銀河洞〜猫空☆夕暮れの台湾郊外を散策
- GPS
- 01:57
- 距離
- 3.3km
- 登り
- 263m
- 下り
- 160m
コースタイム
- 山行
- 1:02
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 1:55
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
下山はゴンドラで猫空駅から動物園駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
良好に整備された登山道 |
写真
感想
この日は朝から京都はかなり風が強く、肌寒かったが、台北に降り立つと気温は20℃とかなり暖かい。ホテルのチェックインを済ませると、台北郊外の銀河洞へ出かけることにする。マイナーなスポットのようだが、今月の山と渓谷の付録に台湾山岳案内というのがあり、その中でこの銀河洞が紹介されているのが目に留まった。銀河洞とは魅力的な名称だが、山中の崖に作られた無住の古寺であり、その寺の前には滝が懸かるらしい。
MTRと呼ばれる地下鉄に乗って新店に移動する。ここから銀河洞の登山口に向かうバスは1時間に一本しかないのだが、どうやらギリギリバスの時間にまに合わなかったようだ。仕方がないので駅前に停まっていたタクシーで登山口に向かう。
タクシーを降ろされたのは霊山媽祖廟という寺院であった。新店の駅から10分ほど走ったところで200元、およそ\1000円であるが、日本国内の半額以下だろう。この寺から登山口はでは少し戻る必要があったが、すぐに沢沿いに銀河洞に向かう登山道を見つけることが出来た。
登山道に入ると鬱蒼とした樹林の中に石段の急登が続く。登山道の周囲に里芋に似た大きな葉の植物が目立つ。どうやらタロイモの葉のようだ。谷間にはさまざまな鳥の鳴き声が聞こえるが、全く聞き慣れない鳴き声ばかりだ。
10分ほど歩いたところで忽然と景色が広がり、崖の中に嵌め込まれたような建物が現れる。その左手には流れが細いものの小さな滝が懸かっている。夕陽が寺院と滝を明るく照らしていた。丁度、一人の男性が降りてこられたが、寺院には他には人の気配ものなく、独特の幻想的な雰囲気が漂っている。
銀河洞の右手からはさらに谷奥に進む小径が続いている。ひとしきり石段の急登を登ると道は急に平坦になり、小さな茶畑と農家が現れる。さらに先に数むと四ツ辻となり、左右の道は樟湖歩道と呼ばれる猫空の周囲を囲む尾根を辿る道のようだ。時間も遅いので、直進して猫空に向かうことにする。
石段を降りていくと舗装路と交差し、その手前には「六季香茶坊」という小さなレストランがあった。如何にも田舎の料理店という雰囲気ではあるが、事前に確認したるるぶの情報によると無農薬のお茶を出す名店らしい。
店の前からは斜面一面に広がる茶畑の広大な景色が広がる。茶畑の中には樟樹歩道と呼ばれる小径があり、ゴンドラの猫空駅の方に向かう。再び先ほどの舗装路に出ると龍門客桟と小木屋茶坊という二つの店があるが、いずれもかなり高級そうな雰囲気である。
その先に別のサイトで好展望の茶葉料理の店として紹介されていた春茶郷という店を選ぶ。店は全てテラス席であり、ここは夏でも涼しいのだろう。メニューは日本語のものが用意されており、日本人も多く訪れるのだろう。茶葉料理の中から鱈の茶葉蒸し、鉄観音入りの卵焼き、茶葉入りの炒飯を選ぶ。他の店よりも安いと思われるが、それでもやはり観光地価格に思われた。
テラスからの景色は台北市街を俯瞰する素晴らしいもので、街の灯りが徐々に増えてゆく様を眺めながらの夕食は何度も贅沢なものであった。食事を終えると、夜の帷がすっかり下りていた。猫空のゴンドラ駅から山麓の動物園の駅までは夜景を眺めながら4kmを30分近くかけて下る。動物園に降り立つと、ゴンドラに乗り込む若いカップルとすれ違う。若い二人にとっては至福のひと時となることだろう。
ホテルに戻ってから家内に連絡すると、この日は京都は季節外れともいえる降雪があったらしい。台湾は明日からますます気温が上昇するようだ。
コメント
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まさか、ヤマレコで猫空のレコを拝見するとは思わなかったので、大変興味深く拝見させて頂きました。
実は自分も猫空が大好きで、台湾に訪れた際には必ず訪ねているお気に入りの場所なのです。
自分の場合はもっぱらロープウェイばかりなのですが・・・。
今回、山猫さんか歩かれた銀河洞から猫空のルートも物凄く魅力的で心動かされました。
次回、台北を訪れた際には自分もマネしてるかもしれませんので、ご了承下さいね😆
私は台湾は今回が初めてでしたが、ベジさんは何度もいらしておられるのですね。今度、ご一緒させていただく機会があれば、是非、台湾の思い出話をお聞かせいただけるのを楽しみにしております。
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