編笠山〜ギボシ〜権現岳
- GPS
- 08:42
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,429m
- 下り
- 1,427m
コースタイム
- 山行
- 7:36
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 8:43
天候 | 晴れ時々曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
写真
感想
今年ももう6月。朝の寒さもすっかり取れて、山は新芽が萌ゆる艶々とした新緑の季節を迎えて、からりとした気持ちの良い空気が初夏を感じさせる様になりました。
そしてTシャツ1枚でも登りではもう汗が滲み始める。
しだいに雨の日も多くなってきて、そろそろ梅雨入りが気になるようになり、空気もじめじめとし始めて、気持ちの良い期間は本当に短くあっという間に過ぎていってしまう。
久しぶりの長野は2月ぶり。そして久しぶりの南八ヶ岳。
八ヶ岳中信高原国立公園。小淵沢駅は山梨県で、編笠山は長野県、権現岳は山梨県。長野県と山梨県の県境の編笠山と権現岳を周回する山歩きをジョンコナー隊長と行くことにします。
行けるかな?という少し頑張った山行の計画。
小淵沢からの登山口の観音平まではタクシーで、20分そこそこで着いてしまいます。
初夏の八ヶ岳は、前日の雨もありしっとりしていて苔むして、あぁ八ヶ岳に来たな、と感慨深くなります。
標高が上がってくると湿度も下がったのか、半袖で気持ちの良い軽やかな肌触りの空気の中をしみじみと歩いていきます。
段々と岩のサイズが大きくなってきて、ゴンゴンゴンとし始めます。まだ空は雲の中にいるようで振り返ると真っ白く、今日はあまり眺望は期待できないかな・・と思う瞬間も。
登り切ったところで、蓼科山の様な大きな岩が折り重なる編笠山の山頂へ到達。雲の動きが早く雲が切れ始めます。フッとギボシ方面の雲が晴れ、ワッとなる。
お腹も減ってきたので、編笠山を下山、青年小屋を目指します。行き交う雲の切間から見える山々に、これからあそこを越えるのかという気持ちと美しい景色に心を奪われます。
遠い飲み屋の赤提灯。青年小屋に到着。汗をかいた疲れたカラダに染みる醤油ラーメン。持ってきたゆで卵を入れてしばし休憩。居心地の良さに、ちょっと長居をしてしまいます。
この頃にはすっかり雲も晴れて、景色が見渡せるように。
青年小屋から、のろし場、西ギボシ、東ギボシはなかなかの難所。
西ギボシでは少し右から入ってしまい急勾配のザレ場をほぼ四つん這いで恐る恐る上がる。
トラバース気味に東ギボシへ。すると、名前を書いたタスキを掛けてヘルメットを被った地下アイドルのような女の子集団とザイルやハーネス、ビレイをもったガイド?スタッフ?の集団とすれ違い渋滞が発生、思わぬ時間を食ってしまいます。
高所恐怖症で半ベソの子もいたりして、とりあえずは応援。。
でもハテこの人たちは・・・と、終始疑問。。
そして、鎖場を超えた先には、、八ヶ岳連峰を背後に従えた主峰赤岳と阿弥陀岳が。そのあまりの景色の美しさと険しさが織りなす荘厳さに言葉を失います。
すごい、来てよかった。よかった。と。
ちょっと時間を食ってしまったこともあり、権現岳では休むこともなく、下山に備えます。
歩きやすくなってからは、ちょっと小走りを入れてみたり、電波が繋がるようになり、帰りのタクシーの時間を1時間ほど後ろへズラしてもらったり。
八ヶ岳横断歩道分岐まで来てホッと一息。もうすぐ駐車場でしょうと、終わりモードに切り替わってしまうも、その後も30分ほど登り下りを繰り返し汗ばみます。
予定の30分遅れくらいで観音平へ無事に下山。
結局、持って上がって持って降りてきた缶ビールはまだ冷えていて、観音平のベンチで乾杯。
久しぶりに、2700mに達する切り立った岩場の山々とザレ場や岩稜帯や鎖場。ようやく季節が来たな~と本格的な山歩きができた八ヶ岳。楽しみは尽きません。
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