スギ花粉飛散ギリギリ、三保の松原の後は白鳥山でこの冬一番の富士山
- GPS
- 02:15
- 距離
- 3.9km
- 登り
- 493m
- 下り
- 481m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
前日は静岡市と焼津市の境界にある満観峰に登り静岡駅前近くのビジネスホテルに宿泊した。
今日は帰り道の途中にある、静岡県と山梨県の県境にある白鳥山に登る予定。
この山はヤマレコの「富士山の見える山」にピックアップされており山梨百名山にも選定されている。
一昨年の12月には浜石岳、昨年12月には大丸山に登ったが白鳥山はそのすぐ北側にある山だ。
身延線の芝川駅からでも歩けるのだが、お手軽過ぎるこの山のためだけに登りに行くのは億劫だったため、今回はちょうどいい機会だった。
白鳥山はお手軽なので、まずは三保の松原を観光することにした。
静岡駅前から海岸線に出て三保に近づくにつれて、街並みの向こうに巨大な富士山が迫ってくる。
富士吉田市街地でもそうだが、街中のビルの向こうに巨大な富士山があるとかなり迫力がある。
三保の松原は世界遺産富士山の構成要素のひとつとなっているのだが、意外と外国人は少なかった。
真新しい観光施設「みほしるべ」があり、そこで上映されていた映像はどちらかというと外国人向けに、なぜ三保の松原が世界遺産富士山の構成要素のひとつなのかという説明をしていた。
曰く「日本人は美しい風景の中に神を見いだす」とのこと。
三保海岸に出ると目の前に雲ひとつない富士山が見えた。
西斜面は最高峰剣ヶ峰に向けて優美な曲線を描いている。
東斜面は宝永山と宝永火口があるが、うまく斜面の中に納まっていて目立たない。
先輩はやっぱり富士山は山梨側からがきれいだなと静岡県の人が聞いたら怒りそうなことを言う。
静岡の人は「表富士」なんていう言葉を使ったりするが、内心はやはり宝永山と宝永火口はいらないなと思っているのかもしれないなと思う。
宝永噴火前の「完璧な」富士山を見ていた江戸時代の人は噴火の後に富士山の横っ腹に大穴が開いているのを見てがっかりしたのかもしれないなと想像する。
ただ磐梯山のように噴火の際に山体崩壊せずに今この姿を見られるだけでもありがたいと思う。
海岸線から富士川沿いを北上し、登山口にある本成寺に到着。
白梅咲く本成寺に参拝を済ませた後、静岡らしい茶畑を抜けていく。
山頂まではほとんどスギ林だった。
途中白鳥山七面宮があったが、明治の廃仏毀釈で廃れてしまったとの説明書きがあったので、神仏習合の寺社だったのだろうか。
1時間10分ほどで山頂に到着すると、まずは目の前に真っ白に輝く白峰三山が見えた。
そして、この冬は暖冬傾向だったためか富士山の展望に恵まれないことが多かったが、やっと雲ひとつない富士山を山の上から眺めることができた。
この位置だとまだ西斜面の大沢崩れがぎりぎり目立たない。
富士山の手前に見えるスギの木はオレンジ色になっていて、花粉飛散直前だ。
花粉飛散中は山には登らないので、この冬の山頂からの富士山はこれが締め括りになりそうだ。
山頂は「恋人の聖地」になっているようで、ハート形に穴の開いた石と鐘があり、このセットはたしか千葉の金谷港でも見た気がする。
山頂から徒歩15分ほどの位置に駐車場もあるようで、登山者というよりは「恋人の聖地」巡りの人かなという人たちがいた。
この白鳥山、山梨県の一番南のはずれ、甲州の守り口という位置から狼煙台として利用されていたそうだ。
ここで上げた狼煙を甲府まで連絡していったというのはすごい。
帰りは富士宮で富士宮焼そばを食べることに。
老舗の「すぎ本」というお店に行ったら、そこの女将さんにこの店に来たら「しぐれ焼」と「モダン焼」を食べないのはもったいないとお勧めされ、焼きそばとセットで食べた。
焼きそばにかけるイワシの削り節が特徴的で、1人1000円ほどとすごくリーズナブルで、おいしかった。
帰りは下道で御殿場から山中湖に抜け、道志みちへ。
昼間なのに籠坂峠と山伏峠の路面が凍っていて、暖かい日が多い冬だが、やはりまだ2月なんだなと思う。
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