鷹取山
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 151m
- 下り
- 148m
コースタイム
天候 | 曇天風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所なし |
写真
感想
この4月に、月一回の山行という目標が果たせないまま、5月に突入してしまった。今年も目標が達成できなかったわけだが、悔いていてもしかたがない。以前、kindleにダウンロードした鷹取山周辺の地図だけを頼りに、とりあえず山行道具をザックに詰め込み、始発の総武快速線に乗り込んで、東逗子駅へと向かった。
車中でコンビニのお握りを食べ、ほとんど無人に近い東逗子駅で下車する。踏切を渡り、神武寺へと通じる近道を通り過ぎ、そのまま車道を登る。すぐに正規の登山道が見つかる。木々の湿った甘い匂いがする。前夜の雨が、登山道を適度に湿らせ、地衣類を緑鮮やかな絨毯に仕立て上げていた。あいにくと風が強く、上空を吹き抜ける「ゴー」という音と、樹木を揺さぶる「ザー」という音に、多少の不安を感じるも、逆に都会の喧騒から完全に逃れられたという安堵感も感じる。
登山道になれ始めると、すぐに古い山門が現れる。この山門をくぐると神武寺だ。かなり古そうな寺だが、車道もあり、よく手入れがされている。「神武寺の晩鐘」と書かれた立札があり、この寺は、「三浦半島八景」の一つに選ばれているとのことだ。その鐘の横を通り抜け、さらに登山道を登っていく。小さい三浦半島といっても、完全にここは山の中だ。ひさしぶりに登山をしているという感覚が心地よい。
「そろそろ山頂かな?」と石段を登ると、広場になっていた。石切り場のようだ。あちこちに巨人がナタを振るったような巨石がそびえている。ちょうど目の前の垂直に切り立った岩壁が、フリークライミングの練習場のようになっている。あちらこちらにホールドらしきものが作られている。立札には、「指導員がいないクライミングは禁止」と書かれていた。高低差は10m以上ありそうだ。さらに、その上を見上げると、展望台らしきものがある。広場の隅に階段があるので、そこから登る。展望台の上からの景色は、思った以上に恵まれていた。横須賀の港、三浦半島の山々、それを貫く高速道路と、ほぼ360度の視界がある。間近に住宅街が迫っており、この広場まで車道があるようだ。近所の住民という感じの散歩客が見える。ただ、あいにくの曇天と風が強い。展望台を早々と降りて、風が少ない場所に陣取り、ガスコンロを据付けて、インスタントラーンを作る。ときおり、風が強くなり、コンロの火が心配になるが杞憂だった。無事、お湯も沸き、麺も十分にほぐれ、スープの香りが食欲をそそる。山頂で作る即席ラーメンの味は、いつもながらうまい。
十分休んだので、出発。ここからは下山となる。しばらくすると、京急田浦駅と書かれたコース案内が目に入る。本来なら、東逗子へ戻る予定であったが、この表示板のコース案内通りに歩くことにした。地図は東逗子方面しか用意しなかったので、ここからは未知の領域だ。地図なしで歩く。いつもこの方法で、遠回りというお粗末な結果になってしまうのだが、今回はどうだろうか?
でも、コースとしてはメインのようで、すこぶる気持ちがよい。間もなく車道へと通じるコンクルート製の階段となり、山登りは終わり。そのあとは、階段と車道を道なりに歩いていく。京浜急行の高架をくぐると、駅のホームも見えてくる。街の地図によると、JRの田浦駅はもう少し先のようだ。余力があるので、どうにかJRの駅まで歩き、無事にトレーニングを終わらせることができた。
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