10歳児がばあちゃんとゆく360°大絶景の高賀山【ぎふ百山】
- GPS
- 05:03
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 798m
- 下り
- 798m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所等とくになし |
写真
感想
2024年、登り初め。
いつもの岐阜市や各務原市の低山ではなく、もうちょっと大きなところに登りたい。
ということで、頂上からの絶景がスゴいという高賀山に登ることに。
関市洞戸の高賀神社、そこから少し入ったところに登山者用の駐車場があるのでここに車をとめる。少し前まで公園のような整備がされていた形跡があるけれど、今は静かな森になっている。
コースがふたつあり、従来使われていた表の道と、ほぼ廃道だったものを再整備した裏の道がある模様。今回は前者をピストンする。
登山口からしばらくは、ほとんど傾斜のない散歩道のような道が続く。ただ大きめの礫がごろごろしているので足元に気をつけて歩く。ほどなく林道とクロス、あずまやがあるのでひと休み。
林道から、本格的な登山道の趣になった。垢離取場(こりとりば)というところで沢を渡る。修行の場だったというここはとても水が澄んでいて、水垢離しても気持ちよさそう。続いて木地師の小屋跡、こんなところに住んで木の加工をしてたなんてすごいねと息子。
七曲と名づけられたつづら折りを過ぎると道はなかなかに急になり、大きな岩が増える。なかば岩登りのような道をを上がっていくと、巨大な岩の下に部屋ひとつぶんくらいのスペースがある「不動岩屋」に到着。ここはどうやらかつて修行の場だったらしい。中に入ってつくろいでみる。大きな裂け目があり、そこから1年にいちど陽が差し込むのだという。
そこからはなかなかの急登が続く。おなかをすかせた息子に軽食を与えたところ、ガソリンが入ってしまいスタスタ登り始めた。息子が速い、ついていくのに必死! 妻とばあちゃんは「ゆっくり行くね」と。
急登が終わって稜線に出た、ここが御坂峠。実はここまで車で来ることができるらしい。しかしそんな峠でもほぼ休むことなく息子は頂上を目指す。ちょっと本気で息が苦しいが、息子をひとりにさせるわけにはいかないので追いかける。
稜線の道はそれまでとはうってかわってなだらかで、息子が走りたくなる気持ちはよくわかる。ちらちらと見える青空と遠くの山が、頂上の絶景を予感させる。息子につられて早足で進んでいくと、木々がなくなった。
大絶景!!!!!
頂上に出るといきなり光があふれて、空がいちめんに広がった。北には白く輝く白山の連峰、東には御嶽山に(たぶん)穂高の山々。ぐるっと360°、遮るものの何一つない大眺望。景色の優れた山だとは聞いていたけれど、これは衝撃的!
白山に向かって座り、ばあちゃんのおにぎりをいただく。ありえない絶景で食べるお昼ごはん、これに勝るものはない。サンタさんにもらったゴツい双眼鏡で遠くを見て、レンズキャップを目に当てて、息子は終始うかれていた。
大パノラマを堪能したら、そろそろ山をおりよう。感動した息子は感想ノートに何やら書いていた。
山頂から御坂峠まではゆるい坂、なので当然息子は猛ダッシュ。峠から車道に降りられるところを見つけて、凍ってスケートリンクのようになった車道でツルツル遊んでいた。
御坂峠からはやや急なので気をつけておりる。くにゃり曲がった木や岩に腰かけている木などを見ながら楽しくおりてきた。おつかれさまでした!
高賀神社の門前で玉こんにゃくが売られているのを目ざとく見つけた息子が串を瞬時に食べて帰路へ。岐阜で1000m超えの山は(乗鞍を別にすると)蕪山についで2座め。300mクラスの低山でも見事な絶景に出会えるこの地方、1000mも登ると度肝を抜かれる大絶景に出会えるのだった。
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