天狗岳で青空と雲を満喫。ヤスデの大行進にびっくり(閲覧注意)
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,629m
- 下り
- 1,627m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 10:40
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
本沢入口に登山ポストがあります。 |
写真
感想
お盆過ぎから秋雨前線の停滞によりずっと雨やくもりの日が続いている関東甲信地方。なかなか山へ行ける天気の日がありませんでした。しかし、久しぶりにこの日は移動性高気圧の進出により晴天が望めそう。気予報を見れば、この日を逃すとまたしばらくは雨のようですし、出かけないわけにはいきません。涼しくて日帰りで登れる山、ということで北八ヶ岳の天狗岳を選択!
スタート地点は稲子湯も考えましたが、行程が長く、時間的に厳しそう。山頂での時間をなるべく長く取りたかったので、本沢入口から登ることにしました。
本沢温泉までのルートは未舗装の林道でおもしろみに欠けます。が、今回は驚くべき光景を目の当たりにしました(ちょっと大袈裟かな)。ヤスデの大行進です。何千、何万ともつかない無数の白いヤスデが林道を下っていたのです。実にきもちわるい光景でしたが、おもしろい光景でもありました。これだけのヤスデを育む山のパワー、そして自然界の不思議を感じました。後で調べてみると、過去には大量発生したヤスデが小海線の運行を止めたこともあったそうです(参考:研究の“森”から タイトル No.52 1996.11.22 キシャヤスデ大発生の謎 http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/kouho/mori/mori-52.html )。いやはや、すごいことです。なお、この日の朝、あんなにたくさんいたヤスデたちは、9時間半後、帰りに通った時にはほとんどいなくなっていました。いったいみんなどこへ向かっていったのでしょう。本当に不思議です。
林道ではもうひとつ、いいものを見つけました。ヒカリゴケです。2週間ほど前に北横岳でも見つけましたが、今回の山行でも見つけることができました。なんでこんなにキラキラしているのでしょう。ヒカリゴケも不思議です。
本沢温泉からは森の中の急登。それを過ぎると、稜線へ。久しぶりに開放的な山の景色を味わいました。天狗岳山頂へは、はやる気持ちを抑えて歩くのがたいへんでした。山頂からは八ヶ岳の山々と青い空に流れる雲。この景色があるから山はやめられません。西天狗で昼食を取りながら山頂での時間を堪能しました。
下山時には硫黄岳の迫力ある爆裂火口壁の眺めを楽しみつつ。本沢温泉から下の林道はちょっと長すぎて退屈でしたが、今回も充実した山行でした。
西天狗岳山頂から雲の様子を撮影しました。約70倍速のタイムラプス動画です。方角は南。見えている稜線は左から硫黄岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳です。ダイナミックかつ繊細な雲の動き、赤岳の左(風下)側に貼り付く雲、上層雲の流れといったところが見どころです。
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