刈羽黒姫山

2015年04月24日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 2.7km
• 登り: 444m
• 下り: 444m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:20
• 休憩: 1:30
• 合計: 3:50

8:10 黒姫キャンプ場
10:30 12:00 黒姫山（柏崎）
12:00 黒姫キャンプ場

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

黒姫キャンプ場への道を登り除雪の終点に駐車

コース状況／危険箇所等

締まった残雪の急斜面を含む斜面を直登です。滑った場合は滑落する危険もあるように感じました。

写真

昆虫の写真を撮りに出掛けたのでした。目当てはカタクリにやってくるギフチョウ、ブナの新芽に付くコルリクワガタ。しかし…

未だこんなに雪が覆っているとは…　今回は山頂を目指すのはついで。虫を探して写真を撮りつつ歩き回るつもりで来ました。何となくザックに入れてきたアイゼンがなければもっと下の方の里山での撮影に変更するところでした。
キャンプ場の手前で除雪は終点です。

雪は締まっていて靴が潜らないです。

高い木の上の方は若葉が成長しつつあり、とてもきれいです。

地面の近くではやっと雪の中から出てきた幼木がまだ赤い鞘をつけています。

里では終わってしまったカタクリがここではちょうど開花の盛りでした。

道中雪の上を歩かない所はほとんどありません。
初めてのアイゼン、ザクザク進んでいける事に浮かれてしまいそうです。なんて便利なんだ!!

不慣れな為、装着に時間がかかるし、足運びが下手なものでスパッツに爪を引っかけて破れ穴をこしらえてしまいましたが(笑)

滑ってしまって何も止める手段がなかったら下まで行ってしまいそうです。

所々、無雪期の道が出ていました。

人っ子一人いません。雪と新緑がまぶしいです。

手の届くような所に虫の姿はほとんど見られないけど楽しいですね。雪虫(雪渓カワゲラ)とハエはたくさんいます。

木からはがれたコケのかたまりが雪面に落ちていました。
しゃがんで撮影タイムです。

山頂付近からの米山の眺めです。

なかなかに急な斜面をジグザグに登り、殊の外時間がかかりましたが頂上につきました。やはり目指してしまいますね。頂を。

写真を撮りながら登りに二時間半かかっています。

頂上から少し下った所の社です。

ここで昼にしました。

昼を終えて下っている時、ふと見た所にカモシカがじっと佇んでこちらを見ていました。カメラを向けても動きません。ずいぶん長い間見合っていたように思います。しばらくの後、静かに遠ざかっていきました。

少し後、向こうの斜面に先のカモシカの姿が見えました。もうあんな所に… やっぱりこっちを見ていますね。

自分の車を止めた所と、そこに続く黒い道がずっと見えていましたが、下っている時に見えなくなりました。調子に乗って急いで下り過ぎたようです。先のカモシカの行った方、見晴らしの良い斜面に出て確認し直し、少し登りかえして登ってきた道に戻りました。こんな事があるから色々と考えなくてはいけませんね。

枝が雪を持ち上げています。春ですね。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 保険証 携帯 タオル カメラ 小型三脚 ガスコンロ ガスボンベ 鍋 テルモス(900cc) 予備水筒 ライター ネックウォーマー アイゼン レジャーシート

感想

Shin499

今回は蝶や甲虫や花などの写真を一杯撮ってくる目論見でしたが、それはまたの機会に持ち越しです。残雪と新緑の山歩きとなりましたがやはり新鮮で楽しいひとときでした。毎日のように通勤時に見ている黒姫山、そこにはカモシカが住み、カタクリが咲き、ブナの森があり、迫力のある山肌を見せていました。いつも遠目に見ている漢字の山の字の原型みたいなシンメトリーなどっしりしたシルエット、そこがどんな所かを少しだけでも見ることが出来た。ちょっとうれしいことでありますね。