ミツバチ(みつばち) / 蜜蜂
最終更新:2022-09-23 05:57 - jj1xgo
基本情報
花粉や花蜜を集める蜂で、社会性昆虫として知られる。日本に生息する蜜蜂は、日本在来種のニホンミツバチと養蜂種として輸入されたセイヨウミツバチの2種類。2種類とも成虫の大きさは約1cm程度で、気性はとても穏やか。
山の解説 - [出典:Wikipedia]
ミツバチ(蜜蜂)とは、ハチ目(膜翅目)・ミツバチ科(Apidae)・ミツバチ属(Apis アピス)に属する昆虫の一群で、花の蜜を加工して巣に蓄え蜂蜜とすることで知られている。現生種はアジアからヨーロッパ、アフリカにかけて1属9種が知られ、元来アメリカ大陸には分布していなかった。しかし、とくにセイヨウミツバチは全世界で養蜂に用いられており、逸出したものがアメリカ大陸でも定着し、野生化している。日本にはトウヨウミツバチの亜種ニホンミツバチのみが本州から琉球列島の奄美大島にかけて自然分布している藤原 愛弓・和田 翔子・鷲谷 いづみ (2015) 奄美大島のニホンミツバチの保全に向けた生態特性の把握:体サイズ、営巣場所、天敵、繁殖期のコロニーの活動と分封. 保全生態学研究 20 : 131-145が、小笠原諸島や沖縄など一部地域ではセイヨウミツバチが野生化し問題となっている。
日本ではニホンミツバチ、セイヨウミツバチの2種が飼育(養蜂)され蜜の採取が行われている。また作物の受粉にも広く用いられるが、トマトやピーマンなどのナス科の果菜類は蜜を出さず特殊な振動採粉を行うためミツバチではなくマルハナバチ(ミツバチ科マルハナバチ属)が使われる。セイヨウミツバチの養蜂においては規格化された巣箱を用いて大規模な採蜜が行われる一方、ニホンミツバチの場合は一部の養蜂家がハニカム人工巣を用いた養蜂を行っているが、多くは野生集団を捕獲して飼育し採蜜の際は巣を破壊して搾り取ると言う伝統的な手法が主であり、蜂蜜の流通量も少ない。
日本では2012年6月に養蜂振興法(昭和30年8月27日法律第180号)が改正され、原則として蜜蜂を飼育する場合には都道府県知事への飼育届の提出が必要となった。