を経て、4:15一の鳥居到着。
ここで一休み。
ここからが登山道のようです。
分岐を左手に行って庚申山荘でトイレを借り、
分岐に戻って右手に進みます。
更新山荘のすぐ裏手から楽しい岩山の始まりです。
暗いですが、上から水が流れ落ちる裏側を回って左手に登っていきます。
インディージョーンズ感があって面白い!
2023年11月03日 05:38撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
1
11/3 5:38
分岐を左手に行って庚申山荘でトイレを借り、
分岐に戻って右手に進みます。
更新山荘のすぐ裏手から楽しい岩山の始まりです。
暗いですが、上から水が流れ落ちる裏側を回って左手に登っていきます。
インディージョーンズ感があって面白い!
下ノ廊下?岩が凹んだ道を進みます。
2023年11月03日 05:40撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 5:40
下ノ廊下?岩が凹んだ道を進みます。
5:45だいぶ明るくなってきました。
2023年11月03日 05:45撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 5:45
5:45だいぶ明るくなってきました。
面白い形の岩横の梯子を登って行きます。
2023年11月03日 05:50撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 5:50
面白い形の岩横の梯子を登って行きます。
一の門。筑波山を思い出します。
2023年11月03日 06:03撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 6:03
一の門。筑波山を思い出します。
朝日を浴びて岩肌が赤く染まり美しい光景です。
2023年11月03日 06:09撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 6:09
朝日を浴びて岩肌が赤く染まり美しい光景です。
大胎内。
思わずくぐり抜けてしまいました。
行き止まりのようです。
2023年11月03日 06:10撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 6:10
大胎内。
思わずくぐり抜けてしまいました。
行き止まりのようです。
朝日が出てきました。
この先の富士見台からの景色も良です。
2023年11月03日 06:14撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 6:14
朝日が出てきました。
この先の富士見台からの景色も良です。
6:35庚申山頂到着です。
2023年11月03日 06:37撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 6:37
6:35庚申山頂到着です。
更新山、山頂から少し進むと見晴らしの良い場所に出ます。
今日登る右手が皇海山。左手の鋸山から回って行く様子です。
ここから、緩やかな樹林帯を軽く登ったり下ったりで山超えていきます。
2023年11月03日 06:49撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 6:49
更新山、山頂から少し進むと見晴らしの良い場所に出ます。
今日登る右手が皇海山。左手の鋸山から回って行く様子です。
ここから、緩やかな樹林帯を軽く登ったり下ったりで山超えていきます。
御岳山。
2023年11月03日 06:57撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 6:57
御岳山。
皇海山を眺めながら軽く下ります。
2023年11月03日 06:59撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 6:59
皇海山を眺めながら軽く下ります。
駒掛山
2023年11月03日 07:09撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 7:09
駒掛山
薬師岳
2023年11月03日 07:37撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 7:37
薬師岳
皇海山がだいぶ近づいてきました。
白山を超えると鋸山のエリアで蔵王岳、熊野岳と鎖場の始まりです。
2023年11月03日 07:46撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 7:46
皇海山がだいぶ近づいてきました。
白山を超えると鋸山のエリアで蔵王岳、熊野岳と鎖場の始まりです。
蔵王岳。上からだと着地地点が見えず、少し恐い感じがしました。
2023年11月03日 08:00撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
11/3 8:00
蔵王岳。上からだと着地地点が見えず、少し恐い感じがしました。
熊野岳の鎖場を登って行きます。
2023年11月03日 08:05撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 8:05
熊野岳の鎖場を登って行きます。
かなかなに楽しい登りです。
2023年11月03日 08:08撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 8:08
かなかなに楽しい登りです。
振り返れば降りてきた蔵王岳。人が降りてくる様子が見えました。
2023年11月03日 08:12撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 8:12
振り返れば降りてきた蔵王岳。人が降りてくる様子が見えました。
鋸山から望む皇海山。
鋸山山頂で休憩。ここで引き返す人もいるようです。
2023年11月03日 08:29撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 8:29
鋸山から望む皇海山。
鋸山山頂で休憩。ここで引き返す人もいるようです。
左手の山域は紅葉が広がっていました。
休憩をとって皇海山に向かいます。
ここから不動沢のコルまでくだって、皇海山の登り返しです。
2023年11月03日 08:34撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 8:34
左手の山域は紅葉が広がっていました。
休憩をとって皇海山に向かいます。
ここから不動沢のコルまでくだって、皇海山の登り返しです。
残り0.4kmの標識からの登りが少しきつくバテバテになってしまいましたが9:50皇海山山頂到着です。渡良瀬川の水源にもなっているようです。
ご飯を食べて鋸山まで戻ります。
途中の不動沢のコルは今は使用されていない群馬側の登山口との合流地点で、ここにデポしている人も何人か見かけました。
2023年11月03日 09:51撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 9:51
残り0.4kmの標識からの登りが少しきつくバテバテになってしまいましたが9:50皇海山山頂到着です。渡良瀬川の水源にもなっているようです。
ご飯を食べて鋸山まで戻ります。
途中の不動沢のコルは今は使用されていない群馬側の登山口との合流地点で、ここにデポしている人も何人か見かけました。
鋸岳側の崩落跡?と思うような斜面を登り返します。他の山ではあまり見ない光景です。落石に注意しながら登ります。
2023年11月03日 10:59撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 10:59
鋸岳側の崩落跡?と思うような斜面を登り返します。他の山ではあまり見ない光景です。落石に注意しながら登ります。
鋸岳山頂、すぐ下の分岐を六林班峠方面に下山します。
2023年11月03日 11:12撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 11:12
鋸岳山頂、すぐ下の分岐を六林班峠方面に下山します。
女山は思っいたほど登り返しはありませんでした。
2023年11月03日 11:13撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 11:13
女山は思っいたほど登り返しはありませんでした。
背丈以上の笹道を進んで行きます。
道が笹に覆われ、倒木がわかりづらいですが、数人で歩けば心も折れず、思っていたほど大変ではなかったです。
2023年11月03日 11:31撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 11:31
背丈以上の笹道を進んで行きます。
道が笹に覆われ、倒木がわかりづらいですが、数人で歩けば心も折れず、思っていたほど大変ではなかったです。
大台ケ原を思い出すな〜。
2023年11月03日 11:53撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 11:53
大台ケ原を思い出すな〜。
12時に六林班峠到着です。
ここを左に曲がり笹の刈り込まれたトラバースの道を行きます。
2023年11月03日 11:56撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 11:56
12時に六林班峠到着です。
ここを左に曲がり笹の刈り込まれたトラバースの道を行きます。
笹の刈り込まれたトラバースの道。
2023年11月03日 12:14撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 12:14
笹の刈り込まれたトラバースの道。
小川を超え場所で、1mほど崩落している箇所がありましたが、避けて通れば問題ないです。
2023年11月03日 12:17撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 12:17
小川を超え場所で、1mほど崩落している箇所がありましたが、避けて通れば問題ないです。
小川が3箇所ぐらいあり、水が豊富のようです。
2023年11月03日 13:12撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 13:12
小川が3箇所ぐらいあり、水が豊富のようです。
トラバースが終わると長い樹林帯。正直飽きます。お腹も空いたし山荘はまだかまだかと何度も地図を見返してしまいました。
2023年11月03日 14:12撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 14:12
トラバースが終わると長い樹林帯。正直飽きます。お腹も空いたし山荘はまだかまだかと何度も地図を見返してしまいました。
やっと庚申山荘に到着です。疲れもあってか林道が異常に長く感じました。

建物右手にトイレと手洗いのホース、建物前にベンチが2つあります。しっかりした作りの綺麗な2階建ての建物です。
休憩300円、宿泊2080円。宿泊客は事前にかじか荘の券売機で購入するそうです。
山荘内には蛇口が3つあり水量豊富です。

朝、通過した時は誰もいない雰囲気でしたが、この時間帯は15人程いて賑わっていました。
2023年11月03日 14:42撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 14:42
やっと庚申山荘に到着です。疲れもあってか林道が異常に長く感じました。

建物右手にトイレと手洗いのホース、建物前にベンチが2つあります。しっかりした作りの綺麗な2階建ての建物です。
休憩300円、宿泊2080円。宿泊客は事前にかじか荘の券売機で購入するそうです。
山荘内には蛇口が3つあり水量豊富です。

朝、通過した時は誰もいない雰囲気でしたが、この時間帯は15人程いて賑わっていました。
下山です。庭園と山域の境界かな?
2023年11月03日 14:54撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 14:54
下山です。庭園と山域の境界かな?
岩が背中に重なった奇岩の夫婦蛙岩です。
この他にも鏡岩などがありました。
2023年11月03日 15:02撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 15:02
岩が背中に重なった奇岩の夫婦蛙岩です。
この他にも鏡岩などがありました。
登山中、百九丁目などの標識が所々にありました。
2023年11月03日 15:15撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 15:15
登山中、百九丁目などの標識が所々にありました。
庭園?の紅葉が見事で、ずっと見ていたいですが15時半なので先を急ぎます。
途中に猿もいました。
2023年11月03日 15:27撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 15:27
庭園?の紅葉が見事で、ずっと見ていたいですが15時半なので先を急ぎます。
途中に猿もいました。
一の鳥居まで戻ってきました。
朝一の真っ暗な中で見た印象とはまるで違います。ここまでくれば、あとは砂利道と舗装道路なので一安心です。
2023年11月03日 15:35撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 15:35
一の鳥居まで戻ってきました。
朝一の真っ暗な中で見た印象とはまるで違います。ここまでくれば、あとは砂利道と舗装道路なので一安心です。
天狗の投石。
ここだけ岩がゴロゴロしています。
2023年11月03日 15:46撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 15:46
天狗の投石。
ここだけ岩がゴロゴロしています。
駐車場まで戻ってきて、銀山平公園でトイレをお借りして帰路につきます。
手前のかじか荘のお風呂の受付は14時半までなので利用出来ませんでした。

13時間歩いて、足の裏が多少ジンジンしていますが明るいうちに無事に下山出来て良かったです。
お疲れ様でした。
2023年11月03日 16:38撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
11/3 16:38
駐車場まで戻ってきて、銀山平公園でトイレをお借りして帰路につきます。
手前のかじか荘のお風呂の受付は14時半までなので利用出来ませんでした。

13時間歩いて、足の裏が多少ジンジンしていますが明るいうちに無事に下山出来て良かったです。
お疲れ様でした。

感想

流石、栃木最難関の山です。
今回は、クラシックルートと呼ばれる銀山平から登り始めましたが、庚申山は気を抜いて落ちたら一発アウトの切り立った崖のトラバースの連続。蔵王岳の着地地点の見えない鎖場は剱より楽しいかもと思ってしまいました。

皇海山の山頂標識に渡良瀬川源流とあったのですが、暗くなる前に下山したいとの思いがあり、確認できなかったのは殘念です。

youtubeなどで見ると樹林帯の山を下ったり登ったり鎖場のみの印象でしたが、大変な登り返しは鋸山、皇海山間のみで、鎖以外のロープもなかなかに楽しく、特に鋸山から皇海山までの鋸山側にあるロープ場は崩落斜面を登る感じが他にはなく良かったです。

不動沢のコルから皇海山の登りはバテてしまいパーティから外れてノロノロ行きました。
山頂からの眺望はありませんが、山頂に到着した時の感慨深さはひとしお。
帰りは六輪班峠経由で帰りましたが、笹の薮漕ぎは良いとして、峠を過ぎた後の単調なトラバース、小川を超えての道のりが長い長い!笹と樹林帯の景色に飽きていまい庚申山荘はまだなのかと地図を見返すばかりです。
都内でも気温が24℃まであがったようで、山行中は17℃と思っていた以上に暑く、水をペットボトル3本持っていきましたが足りず、庚申山荘内で汲みました。
日帰りのコースタイム15時間と難易度が高く、過酷なのだろうと身構えていましたが、思っていた以上に見所も多くイメージのギャップに楽しく登れた山でした。

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