泉ヶ岳
- GPS
- 03:25
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 650m
- 下り
- 642m
コースタイム
天候 | 無風/雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体として登山道は雪に覆われているが、例年より積雪が少ないらしく、笹等露出している。 よく歩かれている登山道なのでトレース上は圧雪されている。トレースを外れると脛〜膝まで沈む。 【登山口〜水神分岐】 非常に緩い登りの道。路面はフラットで歩きやすい。 危険箇所は無く、この区間はツボ足で通過した。 【水神分岐〜頂上】 分岐から山頂直下まで傾斜が強くなる。下部はツボ足で登ったが、大岩の直下辺りで岩と雪のミックスとなり滑りやすくなったので、チェーンスパイクを装備。 目立った危険箇所は無いが、傾斜の強い箇所は滑る。 【頂上〜北泉ヶ岳方面】 少しの間は薄くトレースが有るが、引き換えした辺りでトレースが消える。ちょうど下降が始まる辺りで、斜度がきつくなる。トレースが消失する辺りで、ツボ足では膝上まで沈む。 【頂上〜登山口:滑降コース】 上部では傾斜がきつく、笹の上に積もった雪が圧雪されているため、降りでは滑り止め必須。道が細いため、スノーシューの人は動きづらそうだった。 お別れ峠を過ぎると傾斜は緩くなり、ツボ足で問題無いと思う。渡渉箇所は沢が露出しているため、踏み抜き無しで渡渉は容易。 |
その他周辺情報 | 利用無し。 |
写真
感想
宮城県出張3か月目。折角の東北なので、自分でも登れそうな雪山に登ってきた。登山開始時から雪が降っていたが、殆ど無風だった為、決行。
歩き始めは舗装路から入り、暫くの間は緩い登りのコース。同じバスから降りたのは私を含めて3名で静かに歩き始めた。積もった雪が音を吸収して、自分が雪を踏みしめる音以外、音がしなかった。
時折風が吹くと、降っている雪と木に積もった雪が横から私に吹き付けてきて、頬が少し冷たかった。
水神分岐を過ぎると傾斜が強くなり、登山の雰囲気が強くなってきた。小雪とは言え足元はしっかり雪だったから、忠実にトレースを辿って、スリップしない様に登った。
大岩辺りに差し掛かると更に傾斜は強くなって、加えて岩とのミックスになったので、流石にチェーンスパイクを装着した。登りやすさは格段に上がったが、雪質のせいか、チェーンスパイクに噛み込む雪玉が少し気になった。
賽の河原から少し上部に出ると視界が開け、振り返れば初めての東北の雪山が広がっていた。空は曇っていたし、降雪で遠くの視界も良くなかったけれど、本当に残雪期ではない雪山に来れたことを実感して、嬉しかった。
頂上は広くは無いが休憩するには十分な広さだった。そこにいた現地の方と思われる人と話すと、今年は特に小雪らしかった。その人は表コースを登ってきたようだが、岩が露出していて岩登りだったと言っていた。
頂上であった人と別れて北泉ヶ岳へ向かうと、直ぐにトレースが薄くなった。それでもまだトレースは追えるくらいだったので、トレースとピンクテープを追っていくと、下降点でトレースが消失した。ラッセルしながら降るかと考えたが、次の一歩で膝上まで埋まり、装備から考えて引き返した。再び通過した頂上にはさっきの人がいて、少し気恥ずかしかった。
下山には滑降コースを選択したが、ここが少し曲者だった。上部は笹に雪が積もっている様な急登で、チェーンスパイクを着けているとは言え、慎重に降った。すれ違った人たちは、ツボ足の人もいたし12本爪の人もいた。
少し降って見返り平に到着して、振り返れば雪の泉ヶ岳が見えた。夏にキタコとは無いけれど、取り分け美しく見えた。
そのまま降れば直ぐに登山口に到着した。登山口付近はスキー場とレジャーパークになっていて、子供たちがスキーの練習をしていた。家族連れで賑やかで、人里に戻ってきた事を実感した。
初めての厳冬期の雪山は小雪だったけれど、それでもとても綺麗だった。これからもっと技術を身に着けて、装備を揃えて、遠くない将来に今回引き返したルートを歩きたい。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する