栗駒山 【須川コース】
- GPS
- 04:28
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 557m
- 下り
- 546m
コースタイム
7:30 東北道・一関IC
8:30 須川温泉駐車場
【コースタイム】
〜須川コース〜
9:00 須川温泉駐車場
9:45 昭和湖
10:34 須川分岐
10:50 山頂(休憩)11:40
12:55 名残ヶ原
〜ゆげ山経由〜
13:25 須川温泉駐車場着
天候 | |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道は全体的に整備が行き届いています。ただ、季節柄、沢状態の場所や低木が道に覆い被さるような所も多々あるので、スパッツ、グローブがあるほうがbetter。 ◆登山ポスト…気づかなかった… ◆温泉…この須川コースの場合、登山口が温泉です。露天風呂もあるようですが、内湯(こちらも外風呂あります)利用しました。大人600円。 ◆食事…温泉にあります。 |
写真
感想
三年前から、出張で東北道を走る度に西に見える栗駒の魅力的な山容。
登ろうと思っていた矢先に、あの地震による被害。
今回、やっとチャンスが巡って来た。
ただ、西日本に甚大な被害をもたらしている梅雨前線と低気圧の動向が気になる。
前日の仕事を済ませ、一関のビジネスホテルへチェックイン。
翌朝、目を覚ますと陽が射している!
ホテルで朝食を済ませ、7:30に出発。
今年5月末に再開通したばかりのR342をひたすら西へ。
8:30過ぎ、須川温泉駐車場に到着。
トイレ、準備を済ませ9:00出発。
登山口の看板が無くわかりづらい。
登山口は、須川温泉の建物を左手にみて通過し、左側駐車場にある。
温泉の建物すぐ横に足湯や源泉があるがここからも上がれる。
歩き始めは、自然観察路になっているので、石畳やコンクリートで歩きやすい。
5分ほど歩くと、土の道に。
ゆるやかな登り道。
ぬかるんだ道になってくる。
木で作った階段に水溜りができている。
15分ほどで視界が開ける。名残ヶ原が一望できる。
なにやら空気がむっと温度が上がった気がした。
よく見ると、足元の50cmほどの岩の下から湯気がモコモコ出てる!
さすが温泉地帯。
少し下り、木道になる。
湿原の真ん中を木道で進む。
気持ちいぃ〜
名残ヶ原を過ぎ、道は再び登りに。
沢の音が聞こえると思ったら、左手が開け、沢が左眼下に。
沢伝いに進む。
一度沢を渡渉し、登る。
このあたりから、硫黄の臭いがきつくなって来る。
う〜ん、ゆで卵食べたい…
硫黄が強いのだろう、木が立ち枯れしている。
暫く行くと、また木道になる。
昭和湖だ。
9:45。ほぼコースタイムどおり。
きれいなエメラルドグリーンの湖。
強酸のせいで、こうゆう色になってるらしい。
ここのほとりで、20人ほどが休憩している。
結構、人が多い山だ。
湖の脇で木道がなくなるとすぐに急登。
しかも階段…
斜面が急だからなのか、蹴上げが高い。
一度、右手が僅かに開けた後、階段&沢が続く。
この須川コースで昭和湖からの15分が一番きついかも。
途中、イワカガミが登山者を見るように咲いている所で、ヘルシア補給。
もう、頂上へ向かう稜線上に天狗岩のシルエットが見える。
あと少しで、コルだ。
低木が両脇から迫る道をあがると、コル。
須川の分岐。
天馬尾根コース方向のなだらかな緑がきれいだ。
この分岐を左方向へ。
地面は砂礫になる。稜線歩きに。
すぐに天狗岩。
まるで鬼押し出しの岩がぽつんと二つ置いてあるような感じ。
左手を見ると、須川温泉の建物や駐車場が見える。
雲は多く、大パノラマって訳にはいかなかったけど、焼石岳が雲の上に頭を出している。
天狗岩のピーク、も一個ピークを超えると、低木が迫る木道を歩き頂上到着。
10:50過ぎ。ほぼコースタイムどおりに到着。
山頂は、大勢の人たちで賑わっている。
端っこに場所を見つけて、コーヒータイム。
山頂からは時折雲が切れて、焼石岳、その向こうにうっすらと岩手山、鳥海山の頭も見えた。
下りは、登りと違うコースをと思い、自然観察路方面に行こうとして10mほど下ったけど、そこから先は低木がとうせんぼ…
結局、山頂に戻り、来た道を引き返す。
須川分岐から下っていくと、ピーポーピーポーと救急車のサイレンが下から聞こえる。
温泉で誰かのぼせたのかと思って下っていると、すれ違った夫婦が「やっと来たんだ」などと言ってる。
やがて、パトカー(?)のサイレンも聞こえてきた。
ケンカ?交通事故?などと思いながら、下る。
もうすぐ、昭和湖かなと思った頃、今度はヘリコプターの音。
目を上げると、ヘリコプターがこちらに向かってくる。
???
もうそこが昭和湖という所で、登山者が数十人、狭い道でヘリコプターに向かってタオルを振ったり、帽子を振ったり。
尋常じゃない。
そこにいる人達に事情を聞こうとすると、すぐ下の道の脇に人が倒れている。
必死に心臓マッサージしてる人もいる。
ヘリコプターは一度旋回し、すぐ上でホバリングしている。機体に「ひめかみ」と書いてある文字がはっきりと見える距離。
ヘリの扉が開きレスキュー隊員が降りてきた。
すぐに患者さんの容態をみている。
数人が下りだしたので、それに続いて湖の畔まで下った。
暫く見守っていたが、まもなく患者さん、レスキュー隊員を吊上げ飛び去って行った。
大丈夫かな。とても心配だ。
同じ様に山が好きで、同じ時に同じ山に来た人が…と考えるととても悲しい。
山は歩きやすく、素晴しかった。
けど、自分の行動の取り方などを考えさせられる山行でした。
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