雁戸山と心筋梗塞
![情報量の目安: B](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_B2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
![](https://yamareco.org/include/imgresize.php?maxsize=90&crop=1&fname=%2Fuploads%2Fypead81e7139944da.jpg)
- GPS
- 09:29
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 904m
- 下り
- 893m
コースタイム
- 山行
- 7:18
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 9:24
天候 | 曇り時々晴れ 強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
5-6台は停められるか。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ほぼ腐り雪。 足首くらいまで埋まる。 |
写真
感想
山形自動車道の笹谷インターチェンジを降りてすぐのゲートから入山。
笹谷峠までは冬季閉鎖の車道をショートカットして進む。
峠からは広い樹林帯の尾根を登る。
視界がないと迷いやすそう。
樹林帯を抜けて稜線に出ると風が強い。
雁戸山が見え、核心部に入る前の雪壁を登るが風が強いため、稜線が細くなる手前で引き返す。
雪壁を降りたところで目眩がして、肋骨の真ん中下か辺りがキリキリ痛み苦しくなる。
座り込みしばらく様子を見るが、治らないので同行者に荷物を持ってもらい、ストックにすがるようにしてやっとの思いで下山。
コースタイムの倍、5時間がかかった。
同行者に運転してもらい、福島市の救急外来を受診したところ心筋梗塞で3つの血管のうちの一本が詰まっていた。
すぐに緊急手術を受ける。
今回を踏まえて
・年齢51歳 身長178センチ 体重74キロ
高脂血症のため薬を飲んでおり服用後は正常値。毎年の頸部エコー、3年前の心エコーは問題無し。毎年健診受診
・山行 一年を通じてほぼ毎週日帰り~テント泊
たまたま3月は仕事、娘との旅行、中止のため3週間ぶりの山行だった。
・予兆 当日特に体調で変わったことはなかった。今思えば
⚪︎最近、以前よりペースが上がらない気がしたが、年齢のせいと思っていた。
⚪︎3年前から首から背中の凝りがひどく鍼に通っていた
⚪︎元々花粉症の時期に咳喘息気味であったが、4年前くらいから年間通じて痰が絡むような咳が一年中でていた。
⚪︎登山時に肺や気管がチクチクする感じがあったが、咳のせいだと思っていた。
⚪︎10日前くらいから普段はない胃もたれのような痛みがあり、胃よりも少し上のため変だと思っていた。
⚪︎専門職の自営業を営んでいるが、1年以上仕事がギッチリで残業時間に換算すると、過労死ラインの月80時間を超えて仕事をしていた。
・症状
貧血のような眩暈と肋骨下部の浅い部分の痛み。
心臓の場所の痛みではなかった。
呼吸をしても酸素が取り込まれない。
手足の脱力。
・対応
同行者に荷物を持ってもらう。
ヘリ要請も考えたが、強風のため無理だろうと判断し、歩けたので自力で下山。
国見PAで病院を探すが、救急外来をやっている病院を探すのに時間がかかる。
その上、専門医がいない理由で2件断られる。
・対策
⚪︎コースタイムが短くても余裕ある早出をする。今回は、余裕があって日没までに下山できた。
⚪︎ツエルト、防寒具は持参する。今回は気温が比較的高かったので助かったが、ツエルト等がなく気温が低かったら同行者を巻き込んでの遭難になっていた。
⚪︎中高年パーティーの場合は、お互いの健康リスク、持病、服用薬を計画書に記載する。
⚪︎行く場所の外科、循環器科の救急病院を計画書に記載する。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
今後も順調に回復して、またmogoo3776さんには山に戻ってほしいです!お大事になさってください。😊
ありがとうございます。
地元にリハビリで有名な病院があり、松本には登山外来がある病院もあるので、リハビリして復帰できるよい頑張ります!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する