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Yamareco

記録ID: 712245
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

天狗岳で青空と雲を満喫。ヤスデの大行進にびっくり(閲覧注意)

2015年09月05日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
17.3km
登り
1,629m
下り
1,627m

コースタイム

日帰り
山行
8:00
休憩
2:40
合計
10:40
6:40
7:00
60
ヒカリゴケ自生地
8:00
8:10
80
9:30
9:40
20
稜線(夏沢峠方面分岐)
10:00
20
10:20
12:10
20
西天狗岳
12:30
30
13:00
10
13:10
30
13:40
13:50
60
14:50
80
16:10
ゴール地点
天候 はれ
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
本沢入口の無料駐車スペースを利用しました。その先の本沢温泉方面へは林道が続いていて、駐車スペースもありますが、未舗装路のため最低地上高が低いクルマは通行が困難です。
コース状況/
危険箇所等
本沢入口に登山ポストがあります。
背後から朝日が昇る中を歩き始めます。
2015年09月05日 05:34撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 5:34
背後から朝日が昇る中を歩き始めます。
朝日が森を照らします。
2015年09月05日 05:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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朝日が森を照らします。
本沢温泉に向かう林道は「4W車以外の車は無理ですから」。味わい深い看板です。
2015年09月05日 05:59撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 5:59
本沢温泉に向かう林道は「4W車以外の車は無理ですから」。味わい深い看板です。
【閲覧注意】ん? なんだこの白いのは。
2015年09月05日 06:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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【閲覧注意】ん? なんだこの白いのは。
【閲覧注意】ひゃっ! これ全部ヤスデだ。大軍団の行進。その数、何千? 何万? みんな同じ方向を向いて林道を下っていく。
2015年09月05日 06:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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【閲覧注意】ひゃっ! これ全部ヤスデだ。大軍団の行進。その数、何千? 何万? みんな同じ方向を向いて林道を下っていく。
【閲覧注意】ここからわいてきているのか(゜д゜)きもちわる〜。でもすごい。これが森の力。
2015年09月05日 06:04撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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【閲覧注意】ここからわいてきているのか(゜д゜)きもちわる〜。でもすごい。これが森の力。
【閲覧注意】♪ラン ランララランランラン ラン ランラララン ララン ランララランランラン ラ ララララランランラーン♪
2015年09月05日 06:06撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 6:06
【閲覧注意】♪ラン ランララランランラン ラン ランラララン ララン ランララランランラン ラ ララララランランラーン♪
林道にかかるゲート。一般車両が入ってこられるのはここまで。
2015年09月05日 06:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/5 6:22
林道にかかるゲート。一般車両が入ってこられるのはここまで。
ゲートから本沢温泉まではまだ1時間以上かかります。
2015年09月05日 06:23撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/5 6:23
ゲートから本沢温泉まではまだ1時間以上かかります。
この前見たヒカリゴケきれいだったなー、こういうところにあったよなー、なんて思ってなんとなく見てみたらここにもあった! すごい偶然。
2015年09月05日 06:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 6:56
この前見たヒカリゴケきれいだったなー、こういうところにあったよなー、なんて思ってなんとなく見てみたらここにもあった! すごい偶然。
ようやく少し開けてきました。あれが硫黄岳の爆裂火口か。
2015年09月05日 07:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ようやく少し開けてきました。あれが硫黄岳の爆裂火口か。
シシウド。花火みたい。
2015年09月05日 07:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 7:31
シシウド。花火みたい。
これぐらいの川なら平気。渡ります。(すぐ近くに橋もかかっていました。)
2015年09月05日 07:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/5 7:52
これぐらいの川なら平気。渡ります。(すぐ近くに橋もかかっていました。)
長い林道歩きの末、本沢温泉に到着しました。
2015年09月05日 07:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 7:55
長い林道歩きの末、本沢温泉に到着しました。
白砂新道を行きます。北八ヶ岳の山らしくなってきました。
2015年09月05日 08:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 8:18
白砂新道を行きます。北八ヶ岳の山らしくなってきました。
今日もキノコが多いです。
2015年09月05日 08:23撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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今日もキノコが多いです。
森の中の急登が続きます。
2015年09月05日 08:59撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 8:59
森の中の急登が続きます。
赤い実がなっていました。
2015年09月05日 09:12撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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赤い実がなっていました。
山の木は力強く逞しい。
稜線までもうすぐです。
2015年09月05日 09:24撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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山の木は力強く逞しい。
稜線までもうすぐです。
稜線に来ました! 森から出て、この開放感!
2015年09月05日 09:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 9:26
稜線に来ました! 森から出て、この開放感!
稜線からのパノラマ写真。左に行くと根石岳。右に行くと東天狗を経て西天狗。まずは東天狗を目指します。
2015年09月07日 19:58撮影 by  iPhone5,2 - 8.4.1, Apple
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9/7 19:58
稜線からのパノラマ写真。左に行くと根石岳。右に行くと東天狗を経て西天狗。まずは東天狗を目指します。
すでに多くの人が東天狗岳に見えます。空が青い。
2015年09月05日 09:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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すでに多くの人が東天狗岳に見えます。空が青い。
東天狗の東側は断崖です。
2015年09月05日 09:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/5 9:56
東天狗の東側は断崖です。
東天狗岳の頂上に到着。奥に見えるは西天狗。
2015年09月05日 10:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/5 10:01
東天狗岳の頂上に到着。奥に見えるは西天狗。
東天狗岳山頂より。中山峠方面。かっこいいことになってます。手前の笠をかぶったおじさんもナイス。
2015年09月05日 10:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 10:01
東天狗岳山頂より。中山峠方面。かっこいいことになってます。手前の笠をかぶったおじさんもナイス。
歩いてきた方向を振り返る。岩とハイマツの山肌。
2015年09月05日 10:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 10:03
歩いてきた方向を振り返る。岩とハイマツの山肌。
西天狗岳へ。
2015年09月05日 10:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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西天狗岳へ。
ハイマツを漕ぐように進みます。
2015年09月05日 10:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ハイマツを漕ぐように進みます。
岩稜地帯。
2015年09月05日 10:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 10:20
岩稜地帯。
西天狗岳の頂上に到着しました。仏さん?
2015年09月05日 10:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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西天狗岳の頂上に到着しました。仏さん?
西天狗岳より。根石岳、根石岳山荘、箕冠山(みかざりやま)、その奥に硫黄岳、そして赤岳、中岳、阿弥陀岳が見えます。
2015年09月05日 11:53撮影 by  GR DIGITAL 2, RICOH
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西天狗岳より。根石岳、根石岳山荘、箕冠山(みかざりやま)、その奥に硫黄岳、そして赤岳、中岳、阿弥陀岳が見えます。
西天狗岳から望む赤岳と中岳。赤岳の東側(風下側)には常に雲が貼り付いていました。
2015年09月05日 12:11撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 12:11
西天狗岳から望む赤岳と中岳。赤岳の東側(風下側)には常に雲が貼り付いていました。
西と東、ふたつの天狗岳山頂を満喫したら、迫力ある硫黄岳の爆裂火口壁を見ながら下ります。
2015年09月05日 12:28撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 12:28
西と東、ふたつの天狗岳山頂を満喫したら、迫力ある硫黄岳の爆裂火口壁を見ながら下ります。
雲がかかると赤岳がはるか遠くに。
2015年09月05日 12:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 12:35
雲がかかると赤岳がはるか遠くに。
先ほどの稜線に戻ってきました。今度は夏沢峠に向かいます。この場所は鞍部で風が強いです。
2015年09月05日 12:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 12:43
先ほどの稜線に戻ってきました。今度は夏沢峠に向かいます。この場所は鞍部で風が強いです。
根石岳に登る途中振り返って見た東天狗岳。手前は鞍部で風の通り道なので風が強かったわけです。見るとハイマツよりも背の高い針葉樹が生えていますが、葉が落ち、枝が右側にのみ伸びた典型的な偏形樹になっています。このことからも、ここでは左からの風が卓越していることがわかります。
2015年09月05日 12:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 12:49
根石岳に登る途中振り返って見た東天狗岳。手前は鞍部で風の通り道なので風が強かったわけです。見るとハイマツよりも背の高い針葉樹が生えていますが、葉が落ち、枝が右側にのみ伸びた典型的な偏形樹になっています。このことからも、ここでは左からの風が卓越していることがわかります。
根石岳から箕冠山へ。根石岳山荘はすごいところに建っていますね。ここも右(西)から山の斜面を駆け上がってくる風が相当強く吹くのではないでしょうか。建物の形はそれに対応しているのでしょう。
2015年09月05日 12:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 12:57
根石岳から箕冠山へ。根石岳山荘はすごいところに建っていますね。ここも右(西)から山の斜面を駆け上がってくる風が相当強く吹くのではないでしょうか。建物の形はそれに対応しているのでしょう。
箕冠山の山頂が見えました。木に囲まれた穏やかな山頂です。
2015年09月05日 13:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/5 13:08
箕冠山の山頂が見えました。木に囲まれた穏やかな山頂です。
森の中を歩き、夏沢峠に到着。硫黄岳を間近に見る山びこ荘です。
2015年09月05日 13:45撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 13:45
森の中を歩き、夏沢峠に到着。硫黄岳を間近に見る山びこ荘です。
夏沢峠から本沢温泉に下ると、谷あいを流れる川が。お、あれが野天風呂か。盛況ですな。
2015年09月05日 14:34撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
9/5 14:34
夏沢峠から本沢温泉に下ると、谷あいを流れる川が。お、あれが野天風呂か。盛況ですな。
荒涼とした場所に出ました。水が流れているので温泉かと思いましたが、冷たかったです。
2015年09月05日 14:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 14:36
荒涼とした場所に出ました。水が流れているので温泉かと思いましたが、冷たかったです。
このあたりは硫黄を含んでいそうな石が無数に転がっています。
2015年09月05日 14:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 14:37
このあたりは硫黄を含んでいそうな石が無数に転がっています。
硫黄岳を眺めながら下りました。
2015年09月05日 14:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/5 14:41
硫黄岳を眺めながら下りました。

感想

 お盆過ぎから秋雨前線の停滞によりずっと雨やくもりの日が続いている関東甲信地方。なかなか山へ行ける天気の日がありませんでした。しかし、久しぶりにこの日は移動性高気圧の進出により晴天が望めそう。気予報を見れば、この日を逃すとまたしばらくは雨のようですし、出かけないわけにはいきません。涼しくて日帰りで登れる山、ということで北八ヶ岳の天狗岳を選択!
 スタート地点は稲子湯も考えましたが、行程が長く、時間的に厳しそう。山頂での時間をなるべく長く取りたかったので、本沢入口から登ることにしました。
 本沢温泉までのルートは未舗装の林道でおもしろみに欠けます。が、今回は驚くべき光景を目の当たりにしました(ちょっと大袈裟かな)。ヤスデの大行進です。何千、何万ともつかない無数の白いヤスデが林道を下っていたのです。実にきもちわるい光景でしたが、おもしろい光景でもありました。これだけのヤスデを育む山のパワー、そして自然界の不思議を感じました。後で調べてみると、過去には大量発生したヤスデが小海線の運行を止めたこともあったそうです(参考:研究の“森”から タイトル No.52 1996.11.22 キシャヤスデ大発生の謎 http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/kouho/mori/mori-52.html )。いやはや、すごいことです。なお、この日の朝、あんなにたくさんいたヤスデたちは、9時間半後、帰りに通った時にはほとんどいなくなっていました。いったいみんなどこへ向かっていったのでしょう。本当に不思議です。
 林道ではもうひとつ、いいものを見つけました。ヒカリゴケです。2週間ほど前に北横岳でも見つけましたが、今回の山行でも見つけることができました。なんでこんなにキラキラしているのでしょう。ヒカリゴケも不思議です。
 本沢温泉からは森の中の急登。それを過ぎると、稜線へ。久しぶりに開放的な山の景色を味わいました。天狗岳山頂へは、はやる気持ちを抑えて歩くのがたいへんでした。山頂からは八ヶ岳の山々と青い空に流れる雲。この景色があるから山はやめられません。西天狗で昼食を取りながら山頂での時間を堪能しました。
 下山時には硫黄岳の迫力ある爆裂火口壁の眺めを楽しみつつ。本沢温泉から下の林道はちょっと長すぎて退屈でしたが、今回も充実した山行でした。

 西天狗岳山頂から雲の様子を撮影しました。約70倍速のタイムラプス動画です。方角は南。見えている稜線は左から硫黄岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳です。ダイナミックかつ繊細な雲の動き、赤岳の左(風下)側に貼り付く雲、上層雲の流れといったところが見どころです。


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