谷川岳 一ノ倉沢烏帽子沢奥壁 中央カンテ
- GPS
- 14:05
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,813m
- 下り
- 1,796m
コースタイム
- 山行
- 12:56
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 13:58
天候 | 曇り後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
写真
装備
共同装備 |
【tanukigo】8.0mm50mダブル1本
120スリング2本
180スリング1本
カム#0.3〜#3
イボイノシシ2本
アルパインヌンチャク4本
ハーケン数枚
クオーク2本
リンクス
【yama_pound】8.0mm50mダブル1本
イボイノシシ4本
アルパインヌンチャク10本
ノミック2本
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感想
2/24(土)はタヌキさんと一ノ倉沢烏帽子沢奥壁中央カンテへ行ってきました。
Climbing‼
ヾ響
・2/23〜24でタヌキさんと狙っていた雪稜ルートは前回偵察時に雪の少なさからほぼ諦め状態・・・帰宅後に去年の写真と見比べると何とかなりそう?に見えたので敗退覚悟で行きましょう!となりました。が、偵察後に一ノ倉沢に入った狙っている雪稜ルートを昨年登っている知人が昨年よりコンディションが悪いよー!との情報を得て完全に今季は諦めることしました。
・転進先は前回登るつもりだった中央カンテ!着雪が有り難しかったです。
・1P目はフォローでしたがリードのタヌキさんが悪そうに登っていたので岩を掴みやすいよう薄いグローブにして登ったら手の指をやられました。悪いトラバースが終わって安定したところで少し休んでいると、手の指に血流が戻ってきてそこから暫く悶絶・・・痛くてしばらくは動けなかったです。(タヌキさんお待たせしてすみませんでした。)
・リードした2P目も4P目も見た目は簡単そうに見えて登ってみると悪かったです。(フォローで登った1P目も3P目ももちろん悪かった・・・結果、全部悪かったです!)
・4P目を登り終えて12時だったので登ってもあと1P、と5P目をタヌキさんがリードしましたがチムニーがなかなか突破できず時間切れ。13時に懸垂下降を開始して16時に一ノ倉沢出合まで下山しました。
・デブリだらけ一ノ倉沢のアプローチは前回偵察時と違ってデブリはしっかり結合しているし雪も締まっていたので問題なく通過できました。下りは足早に下山しましたが気温がそこまで上がらなかったので雪は締まったままでした。テールリッジも問題なく登れました。下りは懸垂下降を交えて下りました。
・下山後にSさんのSNSを見て知りましたが、朝早くに滝沢リッジ取付に見えていた2人は知り合いのOさんとKさん(黒々した壁を見て帰って行きました)その後明るくなってから滝沢下部へ偵察で登ってきた2人のうち1人は知り合いのSさん・・・世の中狭い(笑)
反省
・1P目は岩を掴み過ぎ&薄手のグローブ(今のところアイスとミックスの1軍グローブ)で手の指をやられたので2P目以降は少し厚手のグローブ(穴あきボロボロ2軍グローブですが・・)に変えてアックスもしっかり使いながら登りました。結果、その後に手の指が痛くなることはありませんでした。最初から少し厚手のグローブを使っておけば・・・自分の持っているグローブのアイスとミックスの使い分けを今一度再考しないといけないと思いました!!
前回の偵察より今季目標としていた雪稜ルートの挑戦は断念した。しかし、冬季の谷川の魅力は尽きない。
雪稜が難しいとなれば冬壁へ転進し、以前より登攀したいと思っていた烏帽子沢奥壁 中央カンテへ冬季の谷川を楽しみに行ってきました。
23日 偵察の為一ノ倉沢へ入る。前回の偵察時はテールリッジ付近までデブリが有ったが今回は一ノ倉沢出合までデブリが押し寄せていた。日中に目視しても異様な光景が広がっていた。夜間訪れると不気味な雰囲気に登攀意欲が削がれる状態に感じる。デブリ群は尋常では無い量だったが前回の偵察時と比べると結合が進み雪崩のリスクが少なそうな為、翌日の登攀を約束し偵察終了。
24日 朝方?深夜?表現が難しいが山屋なら前者か。アプローチ開始。前日の偵察により問題なく一ノ倉沢出合まで進み準備を整え一ノ倉沢を詰めテールリッジへ。谷川は積雪量が少ないがテールリッジに関しては例年並みの積雪に感じた。四肢をフル稼働し中央稜取り付きへ。
浅いクレパスが開き最終準備を整えながら日の出を待つ。
明るくなってから取り付きまでトラバース。ガイドブックにも悪いと記載されていたが確かに悪かった。
ロープは出さず慎重に50m程左上トラバースし取り付きへ。
積雪が思いの他多く殆どの支点は埋没していたが中央カンテの取り付きは辛うじて半分ほど出ていた為掘り起こし安全確保。準備を整え登攀開始。
【中央カンテ】
ルートのライン、ピッチの切り方は無雪期と同様の為、割愛する。
条件としては、無雪期と全く異なった。気象条件にもよるのだろうが、前日弱い降雪が有った為か壁には薄っすらと着雪が有り、除雪しながらの登攀になった。更に無雪期なら残置が容易に目視出来安心した登攀を楽しめていたが着雪の為発見できる事は難しく、ブッシュやイボでランナーを取る為ランナウトに耐えながらの登攀だった。
技量不足の為、各ピッチの登攀に1時間程費やす。情けない。
メンタルもかなり疲弊し5P目も抜けられない始末。途中にて敗退。
下降は同ルート懸垂にて。取り付きより中央稜取り付きまでも50m連結にて懸垂。
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