残雪の燕岳
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- GPS
- 28:04
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,443m
- 下り
- 1,491m
コースタイム
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 2:24
- 合計
- 7:36
天候 | 両日とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰りは渋滞でした。なので、映画をスマホに入れていくとGOOD! |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは中房温泉登山口にあります。 雪の残ってる合戦尾根は北東側が切れ落ちてるので、歩行注意です。登山道から外れなければ問題ないです。 |
その他周辺情報 | 有明荘は初めて利用しましたが、落ち着きます。ここまで下りてきて風呂&生ビールもよいですよー。露天も広いし。 |
写真
感想
待ち望んでたときが来た。残雪の燕岳。燕には、2014年の梅雨明けにテン泊ピストンして以来だ。今年は、同じ時期に蝶ヶ岳、上高地まで縦走の予定なので、それに備えた下見も兼ねている。
さて、竹橋から深夜バスで一路北アルプスへ。寝られるか不安であったが、きっちり寝られた。去年は、全然寝られなかった深夜バスにも慣れてきたか。首をホールドするエアピローの効果もあるかもしれない。
5:30ごろに中房温泉に到着
朝食、日焼けどめ、ゲイター、ストック等を準備して、「ゆっくり」を念頭に登山を開始。ゆっくりゆっくり登っていく。ベンチでの小休止時にも汗だくではないことを確認。
アイゼンは第三ベンチで装着。多くの登山者がここでアイゼンを付けていた。(ちなみに下山時に外すのは一つ先の第二ベンチで)
合戦小屋に到着するとあとひといきだ。合戦小屋を出て少し登ると左に槍が見えてテンションアップ!
合戦尾根は今までの土まじりではなく、奇麗な白い世界だ。ここをゆっくりゆっくり登っていく。小屋まであと少し、というところで雪がなくなる。アイゼンはそのままで、ゆっくりゆっくり登る。
燕山荘に到着。視界の先に広がる銀世界。この世界を見に来たんだ、と再確認する瞬間だ。
ひとやすみして、小屋の中でチキンカレーと生ビールをいただく。この時間もたまらない。
さて、燕岳へひと登りしてくるか。イルカに挨拶しながら、山頂を目指す。30分で着いた燕岳山頂では山頂ひとりじめ。こんな混んでる時期にいいんですか、いいんです。山頂からの360度眺望を楽しみつつ、しばしのんびり。
小屋での夕食のあとオーナーの話があった。
「滑落しないための方法はね、シンプル、ワンワードなの」
「転ばないこと」
「ただこれだけなんですよね。」
そうだよなー、硫黄岳雪山講座でも言ってたっけ、「転ばないように歩くことが滑落防止には第一だ。滑り出したら止められない場合もある。」
そうそう、思い出した。転ばないように!
夕食のあとは夕暮れタイム。白い山々が紅く染まるお楽しみの時間。風が冷たい中、同じ道のりで登ってきたみんなで一方を凝視し、一緒に感動する。こんなことは世の中にないよね。
夜は、一人布団1枚だったので、快眠。。。
朝は日の出前に起きる。日の出は5:00なのでその前の変わりゆく色の変化を見るため、4:30には起床したかった。実際は5時前に起床、慌てて外へ。
日の出もこれまた素晴らしい。夕暮れと日の出のために登ってきたと言っても過言ではないのである。
朝食後は下山。これしかない。
地面を痛めないように雪が出るまでアイゼンは付けない。雪が出てきてからアイゼンを装着、白い合戦尾根を下りるのだ。ここまでは、よかった。
左に富士山、右に槍、というとんでもない絶景の前に確かに舞い上がっていた。
ふっと身体が宙に浮いた。そして次の瞬間雪面が顔面に迫って、接触した。転倒したのだ。あれほど「滑落しないためには『転ばないこと』」と言われ、肝に銘じてきたのに。。。スパッツとその下のレインパンツがスパッとL字に切れていた。
もしこれが、登山道から左にそれていたら。。。考えると恐ろしいので、考えないことにするが、反省はしよう。よそ見しない。(子供か!)
下山後の有明荘では、従業員の方の応対がとてもよく、癒されまくりだ。北八ヶ岳登山口の「○の湯」とは大違いである。ちょうど着いたときに小屋で布団がとなりの方とお会いし、風呂のあと飲むことに。その方はアイゼン無しで下山したとのこと。慣れないアイゼンですっころぶのもいれば、アイゼン無しでかっとんで下りる人もいるのが、登山の面白さである。
リニューアルの内湯で気のぬくもりを味わい、広い露天風呂で開放感を感じながら、達成感を味わう。至福のひとときだ。風呂のあとは、生ビール片手に旧友との親交を深めるかのように話は弾み、お互いの安全登山を祈念しつつ、別れることに。いい出会いであった。
13:35発のバスは渋滞にハマって、バックトゥザフューチャー2と3の途中までを見ながら帰宅。dビデオ役に立ちました。
最高の天気に恵まれて、お互いに最高の山行でしたね
この時期の燕岳は今回で2回目ですが、毎年恒例化しそうな感じです。
自分も昨年の燕岳山行でのアイゼン歩行で、スパッツを破損したのを思い出しました
次回も良い山行になるといいですね。
また、レコにも立ち寄らせていただきます。
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