熊倉山(30番法雲寺・聖尾根〜鹿の湯) ゴ・ドーハンの山旅 新春里山探検�１�ノ院探し

2024年01月05日(金) ~ 2024年01月06日(土)

• GPS: 09:27
• 距離: 14.6km
• 登り: 1,541m
• 下り: 1,550m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:52
• 休憩: 0:28
• 合計: 6:20

10:41 札所30番法雲寺
13:58 13:59 勝ちゃん新道分岐
14:31 14:51 熊倉山
14:55 15:02 日野NO.11
17:01 札所30番法雲寺

2日目

• 山行: 0:31
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:31

14:27 札所30番法雲寺
14:58 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

林道沿いの空き地スペースに駐車。ちかくの札所30番PにWC有。

コース状況／危険箇所等

一部バリを歩いています。

写真

1/5 10:18

谷津川館先のスペースに駐車しました。30番Pは巡礼参拝の方のために遠慮しました。

1/5 10:21

谷津川館入口近くに観音様。とかろうじてわかるぐらいに風化していました。

1/5 10:29

「三十番入口/如意輪・・」「奉順禮秩父三十三度供養塔/當所大宮町浅見弥三右衛門母」秩父札所30番瑞龍山法雲寺、前回の午年御開帳以来の訪問です。

1/5 10:31

旧増上寺の石燈籠があります。どちらも9代将軍家重の尊前にあった物みたいです。奉献者は(右)羽州山形城主、(左)常州土浦城主。

1/5 10:36

観音霊験記の額。

1/5 10:37

本尊の如意輪観音が楊貴妃観音と呼ばれているみたい。話の顛末はこちら。スケールの大きな話になってきましたね。

1/5 10:40

飛龍の松とツーショット

1/5 10:52

さて奥ノ院は観音堂の裏手辺りにあるだろうと、勝手に思い込んでいました…

1/5 10:56

裏山のピークに石祠(無銘)がありましたが、ここではありません。話によると、岩窟に石仏が安置されており、長尾景春行が一時身を隠した伝説があるそうです。

1/5 11:10

谷筋の岩場もチェックしましたが、それらしいものは見つかりませんでした。

1/5 11:38

諦めて、熊倉登山に切り替えました。急登ですが、根っこがステップになってくれました。

1/5 11:42

秩父御嶽山と剣ヶ峰が見えました。

1/5 11:45

岩場もそれなりにあります。

1/5 12:01

目の前に熊倉山本峰。この先、

1/5 12:02

尾根は一旦右下に下ります。

1/5 12:08

この辺りはなかなか楽しい尾根でした。

1/5 12:29

武甲山と小持、大持山

1/5 12:46

鹿よけネットのある尾根になりました。

1/5 12:55

熊倉山と武甲山

1/5 12:58

秩父市街と武甲山、その向こうに外秩父の峰々。ヨウバケも見えてます。

1/5 12:59

尾田蒔丘陵。ミューズパークも見えます。芸能人駅伝面白かったな。

1/5 13:15

聖尾根に乗ったようです。

1/5 13:22

岩々が心配になってきました。

1/5 13:23

お隣は妙法ヶ岳と和名倉山

1/5 13:27

とうとうキタァーという感じの岩場でしたが(振り返り)、意外にすんなりと下れました。

1/5 13:37

さらに大岩の脇を進みます。

1/5 13:44

目の前に熊倉の本峰でしたが、右手から廻って

1/5 13:45

この岩場を越えるようです。

1/5 13:47

トラロープが垂れています。

1/5 13:51

そしてトラバース。私的にはここが核心部でした。

1/5 13:58

勝ちゃん新道(大血川方面)への分岐。こちらは以前歩いたことがあります。

1/5 14:09

山頂を目指しましたが、こんな所ありましたっけ？

1/5 14:10

とても一般ルートには思えませんが、

1/5 14:13

ご褒美の展望地がありました。両神山と雪を頂く浅間山。

1/5 14:13

毘沙門に御荷鉾山。さらに遠景に白銀の山々。

1/5 14:14

1/5 14:14

登ってきた尾根

1/5 14:14

両神山

1/5 14:14

浅間山。手前に天理岳や小鹿野二子山も見えます。

1/5 14:15

赤久縄山。その手前に小鹿野二子山〜毘沙門山。

1/5 14:16

城峯山の上は武尊山かな。その右に赤城山。眼下には伊豆沢両岸の馬蹄形尾根。

1/5 14:16

城峯から皆野アルプス。その手前には吉田丘陵に沿って小鹿野市街が細長く見えています。

1/5 14:31

熊倉山本峰とうちゃこです。「蝉」1426.5 m三等三角点。

1/5 14:33

久しぶりの熊倉山山頂。レコを始めてからは初めてだと思います。傍らにある石祠。

1/5 14:37

オヤツにします。例によってお昼は持参していません。

1/5 14:47

こちら方面は、ずいぶん昔に歩いたことがあります。

1/5 14:48

和名倉の向こうに甲武信、三宝山も見えますね。

1/5 15:10

まずは城山コースで下山します。

1/5 15:24

鞍部

1/5 15:26

小鹿野二子山と浅間山

1/5 15:27

毘沙門山

1/5 15:36

意外にアップダウンがある尾根ルートです。

1/5 15:38

急な下り、の後は

1/5 15:40

当然のように急登が待っています。

1/5 15:55

ここで城山コースから離れて鹿の湯跡を目指します。

1/5 16:02

しばらくはなだらかな斜面でしたが、

1/5 16:14

次第に急になってきました。

1/5 16:15

この先は私のスキルでは不安だったので、右にトラバースして、

1/5 16:20

隣の尾根に乗ってくだりました。

1/5 16:27

そうすると荒れた林道に降りました。

1/5 16:30

しばらく林道を歩き、ガードレールの隙間のこちらの尾根筋を下りました。

1/5 16:36

さらに徒渉して左手の尾根に乗り換えました。

1/5 16:42

末端部は少し急傾斜になっていました。

1/5 16:44

鹿の湯跡と思われる場所が見えました。秩父七湯の鉱泉宿があったらしいです。

1/5 16:45

下降点

1/5 16:46

井戸跡？相当カオスな宿だったみたいです。廃墟となっていた建物もきれいに撤去されたようです。

1/5 16:50

鹿の湯跡の入口は当然何の案内もありません。車道を歩いて駐車地へ戻ります。

1/5 16:53

途中にあった案内板。鹿の湯もありました。白久林道コースは一部崩落のため通行禁止になっていました。

1/5 16:56

お宮がありました。

1/5 17:01

何とか暗くなる前にゴールできました。

1/5 17:32

『ちちぶdeタンドール 影森店』(秩父市上影森43-3)、R140影森駅入口近くです。

1/5 17:50

お気に入りのマトンカレー（1320円）にしました。わらじカツとのコラボメニューはもうないようでした。

1/5 17:51

ルウは超こってりタイプです。ライスもなかなかいけます、しまも大盛です。

1/5 18:05

お替りはハーフナン。ハーフでもこの大きさで、少し甘めです。ライス派ですが、もちろんナンも好きです。

1/5 18:09

元々カレーパンの餡のようなルウなのでナンとの相性もいいですね。

1/5 18:15

踊るシヴァ神。ご馳走様でした。踏まれているのは邪鬼？

1/6 12:18

昨日奥ノ院の探索に失敗したので、翌日に仕切り直し。同じ駐車地からまずは逆コースで車道を歩きます。新年はじめましてのドヤ君にごあいさつ。

1/6 12:24

昨日の案内板です。ここから川の下流左岸側を探索しました。

1/6 12:29

この後左岸域に渡りましたが、別荘地エリアが進入禁止と言うことで、一旦車道に戻りました。

1/6 12:40

別荘地の入口を過ぎてすぐ、左岸に怪しい岩場が見えたので行ってみました。

1/6 12:44

車道から見えた所は、奥ノ院ではありませんでしたが、

1/6 12:45

その上部にも岩場が見えたので、そのまま登ってみました。

1/6 12:47

次々に岩場が現れ、怪しそうな所を一つ一つ潰していきます。

1/6 12:47

行場には申し分なさそうだな、という雰囲気でしたが、

1/6 12:57

なかなかお目当ての岩穴は見つからず、今日も空振りかな、と思っていたら、

1/6 13:02

点在する石積群を見つけました。

1/6 13:03

明らかに畑地の石積とは違い、

1/6 13:03

何かが祀られていた感じの物でした。

1/6 13:04

立派な岸壁の下には

1/6 13:04

岩穴がありました。ワクワクして行ってみましたが、何もなし。

1/6 13:07

ただその下方には滝場もありました。

1/6 13:10

何か建物があったかのような感じの所も。

1/6 13:12

参道？に沿うような感じで石積があります。

1/6 13:15

またまた怪しい岩場、

1/6 13:18

ここも違いました。

1/6 13:19

半分諦めかけた時、こちらの岩場の上方に行ってみると、

1/6 13:22

「札所三十番　法雲寺　奥の院」ありました！

1/6 13:22

探し物の標柱が倒れていました。

1/6 13:24

こちらがどうやら奥の院の岩穴のようでしたが、入り口は埋って狭くなっています。単独だったのでさすがに中には入れませんでした。外からは石仏等は見えませんでした。

1/6 13:28

周辺を探索を続けると、

1/6 13:28

さらに石積がありました。

1/6 13:31

岩場も。崖やら

1/6 13:33

巨石やら。

1/6 13:38

崖の縁を登ります。

1/6 13:40

こちらの大岩の下部も怪しそうだったので、降りてみると、

1/6 13:44

こちらは、

1/6 13:44

落石でできた空間のようでした。ここで探索は終了。

1/6 13:47

次回があるかどうかはわかりませんが、30番から直接のルート確認のためトラバースの仕事道を辿ってみます。

1/6 13:54

ちょっと嫌らしい斜面になりました。慎重に歩いて、

1/6 13:57

谷筋に来ました。

1/6 13:58

よく見ると対岸にトラバースの道が続いていました。谷を下る踏み跡もあるようでした。

1/6 14:01

ここは安心安全な植林帯のトラバース

1/6 14:06

前日に登った尾根に乗ると、逆にそれを下りました。

1/6 14:10

浄水場と墓苑の所に無事下山しました。この後、法雲寺の奥様からお話を伺うと、奥の院の石仏は降ろされてはいないようでした。次回は中に入ってみようかな。

1/6 14:38

白久駅方面に車道を歩くと、飯玉大明神と双体道祖神が祀られいています。

1/6 14:41

その一段下がった所には、玉姫稲荷社。

1/6 14:47

秩父御嶽山から猪狩山方面。

1/6 14:47

猪狩山。あの急坂を景春一行も下ったのでしょうか。

1/6 14:51

昨日、歩いた尾根筋を復習します。

1/6 14:58

谷津川を渡るとゴールです。

1/6 16:22

所変わって、小鹿野町にあるカフェのPからの眺め。和名倉山。

1/6 16:22

酉谷山と熊倉山

1/6 16:23

『サンタカフェ （santa cafe）』(秩父郡小鹿野町飯田446-1)

1/6 16:34

昨日の熊倉山を眺めながらカレーをいただきます。クラフトコーラ(450)と

1/6 16:34

寝かせ玄米のキノコとレンズ豆のカレー(700円)。これはお値打ちだと思います。

1/6 16:56

軍荼利山とちょこっと大平山。

1/6 16:57

この眺めたまりませんねぇ。

撮影機器：

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

感想

godohan

・秩父札所30番法雲寺に奥ノ院があり、そこには石造の如意輪観音や不動明王が安置されているという、さらにそこは「深谷の岩穴」と呼ばれ、あの長尾景春が塩沢城から猪狩山などを経由して日野(熊倉)城に移る際に一時身を隠していたという伝説があるという、これは訪ねなければと思い出かけてみました。
・しかし、いつもの行き当たりばったりでろくに下調べもせずに、「奥ノ院だから寺の裏を適当に探せばあるだろう」くらいの軽い気持ちでいたら、結局見つかりませんでした。しかも、途中で熊倉山の登山に切り替えたら、これが思いがけず時間を要しました。何度か登ったことがあり「たいしたことはない」と高をくくっていたらとんでもありませんでした。ハッキリ言って少しなめていました。下山が暗くなるギリギリになってしまいもう反省です。
・翌日、荒川歴史民俗資料館でもう一度その場所を見てみると、何と昨日最後に訪ねた鹿の湯の少し下流域にあるようでした。
・別荘地の先に雰囲気のある場所を見つけ、周辺を探索すると無数の石積のかとがあり、これは何か祀られていた所だと確信して、さらに探すとその場所を示す標柱が倒れていました。やっとそれらしい岩穴を見つけることができましたが、中は深そうで一口は土砂に埋まりかけていたので、中に入っての探索はできませんでした。今思うともうちょっと粘っても良かったかなとも思いますが、その時はその余裕がありませんでした。次の機会があればもう少し中に入ってみたいと思います(笑)。

コメント

yamaonse

godohanさん、こんばんは。年初からあちこち精力的に探索されてますね。今回は奥の院、見るからに険しい岩の山は知らないで迷い込んだら遭難騒ぎになりそうなレベル感ですね。四国のお遍路でも香川県の五台山のように標高はそれほどではなくてもどう見てもアドレナリンが大量分泌しそうな岩の山に奥の院が建つ山もあります。ましてここのように建物がない、洞窟があるのみとなるとかなり手強そうですね。あそこらへんの洞窟は覗き込んだら熊がいて怪我をした人もいるから、撤退は正解かと。別荘地の先にあるのも意外だし、里に近いはずの山も侮れませんね。そしていつものカレー、どちらもおいしそうです。特に７００円はお値打ちですね。節分草とかの花見に行った際に立ち寄りたいです。

godohan

yamaonseさん どうもです。

ホント奥ノ院と言っても、簡単に行ける所ではないので、巡礼参拝の方にも全然案内はないようです。私も長尾景春関連で初めて知りました。
カフェの方もおしゃる通りセツブンソウ、今だったら氷柱見物の帰りにでも立ち寄っていただけると嬉しいですね。
そうそう、yamaonseさん のレコに背中を押されて、少林寺の羅漢山と花園御嶽を元日に歩いてきました。五百羅漢だけでも圧巻なのに、別ルートには千体荒神の石塔も夥しい数で驚愕しました。危うく見過ごす所でしたが、あの龍の石像にも会えましたよ。御嶽の方も石塔が沢山あったので、レコの方も何時にもまして時間がかかっております（笑）。それでは今年もよろしくお願いします。　godohan

umimin

godohanさん、こんばんは。
遅コメ、失礼します。

札所三十番の奥の院、ありましたね✨おめでとうございます。せっかく札所を歩くのだから、奥の院も是非とも伺いたいところですが、これは普通の人では行けませんね💧奥の院に近づくにつれ、続々と石積みが現れるあたりは、ワクワク読ませていただきました。奥の院の岩穴、埋まって狭くなってしまって残念でした。石仏がおろされていないなら、拝見したいところですが、しょうがないですね。ファイバースコープがあればなぁと思いました。行ければ、入り込んだ土の撤去でもお手伝いするのですが、難しそうですね。
札所巡りで行ったところや見たものが沢山出てきて、それも楽しかったです。

godohan

umiminさん　どもです。

ホント私ももっと簡単に行けるんだろうなと思っていたら、とんでもない所にありました。諦めかけた時に石積群を見つけることができ、俄然モチベーションが上がりました(笑)。機会があったらまた調べに行ってみようと思います。それでは。　godohan