北岳と間ノ岳

2024年07月30日(火) ~ 2024年07月31日(水)

• GPS: 16:01
• 距離: 18.2km
• 登り: 2,426m
• 下り: 2,435m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:47
• 休憩: 1:08
• 合計: 6:55

6:18 広河原・吊り橋分岐
6:35 6:36 白根御池分岐
7:05 7:13 第一ベンチ(1880ｍ)
7:33 7:35 第二ベンチ(2059ｍ)
8:32 8:32 白根御池小屋
9:55 10:08 草すべり分岐
10:15 10:29 小太郎尾根分岐
11:17 11:18 北岳肩ノ小屋
11:32 11:32 両俣分岐
11:55 12:27 北岳
12:43 12:43 吊尾根分岐
12:59 12:59 トラバースルート分岐
13:17 北岳山荘

2日目

• 山行: 7:03
• 休憩: 1:33
• 合計: 8:36

13:17 北岳山荘
5:18 5:20 中白根山
6:13 6:30 間ノ岳
7:21 7:21 中白根山
7:53 8:00 北岳山荘
8:22 8:23 トラバースルート分岐
8:44 8:50 吊尾根分岐
9:13 9:21 北岳
9:38 9:38 両俣分岐
9:47 10:00 北岳肩ノ小屋
10:16 10:20 小太郎尾根分岐
10:26 10:28 草すべり分岐
11:17 11:36 白根御池小屋
12:13 12:19 第二ベンチ(2059ｍ)
12:32 12:33 第一ベンチ(1880ｍ)
12:57 13:05 白根御池分岐
13:19 13:20 旧広河原山荘
13:22 ゴール地点

写真

7/30 7:52

1985年8月以来の北岳。約40年ぶり！広河原の橋はなんとなく覚えている。広河原から登りが続く。

7/30 8:06

鳳凰三山。厚い雲がかかっており、今日の天気を予感。

7/30 8:32

白根御池小屋。販売していたアイスが美味しいそうだった。明日、帰りに食べよう！

7/30 8:33

北岳は雲の中。天気予報だと、午後から雨になる

7/30 9:29

雪渓。35年前の子どもの頃、雪渓を登って北岳に登頂した写真が残っている。短パンとサッカーの靴下を履いていた。今回はそこではなく草すべり登る。

7/30 9:59

見えていた鳳凰三山が雲の中へ。とにかく登りが長くきつい。

7/30 10:02

分岐。やっとここまで登って来た。汗が滝のように噴き出てくる。

7/30 10:22

目指す北岳山頂は、雲の中。尾根にでたら風が強いということだったが、まだそこまで強くない。

7/30 10:29

小太郎山の分岐、北岳は雲の中、これから、あの中に突入する。

7/30 10:29

先月に登った甲斐駒ヶ岳も雲の中。

7/30 10:38

7/30 10:42

甲斐駒ヶ岳の美しい姿が見たいが、山頂は雲の中。

7/30 10:43

北岳山頂の雲が一瞬切れた！もしや！奇跡が起こるかも。

7/30 10:54

またすぐに雲の中。奇跡は起きず。

7/30 10:58

肩の小屋に到着。山頂の雲は薄くなってる？

7/30 10:59

テント場から鳳凰三山。ここにテント泊してみたいが、あの急登を大荷物を担い登る自信がない。

7/30 11:32

分岐。山頂まで後少し！雲の中に入っていく

7/30 11:44

山頂が見えて来た？でも、この先はまだまだあった。

7/30 11:56

北岳山頂に到着！かなり長い登りだった。視界が真っ白。本当に北岳に来ただけに。

7/30 12:00

3193メートル？以前に登った時は、3192メートルだったような。高くなってる！

7/30 13:16

山頂で雲が切れるのを待っていたら、雨が降り出した。すごい土砂降りの雨。雨の中、北岳山荘まで頑張る。びしょ濡れになり、かなりのダメージ。もっと早く来ていれば。明日に期待！

7/30 16:53

久々の小屋泊。ちょっと緊張する。

7/30 17:44

美味しく頂きました。ありがとうございました。

7/31 4:48

午前中は晴れ予報！日の出前に出発！

7/31 4:48

目指す間ノ岳方面。

7/31 4:54

北岳の横から朝日が！

7/31 4:59

御来光。今日に天気は期待できそう！

7/31 5:18

陽の光が暖かい

7/31 5:18

中白根山からの間ノ岳。迫力がある。

7/31 5:21

朝日に照らされて、輝いている

7/31 5:28

朝日を浴びながら、間ノ岳に向かう

7/31 6:14

北岳方面を振り返る。

7/31 6:14

塩見岳だ！かっこいい！今度、登ってみよう！

7/31 6:15

間ノ岳の山頂に到着。

7/31 6:15

北岳をバックに

7/31 6:35

天空の稜線

7/31 7:22

こんな道を歩いて来たんだ

7/31 7:32

富士山が見えた！今日は本当に天気が素晴らしい

7/31 7:43

北岳山荘に戻って来た。デポした荷物を受け取る。

7/31 8:05

昨日、視界がなかった北岳にもう一度登って帰ろう！

7/31 8:13

振り返ると、間ノ岳に雲がかかって来た

7/31 8:25

北岳の背後にも雲が。間に合うかな

7/31 8:30

間ノ岳が見えなくなる。これはまずい展開に。

7/31 8:40

7/31 8:40

7/31 8:44

最後の登り、ガスがどんどん湧いてくる。

7/31 9:04

視界が白くなっていく

7/31 9:04

なんとか間に合って欲しいが、もう歩いて来た稜線も見えなくなっている

7/31 9:06

北岳、山頂に！昨日よりは景色が見えた。

7/31 9:43

下山開始！肩の小屋も見えなくなっていく

7/31 10:00

昨日よりはいいかな。

7/31 11:17

池まで一気に降りて来た。足がガクガク。

7/31 11:21

気になっていたアイスをいただきました。

7/31 13:20

広河原に到着！楽しい2日間でした！35年ぶりの北岳は最高でした。今度は、白峰三山にチャレンジしてみよう！

撮影機器：

iPhone 14 Pro Max 256GB SIMフリー Apple

感想

8787

父の遺した山行記録によると、4回も登頂している北岳。そのうち、1985年8月、当時48歳だった父と、小学校6年生であった私とで登っている。なんと約40年ぶりのチャレンジ。

当時は広河原まで夜中に車で来て、車中泊。早朝から登った記憶がある。アルバムを見ると、雪渓を半ズボンで登っている私がいた。この山のことはよく覚えていて、日本で2番目の高さに小学生で登れたという自信が持てた山だった。

今回は北岳と間ノ岳をセットで登るために、草すべりのコースを選択した。子どもの頃、この道は下るのが大変だった記憶がある。そして、その記憶が正しく、ずっと急坂を登りっぱなしのコースで、暑さと登りでヘトヘトになりながら、なんとか稜線まで出た。

しかし、山頂方面は雲の中。肩の小屋を抜けて、最後の登りで雲の中に突入。風がそこまでないが、山頂で雲が切れるのを待つ。しかし、待っていたら雨がポツポツ。まずいと思って、早く北岳山荘まで下ろうとしたが、一瞬で土砂降りの雨に。全身がずぶ濡れ。ボロボロで山荘に到着。その日はずっと雨でした。

翌朝、日の出前に山荘を出る。北岳も、これから向かう間ノ岳も見える！昨日の雨が嘘のよう。

御来光をみて、朝日を浴びながら間ノ岳に登る。この稜線は本当に素晴らしい。3000メートルの稜線、天空の道でした。

間ノ岳からは富士山も見え、まだ未知の領域の塩見岳から向こうの南アルプスの山々を見渡す。今度、絶対にあそこまで行ってみよう。

北岳山荘に戻り、デポした荷物を受け取って、北岳方面へ。すぐに下山せずに、もう一度、北岳に登り、昨日のリベンジをしようと思う。

稜線を歩いていると、振り返ったら間ノ岳が雲の中。北岳はまだ大丈夫だったが、雲が湧いてきている。最後の登りを頑張っていると、みるみるうちに稜線が雲の中に。今日も間に合わなかった。後20分早かったら。

山頂では、仙丈ヶ岳方面の雲は切れていたので、昨日ほどじゃないが、半分は真っ白でした。山頂からの景色は、またの機会にとっておこう。

そのまま肩の小屋で弁当を食べて、御池小屋まで一気に下る。小屋に着いた頃には、足はガクガク。やっぱり、幼い頃の記憶通りの長い下りだった。

念願のアイスをゆっくり味わって食べていると、バスに間に合わなそうな時間に！少し急ごうと思ったが、足がやられていて思ったように進まない。

ここからの最後の下りは、かなりきつかった。足がガクガクで、踏ん張りも効かず。予定していたバスには間に合わず、乗り合いタクシーで帰ることに。

40年ぶりの北岳は、懐かしくもあり、雨に降られて辛くもあり、天空の稜線を気持ちよく歩けた最高の2日間でした。

小屋泊を体験できたので、今年は他のアルプスの山々にも行ってみよう！