イモリ(いもり) / 井守, アカハライモリ
最終更新:2022-09-05 04:49 - jj1xgo
基本情報
有尾目イモリ科イモリ属に分類される両生類の一種。漢字で書くと「井守」。井戸の中に暮らし害虫を食べることから、井戸を守る存在と考えられていた。日本において「イモリ」と呼ばれている種のほとんどは「アカハライモリ」である。日本の固有種で、本州、四国、九州に生息し、水田や川の澱みなど流れのない水辺で暮らしている。
脊椎動物としては再生能力が高いことで知られ、たとえ尾を切断されたとしても骨まで再生することが出来る。その他にも指先や目のレンズなども再生することが出来、その能力の高さは医学的にも注目されている。
脊椎動物としては再生能力が高いことで知られ、たとえ尾を切断されたとしても骨まで再生することが出来る。その他にも指先や目のレンズなども再生することが出来、その能力の高さは医学的にも注目されている。
山の解説 - [出典:Wikipedia]
アカハライモリ(学名:Cynops pyrrhogaster)は、有尾目イモリ科に分類される両生類の一種。背側は暗色で、腹側は鮮やかな赤色だが、年齢、遺伝、地域によって体色は異なる。全長は8-15cmに達する。捕食者から身を守るため、主に食事から神経毒であるテトロドトキシンを大量に摂取し蓄積している。日本固有種であり、本州、四国、九州を含む日本列島に分布する。自然および人工の水域、森林、草原などに生息する。春から初夏にかけて繁殖し、交尾の準備ができると雌雄ともにフェロモンを出す。卵は1つずつ産まれ、約3週間後に孵化する。孵化した幼生は5-6ヶ月で幼体に成長する。幼体は土壌の獲物を、成体は様々な昆虫、オタマジャクシ、同種の卵を食べる。捕食者から防御するためにいくつかの適応をしており、地域によって変化がある。失った体の部位を再生する能力など、いくつかの能力が研究されている。
中期中新世に最も近い種から分岐し、その後4つの異なる地域種族に分かれ、それぞれが地理的に分化しているが、正式には単一の種を構成するとされている。現在個体数は減少しており、病気の流行や飼育目的の捕獲などの影響を受けている。飼育は簡単で人気がある。