和賀岳(高下岳登山口-薬師岳)
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- GPS
- 10:57
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,914m
- 下り
- 1,920m
コースタイム
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 2:34
- 合計
- 10:58
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・そこまでの林道もかなりえぐれていたり荒れているため車高が高い4WD車以外は通行困難 ・よってこのルートを歩く場合は通常片道10km程度の林道歩きを覚悟しておいた方がよさそう |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆高下岳登山口〜和賀川渡渉点 ・最初400mほど登って200mほど下る。一山超える感じ。 ・和賀川は深いところでひざ下。靴、靴下を脱いで裸足で渡渉した。 ・和賀川渡渉点の少し手前においしい水場あり。おススメ。 ◆和賀川渡渉点〜和賀岳 ・こけ平までは結構な急登。 ・こけ平まで登ると一気に和賀岳や薬師岳の眺望が開けて、かつ広大な砂地の雰囲気が素晴らしい。自分的にはこのルート上最も良い場所だと思う。 ・こけ平から和賀岳までは少し登山道が草で覆われて足元が見づらい。 ・和賀岳の山頂はそれなりに広く、この日はニッコウキスゲが終盤を迎えていた。 ◆和賀岳〜薬師岳 ・なだらかなアップダウンがあるものの素晴らしい稜線の雰囲気と眺望が待っている。このルートの魅力はこの稜線歩きにある。 ・ただ薬師岳の山頂自体は狭く眺望もないのであまりおススメスポットとは言いにくい。 |
その他周辺情報 | 西和賀町にある沢内バーデン 一人440円でお得だが露天風呂は休業中だった |
写真
感想
東北遠征二日目も二百名山狙いで岩手と秋田に跨る「和賀岳」を目指すことに。
秋田の甘露水口がメジャールートらしいが、敢えて岩手の高下岳登山口からピークを目指すことに。
林道が崩落しているようだが車で入れるところまで入って後は歩けば静かな和賀岳が待っているはず。
林道は予想以上に荒れていた。
崩落地点までもそれまでの雨でえぐれた箇所が多く、車高が高い車以外は腹を擦ってしまったりパンクする恐れがありそうだ。
何とか登山口の1kmほど手前まで入って路肩に駐車。
スタートするとするに林道の2/3ほどが崩落した現場に差し掛かった。これは復旧まで相当時間を要するだろう。
登山口からは予想通り静かな山が待っていた。
まずは高下岳をかすめる形で和賀川まで400m登って200m降りる必要がある。
ウォーミングアップにはちょうどいいがせっかく稼いだ標高が勿体ない。
渡渉点となる和賀川は思ったより川幅も広くて水深もありそう…飛び石は絶対無理なので靴と靴下を脱いで、パンツも脱いで裸足で渡渉した。人が多いとちょっとこの格好は見せられないかも。
川を渡るとなんとビバークの跡があった。自分たち以外にもこのルートから和賀岳を目指す人がいるとは。
そう思いながらこけ平に向かって急登を登り詰めるとテント主の皆様に追い付いた。話をすると関西から遥々来られたらしい。
あの林道もだいぶ手前から歩かれたとか…お疲れ様です。自分たちと同じくあえてこのルートを選ぶところに親近感を覚えた。
こけ平は広くて花も咲いていて、何より眺望がすばらしかった。
延々と樹林帯をこなしてきた登山者にとってこの上ないボーナスステージだ。
しばらく眺望を楽しんだらいよいよ和賀岳に向かってラストスパート!と言いたいが今日はその先の薬師岳まで歩こうとMさんと話していた。
この山域はこけ平〜和賀岳〜薬師岳がスポットライトを浴びているらしい。確かにほとんどアップダウンのないたおやかな稜線美は他ではなかなか見ることができないし登山者なら誰しも歩いてみたいと思うだろう。
ということでまずは和賀岳登頂。
秋田側から登ってきた多くの登山者と合流するので一気ににぎやかになった。
人だけではなくニッコウキスゲの群落も山頂部を派手に演出していた。とはいえほぼ終わりかけだったので今週がラストチャンスだと思われる。
Mさんはお疲れモードだったのでここで引き返してもよかったが相談して予定通り薬師岳まで足を延ばすことにした。
見ての通りの眺望の良い素晴らしい稜線でどこまでも歩いていきたい衝動に駆られたが…それにしても暑い!そよ風は吹いていたので多少マシだったが水が足りない!夏の1400mは辛い!笑
予定通り薬師岳に到着すると山頂も狭かったのですぐに引き返すことにした。二人の頭の中にあるのは水!笑
和賀川まで戻れば水があることはわかっているので帰りは淡々と歩いて和賀川にたどり着いた。
あれほど冷たい水を求めていたのに素足で水に入ると冷たすぎる!早く渡り切って外に出たい!人間とはワガママな動物である笑
ようやく渡り切ったものの次はラスト200mの登り返しが待っている。これがラスボスだな。
途中水場があることがわかっていたので思わず立ち寄る…と、この水が激ウマ!自分の登山人生の中で一番冷えていておいしい水だった。
もちろん喉は乾いていたし暑かったのはあるが、ペットボトルに水を入れた瞬間に外に水滴が集まるほどの冷たさはあまりない。
この水場のためにもう一度和賀岳を訪れてもいいとすら思った。
登り返しが終わればあとは消化試合。林道を歩いて車デポに着いたら最後の難関である林道のドライブをこなして終了。
想像以上にアドベンチャーで楽しい二百名山だった。
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