記録ID: 6612692
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ハイキング
奥秩父
両神山八丁尾根
2024年04月02日(火) [日帰り]
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体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:32
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 854m
- 下り
- 833m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 2:08
- 合計
- 7:13
距離 5.8km
登り 854m
下り 833m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
アプローチ(4/1(月)) 予定通りに雁坂トンネルからアプローチしたが、八丁トンネルが通行止め(それも3/31に解除予定だったらしい)なだけで、秩父から入っても特に問題はなかったらしい。アプローチ中に明日の隊編成と行動開始時間について話し合う。3月隊は8人連続で岩場を通り大幅に時間をロスしたようなので、先発隊と後発隊それぞれ4人の2隊編成とする。日の出前行動をしないかと提案があったが、ただでさえ睡眠時間が短いのにさほど役に立つとも思わなかったので予定通り5時半の日出を待って行動することにする。 塩山でコンビニに寄って0時半ごろ上落合橋着。テントを張ってすぐ就寝した。 4/2(火) 快晴 4時間睡眠で5時起床、朝食を口に押し込むのもそこそこに慌ててテントを撤収し、サブ装+ヘルメットの準備を整える。寒くてあまり寝れなかったという人も多い。15分にもなると十分明るくなる。準備体操をして出発。 八丁峠までは幅の広い登山道で、ずっと登りだが傾斜もさほどきつくない。きれいな沢を右手に眺めつつ10分ほど登っていったが、開始早々にして1人が足の太腿を痛める。登山口からすぐなので、1人だけ車にデポすることも考えたが、歩けるらしいし、半日1人でデポするのも忍びないのでそのまま進むことにする。とりあえず空身にする。荷物が軽いのでほとんど効果は無いが、多少は悪化防止になるのではないか。峠までだいぶ時間が伸びてしまったが仕方がない。快晴で、これから進む岩尾根が良く見えた。 3月隊の情報から、完遂は難しい可能性があると考えて、両隊とも前進は10時半までとし、それまでに山頂に着けなかったら引き返す事として1,2分差をつけて出発した。出発してすぐに、基部だけ残った鉄塔の脇を通り過ぎる。なんの鉄塔なのかめちゃくちゃ気になるが先を急がねばならない。初めはただの細い尾根だが、200mも進まないうちにもう鎖場が現れ、その先東岳に至るまで岩峰の連続となる。往路は登り基調なので、基本的には、太い鎖が設置された急角度の岩場を登る→(傾斜の緩い岩場を少し下る)→緩やかな稜線を進んで次の岩峰の下に着く、の繰り返しになる。岩場はかなり角度があるところが多いが、手がかり、足場が多く鎖を使わなくても十分登れる。もちろん、自信の無い人は鎖に頼って登るのが速いし楽だと思う。鎖を掴むとかなり手の皮膚が擦れるので、藪軍手等は必須。巻道の踏み跡と直登の鎖が両方着いた岩峰がいくつかあり、巻道側は少々薮っぽく見えることも多いが時間的には短く済むようだ。 1544cの少し手前の稜線上でたるむ。痛めた足の様子を尋ねると、かなり痛いが歩けるという。再度進退に悩んだが、進めるらしいのでとりあえずまた空身にして進む。1544cから東岳に至るまでがこのルートの核心部のようで、長い急な鎖場が連続する。基本的には前の人が登り切ってから次が岩場に取り付くようにしていたが、時間を気にして少々詰め気味で進んでいた。東岳の山頂には机とベンチとが設置されており、結構疲れていたので長めにたるむ。東岳で一旦岩場は途切れ、細いがただの土の尾根を進む。このあたりから若干残雪があるが、尾根上では十分避けて進める程度。山頂手前のコルからは少し道が分かりづらいが、東側の谷へ続く踏み跡をたどり、山頂直下までトラバースするのが正解。トラバース道は日が当たりにくいため残雪が多く、一部は道幅全体に渡って凍結していて少々危険だった。山頂直下からは2つほど連続した岩場を登る。ここの岩場は少々凍ったところがあり、また溶けた雪で少々濡れていたので慎重に登る。登りきった先の、大岩がゴロゴロしているところが両神山頂である。 なぜか先発隊がいなかったが、LINEと祠への置手紙によると両神神社へ往復しているらしい。実にいい天気で、奥秩父、奥多摩の山々はもちろん、南アに北ア、靄を透かして富士山も見える絶景だった。ほどなく先発隊が全員帰ってきた。少したるんでから岩の上で集合写真を撮り、出発の準備をする。 復路は、先発隊3人、後発隊5人で出発する。往路と違い下り基調で、特に太い鎖が設置された急角度の岩場を下ることが連続するので、登りより少々余分に時間がかかる。下り方は色々試して見たが、下手に鎖に頼らず手で岩を掴みつつ下ろうとすると足場を探すのにかなり時間が取られるので、むしろ思いっきり鎖だけを掴み、体を岩から離し気味にして足で下って行くのが一番速いようだ。依然として鎖に頼らないスタイルをキープしていた岩マニアもいたが。 東岳からの下りで先発隊が遅れたようで、1554c手前で追いついてしまう。追いついたあたりで8人揃ってたるみ。その後はどうせ追いついてしまうなら、と考え、8人並んで出発した。これは正直失敗で、トップが速度をあげたこともありずいぶん隊が伸びてしまい、特に最後尾は西岳付近に着くころにはかなり間隔が開いてしまった。このため、西岳の1つ西の岩峰をLが巻道で通過しているときに、あまりにLと間隔が開いたことを心配した2年が岩峰を直登して探しに来てすれ違ってしまい、一瞬所在が分からなくなる、という事態が起こった。幸い、声が聞こえる程度しか離れていなかったのですぐ状況が分かったが、間隔を開けすぎたのは反省。ほどなく岩場も減り、八丁峠に辿り着く。皆もう下りたそうだったので、短めにたるんですぐ下山する。結果、下山は12:10、7時間足らずで無事完遂することができた。 |
その他周辺情報 | 昨夜は良く見えなかったが、登山口までの林道の走る谷は鉱山のでかい設備と何本もの岩むき出しのトンネルが良い味を出していた。帰りは秩父経由。帰りがけに打ち上げをしようとしていたが、いい店もなく結局東京まで戻った。 |
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