安達太良・湯川&前川大滝沢
- GPS
- 13:40
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,325m
- 下り
- 1,307m
コースタイム
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 6:26
天候 | 曇り一時小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
雨模様だったが、大きな増水はなく、やや寒いながらも、予定通り2つの沢の遡行を楽しめた。湯川は三階滝までのゴーロ歩きがやや単調なものの、苔むした景観に癒やされる。三階の滝から霧降の滝までは滝の登攀、ナメ滝歩きを楽しめるが、ナメ滝の下降には注意が必要。前川大滝沢は降雨のため朝の出発をやや遅らせたこともあり、樋ノ沢出合で遡行を終了した。
【 湯川ナメ滝ウォータースライダー Mさん 】
【 湯川ナメ滝ウォータースライダー Sさん 】
【 前川大滝沢 滝登攀 】
CLのMさん、終始殿を務めていただいたSさんありがとうございました。
雨は降っていましたが最高でした!
【湯川】
・コンパクトながらも地形が起伏に富んでいて面白い。
・景色というか沢が美しい。ちょっとした晴れ間に浅い川床が反射して輝いていてクリムトの絵みたいでした。苔生しているところは日本庭園みたい。
【前川大滝】
・湯川と打って変わってスケールがでかい。岩もでかい。釜も深い!
・大滝を巻いたときが怖かったです。自分にはアルパインは無理だな、と実感しました。
・いくつかスライダーのポイントがありましたが楽しいっす。
・へつりは高所に行かないよう気を付ける。
・滝直登は「沢登ってるぜ!」感があって楽しい。思い出しても楽しい。そんなポイントがたくさんありました。
【技術】
・ロープワークが全然できずご迷惑おかけしました。ごめんなさい。
・登攀も自信が持てずロープに頼りきりでした。精進します。
・沢靴/沢足袋のフリクションをいかに効かせるかを考えながら登った。バランスを取りながらしっかり押さえるのがいいのかな?
・前回の反省をまったく活かさず半袖で行ったらやっぱり寒かった。同行のUさんに白湯を分けていただき、温かいっていいなと思いました。次回はテルモスと長袖で臨みたい。
【宿・食事】
・最高でした。宿は風情があってお風呂が気持ちよく、激安。
・食事は自炊。めちゃくちゃ美味しかったです!でもGの会の方に任せきりで自分は戦力外。あと朝何も考えずに爆睡してました。大変申し訳ないです。
2日間大変お世話になりました。
私にとっては2度目の沢登り2本立てでしたが、とてもよい経験になりました。
【湯川】
天候は曇り時々パラパラ雨と、のちに少々の晴れ間。
前回初めていった水根沢よりも大きくて高い滝が多くて、目の前にするとこんな高い滝を登るのか…と一瞬ひるむ。土が多いところ程もろくて崩れやすいので注意が必要。引くとはがれるので押さえつけるように登る。ジムとは全く勝手が違うので緊張緊張、深呼吸。合い言葉は「最後まで油断しない」
危なそうな場面ではロープを出して頂き安心してのばれました。(怖かったけど)
先頭をいくリーダーMさんはそんな滝も確保なしでスイスイ登って行く姿に脱帽...凄すぎます。
お蔭様で、滑った転んだはあれど、滝等の危ない場面で落ちる事はなく無事にゴール。最終地点の25mの滝が見えたときはお日様も出てきて、最高に綺麗でした。
一番怖かったのは、最終地点から登山道に出る為に分岐点まで戻る時、ナメナメでツルツルの沢をなければならなかった時でした。傾斜が浅く、なめて手の引っかかりもない広い滝をクライムダウンする時、ロープあれど足がなかなか出ず、上からも下からもフォローして頂きました。めんぼくないです。
たまに出た晴れ間に水が輝いて、雨で濡れた緑もきらめいて、とても綺麗でした。
高かったり広かったりする色んな滝に出会える沢でした。
【前川大滝】
天候は雨。朝方にも結構降っていましたが、水量はさほど増えていないようでした。
とにかく規模が大きくて、滝も岩もドンとでかい。屋久島みたいでした(おおげさかな?)屋久島も驚いたけれど、それ以上に、こんなところが本島のど真ん中の関東からもほど近い山形県にもあるなんて知らなかった。この水量はいったいどこから来るのでしょうか?枯れる事ないのかな。自然と水に恵まれた国と言われるのがわかるきがします。まだまだ日本は奥が深いです。
本命の大滝は広くて高くて、脇道を巻くのも登っていくもトラバースする所も、石を落とさないようにだけに集中して、基本的に下は見れず。自分はかなりビビっていたのですが、他の皆さんはスイスイ行っているようにみえたので、同期のY君に確認したところ同じく怖がっていたので安心しました(笑)
ウォータースライダーで壷に落ちた時、色々飲みましたが、川の水は鉄の味がしました。雨上がりなのに、水は濁る事なく澄んでいました。くぼみの深いところは透明なのに青くて本当に不思議です。日が射したらさぞかし綺麗だろうなーーー。また行きたいです。
【装備のメモ】
・ヒップソリ
100均にもあると噂を聞き急遽入手。大活躍でした。確か「スライダー(なんちゃら)」って商品名。みんなで使い回して2日間で合計8回前後(?)使用して、すでに細かいヒビ行ってますが、もう1回くらいもって行けそう。100円にしては十分かと思います。私の30Lのザックにも彎曲させて入りました。
・ウエア
前回の水根沢は、山用の速乾性の長袖1枚で行ったところ晴れていたにも関わらずとても寒かったうえ、今回は東北だからかなり寒いぞっ!という先輩のアドバイスを受け、沢用のウエア購入しました。
外着にfinetrackのフラッドラッシュ、長袖&タイツ、外が乾いても中が濡れていては意味がないのと、持っていれば使い回しがきくという事で、インナーにfinetrackのアクティブスキン長袖&タイツ。それにモンベルのウォータースポーツ用の短パンをはきました。結果大正解で、天候がよくなくて気温が低かったのですが、雨に打たれても、滝の水しぶきを浴びながら登る順番を待っていた時も、寒さはほとんど感じませんでした。泳いで思いっきり濡れた後でも、速乾性はバッチリでした。インナーのメッシュのせいもあり、肌に水気が張り付く事はなく常にドライで不快さはほとんどなし。凄いです。
1日目のアプローチ時と下山時はさすがに暑かった→上はTシャツの替えが必要。
2日目の前川大滝は標高のせいか、昼頃の休憩時には小雨もあってさすがに冷えた→停滞時にはレインウェアを羽織る。山専テルモスにお湯は大活躍。
・カラビナやスリング
始めはハーネスに全部つけていましたが、脇に引っかかりがあると草木に引っかかり危険。だし、登るとき邪魔。肩から斜めかけしたスリングにかけるとよいと教えて頂きました。次回は必要装備の他に掛ける用の短いスリングもう1本持って行きます。
【宿】
最高でした。用がなくてもボーっとしにまた行きたい。
【反省】
朝のご飯支度お手伝いできなかった事が心残り(汗)
申し訳ありませんでした。嫁失格ですね...。反省生かして今後頑張ります。
【グラウスの皆様】
大変お世話になりました。体力も技術もすばらしくて驚きました。
宴会も沢山お話聞けてとても楽しかったし、色んな方が活躍されているお話を聞けて視野が広がりました。是非またご一緒したいです。ありがとうございました。
【カモのMさん、Sさん】
お世話になりっぱなしで。。。濃密な2日間でした。要所要所で的確なアドバイスとフォローありがとうございます。お蔭様で沢の歩きにも少しは慣れてきた気がします。またお願い致します!
【最後に】
8月の三週目の週末でしたが、前川大滝の滝の上の木の葉先は若干赤く紅葉が始まっていました。もう秋なのですねー。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する