伊豆の低名山巡りExtra:達磨山(あせびヶ原駐車場よりピストン)
- GPS
- 00:44
- 距離
- 1.5km
- 登り
- 142m
- 下り
- 128m
コースタイム
天候 | 晴れ(稜線上は爆風…) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース明瞭、案内標識も完備、特段の危険箇所等ナシ(西伊豆スカイラインはツーリングのバイク含め通行量多く、道路上を歩く区間では通行注意) |
その他周辺情報 | 三島市街へ下り、日帰り温泉「極楽湯三島店」にて入浴・休憩(平日大人850円;Timesクラブ、ベネフィットステーション等の会員割引あり) |
写真
感想
伊豆ツアー2日目、前日のうちに頑張って当初予定の百低山2座(竜爪山・高根山)を首尾よく踏破できたため、この日は南伊豆のノンビリ観光に切り替え。朝イチで半島南端・石廊崎から下田港の道の駅(歴史ミュージアム見学+土産品購入)、ペリー提督上陸碑と鉄板の観光スポットを早回り、昨日南下してきた国道414号を北上して、これまた人気スポットの浄蓮ノ滝を散策。そろそろ並み居るミーハー観光客に紛れての「ナンチャッテ観光」にも食傷気味となる中、一応ヤマラーの気概を見せよう、と午後から展望抜群の西伊豆スカイラインへ。機会あらば一度天空の稜線漫歩を楽しみたい、と思っていたこともあり、この日は日帰りハイク一番人気の達磨山をターゲットに選びました。
山頂至近のあせびヶ原のダートの駐車スペースに車を置き、登山靴に履き替えて強風の中、早速出発します。舗装道を少し歩けば、そこはもう達磨山直下の稜線ルート取り付き、辺り一面高い木は殆どなく、カヤトや笹原の拡がる展望絶佳のコースです。文字通りの爆風に波打つ笹の中の道を緩やかに登っていくと、程よく冠雪した富士の高嶺に愛鷹・天子山塊、駿河湾の彼方には雪雲に覆われた南アルプスの峰々、眼を北東に転ずれば箱根〜道志・丹沢、御坂山塊と息を吞む大パノラマが拡がり、なかなか足が前に進みません。それでも、駐車場から僅か25分程でお目当ての達磨山山頂に到着。先客が親し気に手を振っているのでよく見ると、海外から来られたガイジンさんです。「良い日に来た。素晴らしい展望だ!」などと英語で話しかけられたので、「確かに展望はビューティフルだが、風が強すぎる…」と混ぜ返して、めぼしい山に絞って山岳展望の解説をして差し上げました。南アや箱根には「おぉー、あれが」という感嘆の声が上がるも、愛鷹山地の名前にはリアクション薄め…。やはり海外ハイカーの方には少しマニアックに過ぎたかも、と少し反省し、グルリとパノラマ写真を撮った後、スマホ撮影に余念のないくだんのガイジン氏に「お先に失礼、お気を付けて」と声をかけ、そそくさと下山開始します。(後から思えば、日本の山の人気度を知る上でも、どこから来られたかぐらいは聞いておけばよかった、と反省しきり…。)帰路も強風に耐えつつ大展望を楽しみ、あっという間に出発点の駐車場に帰着。時刻はまだ午後1時半過ぎ、普通ならもう一山お替わり、といきたいところですが、さすがに朝からのユルユル観光+楽々ハイクですっかり満足、お腹もしっかり空いてきたため、ここらで今回のツアーは終了とします。
車を飛ばし、三島郊外の日帰り温泉・極楽湯へ向かいますが、途中でカーナビの画面で、過去2度ほど登頂した葛城山の近くに、聞き覚えのある「発端丈山」のマークが登場。ここにマジック9となった日本百低山の登り残し1座があったことを今更のように思い出し、この日はどうせなら達磨山でなく発端丈山に登れば良かった、と激しく後悔しますが、時刻は既に午後2時過ぎ、冬の短い日も傾いて後の祭りです…。気を取り直して馴染みの極楽湯にてホッコリ入浴、館内で遅まきの昼食も済ませ、次なる低山巡りの構想に思いを巡らせながら、夕刻の東名道の渋滞に耐えて家路を急ぐ小生でありました。ともかくも、今回も好天の下で残り少なくなった百低山巡りの魅力と醍醐味をしっかり味わい、大きなトラブルなく予定の山々を歩き切ることができて、満足度の高いツアーとなりました。短いインターバルを挟み、師走に入る翌週はいよいよ「登れる灯台」巡りを兼ねた南の島山探訪(石垣〜宮古〜沖縄)ツアーに出撃です!
[※2023年12月2日、satonao1記]
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