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ハイキング
塩見・赤石・聖

★二軒小屋ロッジ→秘密のアクセスで千枚岳 歩くエコツアー 南アルプスフラワーハイク2日間2015 歩くエコツアー 気象判断で感性を研ぎ澄ました3日間

2015年08月25日(火) ~ 2015年08月26日(水)
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arukuecotour その他15人
GPS
64:00
距離
18.1km
登り
1,598m
下り
834m
天候 雨→霧
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス 静岡駅から専用車
コース状況/
危険箇所等
登山ガイドで、歩くエコツアーデザイナーの有吉寿樹です。

週間予報は台風15号16号が発生。16号は東に早めに去りました。15号が本州に向かって来ることになりました。

3日前に進路が西よりになり本州には向かわなくなり、状況が好転しました。
しかし台風に向かって南東の風が太平洋から吹きつづけることが予想されるため油断はできません。
南アルプス南部大井川流域は静岡市ですが、静岡市の天気予報は当てになりません。
山の天気は風上の天気予報を参考にしなければなりません。
天気予報は山梨県早川町、富士川町をチェックします。
また稜線の風力と風向き、雨雲レーダーのチェックをします。
http://weather.yahoo.co.jp/weather/wind/
http://tenkura.n-kishou.co.jp/tk/kanko/kad.html?code=22150009&type=15&ba=tk

1日目 二軒小屋に午後1時に到着すると夕方から雨の予測と違って、小雨が始まりました。その後の大井川源流東俣へのハイクは小雨で風無しだったので、問題なく実施できました。

2日目 出発前は本降りの雨でしたが、
直前の予報で天候回復傾向にあること、
台風に向かって吹く風が北上していること、
風は南東風で寒気がないこと
から、実施決定しました。

気になるのは、風速10m以上と予想の稜線の風でしたので、千枚小屋で判断することにしました。

秘密の経路で千枚岳登山道見晴らし台に1時間で到着すると、雨はなく、青空と赤石岳稜線が垣間見えました。風なし。

その後、千枚小屋でも同様の状況で、上空の雲の動きも風速10m以下の様子でしたので、登山続行しました。

稜線に出ると、風は強くなりましたが、せいぜい風速5、6m程度でしたので、そのまま登頂でき、周辺のフラワーハイクもできました。
その他周辺情報 二軒小屋ロッジなどの詳細はこちら↓
http://arukuecotour.com/?cid=58
二軒小屋ロッジ名物
フランス料理コースディナー
二軒小屋ロッジ名物
フランス料理コースディナー

感想

公益社団法人日本山岳ガイド協会認定登山ガイド ステージ気如∧發エコツアーデザイナーの有吉寿樹です。

南アルプス 二軒小屋から秘密の経路で千枚岳の引率が無事に終了しました。
登山での気象を読む感性を研ぎ澄ました3日間でした。
台風の動きに振り回されましたが、天気の進み具合が予測よりも良くなって、歩き終えることができてよかったです。

長野県に少ないシナノナデシコと南アルプスの希少種 タカネビランジ、サンプクリンドウ、アカイシリンドウが観察できて良かったです。

千枚岳から丸山の稜線は谷筋を上がる風が収束するらしく、強く冷たい。
眼鏡が曇りました。

Q:ハイマツのまつかさがかじられたのが集まっているところを登山中にいくつか見つけました。
これはホシガラスの仕業でしょうか。それとも他の動物でしょうか。

A:ホシガラスの仕業です。ハイマツの松の実を食べ散らかした後です。中には松の実が残っている場合がありますが、不思議なことに中に実が入っていないのです。

Q:その周りにハイマツの新芽とか幼樹が見つからなかったんですが、そんなもんでしょうか。

A:おそらく限られた狭い場所でハイマツは自分たちの住みやすい場所は覆い尽くしたのではないでしょうか。新芽を出すとしたら礫の隙間の僅かの空間しかないのかも知れません。

詳細はこちら↓
http://arukuecotour.com/?cid=58

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