金峰山
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 959m
- 下り
- 946m
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ガイド地図(ブック)
携帯
ストック
カメラ
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感想
金峰山は平安時代に山岳信仰の山として開山した。
山頂直下に聳える五丈岩は蔵王権現をまつり、修験道の道場となり、
古代から中世にかけて全国の山伏修験者たちが入峰修行したと言われています。
そして金峰山に参詣するための道が御嶽道です。
また「甲斐国志」によると御嶽道は9か所あり、
それぞれに里宮が設けられ賑わったと伝えられています。
南口:吉沢、亀沢(甲斐市)、塚原(甲府市)
東口:上万力、西保、杣口(山梨市)
西口:穂坂(韮崎市)、江草、小尾(北杜市)
今借りている甲斐市のクラインガルテンからも吉沢の外道筋が近くにあり、
近年整備されて中継点の金桜神社までの道が歩き易くなりました。
今年初めにその道(上道、下道)を辿って羅漢寺山途中の白砂利まで歩いてきました。
途中、江戸時代の浮世絵師歌川広重が残した写生画のモデルとなった外道ノ原の大岩は今もそのまま残っており、
当時の隆盛がうかがわれます。
金桜神社から先はほとんど林道歩きとなり、最後の区間が今回歩いたルートになります。
具体的には水晶峠からの合流点から金峰山(五丈岩)までとなります。
出発点のアコウ土場は、山梨県側大弛峠までの林道の途中にあり10台程のスペースに車をとめる。
まずは荒川渡渉点に向けて下る。渡渉点に橋はなく、簡単な木が渡してある。
どうみても滑りそうで、渡る気にはなれない。
周りには飛び石がありそれを伝って慎重に渡るが、石の上で滑り靴を濡らしてしまう。
しかたなく靴を脱いで裸足で渡る。思わぬアクシデントにあった。
その後は沢沿いの森の中の道を進む。水晶峠からの御嶽道と合流して枯れ沢を登り、再び森の中の道を少し行くと御室小屋跡に到着。
ここからは尾根に取り付き急登が始まる。少し登ると一枚岩を越える所にクサリ場が現れる。岩の上はフリクションがききくさりは不要だった。
遥か上方には目指す五丈岩が望まれる。ここを越えると大岩のテラスが現われ仏様が祭られていた。
その後も岩とシャクナゲの急登が続き、もう一つの大岩(手廻し岩)は微妙なバランスで存在していた。
森林限界を過ぎると視界が開け、岩がゴロゴロした道に変わる。見上げると五丈岩がだいぶ大きくなってきた。
しかしここからが意外に長かった。ついにガス欠で眺めの良い岩場で昼食とした。眼下には雲がかかった富士山が望まれた。
昼食後は活力が戻り、岩場の急登を登り切り、ちょうど五丈岩の直下に飛び出した。
そこは金桜神社の私有地、昔の修験者たちも五丈岩の前で祈りを捧げたのであろう。
これで今山行の目的(金峰山信仰の御嶽道を辿る)を果たすことができた。
後は主稜線を辿って大弛峠まで行き、林道を下ってアコウ土場に戻る予定だ。
しかし生憎天気はガスがかかってきた。先程まで見えた富士山は隠れてしまった。快適な稜線歩きとはいかなくなった。
それでも途中何度かガスが切れて、小川山方面の岩稜や奥秩父特有の林相が感じられ、充実した山行ができた。
コースタイム
10:15アコウ土場
10:40荒川渡渉
11:10御室小屋跡
11:25クサリ場
11:54手廻し岩
12:27ハイマツ帯
13:38五丈岩
13:48金峰山
14:52朝日岳
15:40大弛峠
16:40アコウ土場
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