斑尾高原ゲレンデ回してから斑尾山BC


- GPS
- 04:50
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,660m
- 下り
- 1,617m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日からの降雪30cmだが、まだまだ積雪は少ない。 例年の半分ほどではないか? |
その他周辺情報 | まだらおの湯 |
写真
雪に隠れていた木の根か何かが板に当たったらしい
助けようにも急斜面すぎ&雪が柔らかすぎて近づけない
写真はシールを貼り直して対岸に回り半分降りたところから
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
バラクラバ
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック(ウィペット)
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
ヘルメット
温度湿度計
カラビナ
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感想
2周目の終了点直前。
沢割れを避けて右岸の急斜面をトラバースしていた。私は2番手だった。と、先頭の1名が木の根か何かに板を取られたらしく突然転倒。
10mくらい下の沢へ頭から落ちてしまった。
ブリッジがある場所だったので身体へのダメージはなさそうだが、下を向いた頭が見えない。
一瞬やばいかも?と思ったが声をかけるとしばらくして自力で頭が出てきた。
怪我もなさそうだ。
致命的な事態ではないことはわかったが沢床は雪が不安定すぎてとても近づけない。手持ちのスリングやお助け紐を連結しても、支点に使える立ち木からは届かない距離だ。
シールを貼り直し、上流側の安定したブリッジを使って対岸から近づくことにした。
自分のいる場所もかなりの急斜面でザックを下ろすのもためらわれるレベルだったが、こういう事態は想定してシールは胸に抱いている(単にザックに収納するのが面倒くさいだけとも言う)。
何とかシールを貼り直したころには当人も板を外すことに成功して、自力で立ち上がっていた。立ち上がることはできても周りは急斜面かつふかふかの新雪なのでツボ足ではとても登り返せない。私が上流のブリッジを渡り左岸から近づいてトレースを作る。その間に当人にはシールを貼り直してもらう。狭い谷底で板を履き直してもらうのにかなり時間がかかったが、何とか脱出することができた。
右岸に戻るにはかなり登り返す必要がありそうだったので、ルートに復帰することは断念して左岸をそのままシールで歩いて降りることにした。10分くらいで道路に出られた。待機していた後ろの3名はそのまま右岸を滑って下山。結果的には何事もなく一安心。
沢割れに落ちた人を直に見たのは2回目だが、いずれのケースも怪我などのダメージがなかったとしても一人だと脱出するのはかなり困難だと感じた。少雪が続けばこのようなケースは増えるだろう。自分も気をつけなければいけないと思った。
前日の降雪でオープンバーンは雪崩のリスクがあると考慮してツリーの斑尾山へ。
記録的小雪な今シーズンとしては結構降ったが、それでも例年なら普通の降りという感じだった。
ゲレンデを回してからBCエリアへ。
まだ藪が深い。
1本滑ってBC終了点に到着したが、仲間が1人来ない。
直前では確認できていたのだが、ちょうど起伏があって先が見えない。
来ないのは最後尾のメンバーだったので心配になる。
電話は着信しているが出ない。
10分くらい待っただろうか、来ないのでシールをつけて登り返そうとした所で、そのメンバーが滑って来たので安堵する。
話を聞くと沢沿いのトラバースで藪に板を引っ掛けて沢に落ちたらしい。
たまたま近くにいた他の方に見守ってもらい、すこしスリングでお助け紐を出してもらったらしい。
その方も一緒に滑って来たのでお礼をする。
今回、上部ではメンバーを確認しながら、時には自分が最後尾で滑走したのだが、沢に落ちた場所がゴールの目の前というという事もあり油断してしまった。
やはりどんな状況でも視界に他のメンバーがいる事が重要だと改めて痛感する。
初歩的なミスに大反省。
沢に落ちた当人は、水に濡れたり穴に落ちるとかではなく怪我もなかった。
しかし圧雪されていないBCエリアは、それなりに深い雪だったので脱出に苦労したようで時間がかかったらしい。
メンバー全員を確認し車道に出て、歩いて第七駐車場へ。
しかし2本目行こうと板を履こうと思ったら自分のビンディングがおかしい。
正常な方と見比べると、ヒールピースのバネを受けるプラスチックが割れてしまったようだ。
このビンディングは昔使っていた板から剥がして、急遽前日に思い立って今の板につけた。
この板は基本ゲレンデで使うつもりで、当初BCで使うつもりはなく、中古で手に入れた時に重いレンタルビンが付いていたので普通のビンに交換しようと思っていた。
でも斑尾山のような登りが短いエリアでも使えたらいいじゃんと思い、ゲレンデではアルペンビン形式で固定できるこのビンディングがあったのを思い出して付けた。
しかし10年以上前の物だったのでプラの劣化が進んでいたようだ。
そんな訳で、ここで自分は敗退して駐車場で待機。
駐車場にあったmadarao coffeでまったりして、頃合いを見て車で仲間を迎えに行く。
しかしなんとまた同じ沢に別の仲間が落ちたらしい。
今回も脱出に時間を要したようだが、今回はさすがに他の仲間が近くにいた。
今シーズンは超雪が少ないので、山の状況がいつもと違う。
普段とは違うポイントにも注意をしなければならないと思った。
雪が少なすぎてなかなか行く気にならず、今シーズンのBC初め。
斑尾も見るからに雪が少ない。
雪は軽いのでそれなりに楽しめたが、藪を避けるためにターンして降りてくる感じだった。
山頂から2本滑って、最後のトラバースでそれぞれ一人ずつ沢に転落。
昨年来たばかりだったことやハイクアップはわずかで滑走時間も短く、いわゆるサイドカントリーに近い感じで甘く見ていたが、そういうときにこそ危険は潜んでいるんだなぁと改めて実感。
二人とも怪我なく自力復帰でき、大事に至らなくて良かった。
今シーズンどうしようかなぁ、、、
コメント
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2回目はアクシデントがあったポイント直前で立ち止まってもっと安全なルートを探したかったですね。
アクシデントが起こった場所は既にトレースはあるものの、沢沿いの際どい所についていて、ところどころ沢割れもしている。もしトレースがなければもっと安全なルートを選んでいるような場所でした。
今回は際どくて嫌だなとは思いつつも、すでにあるトレースを自然にたどってしまいました。
既にあるトレースが必ずしも安全とは限らないということは知ってはいてもついつい導かれてしまう心理的な罠があります。
今後は今回の失敗をいかして、常に安全なルートをその都度模索しながら滑りたいです。
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