師匠随行 朝日岳、夕日岳


- GPS
- 06:04
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 739m
- 下り
- 740m
コースタイム
- 山行
- 4:17
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 6:04
天候 | 晴れ 微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
朝日岳 岩戸公園コースから登り、豊林荘コースから下りました。最初の階段は出だしの段差がとっても大きく、急です。また、登山道は途中でかなり細く斜めった道が続きます。谷側は急なため要注意です。断続的に笹被りはあるものの、道は比較的明瞭かと。山頂の眺望は残念ながらほとんどありません。 復路はほぼほぼ下りの楽ちんコースですが、一箇所獣道のような踏み跡あり。まあ、その先道が途切れているので戻ればいいだけですが。 夕日岳 朝日岳に比べると緩やかではありますが、だらだらとした道がずうっと続くため、なかなか高度が上がりませぬ。おまけに迂回して進んでいるような感覚あり。ところどころ岩岩しています。 「山頂へ」の分岐から、ようやく登山道らしく勾配が出てきます。こちらも山頂の眺望はほとんどありません。 |
写真
装備
個人装備 |
帽子
手袋
iPhone
シャツ
ズボン
靴下
防寒着
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
予備電池
時計
タオル
ストック
カメラ
スパッツ
ヘッドライト
シングルコンロ
昼食
雨具
サングラス
熊鈴
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感想
あぶあぶ大襲来による腫れも、ようやく治りかけ、期日の迫った(放っておいた)仕事も7割ほど(しか)進捗(せず)・・・。夏の思い出に、久々の師匠随行と相成りました。
道中、師匠の金言に
耳を傾けこうべを垂らし
心振るわせ感涙し
見えるいつもの風景も
ここは極楽桃源郷
この世のものと思われず
うっとりとっとりすごします
すっかり心が洗われた頃、定山渓神社の境内着。まずは遠目にある朝日岳へ向かいます。定山渓温泉街は朝の8時過ぎからすでに活動。さ、さすがです。
やがて岩戸観音堂が正面に。右手にある急な階段をてくてく。登りきった先に朝日岳登山口の看板が。うぉう。やや笹被りしているものの、歩くのに大きな支障はありませぬ。が、途中から斜めった細道が続きます。思わず大千軒岳の高巻きを連想。しかも、意外と長く続きます。片側切れ落ちているため、足場を慎重に確保しつつうんとこしょ。倒木もほどほどにあり、札幌圏のお山にしては野性味を多少なりとも味わえます。
山頂の眺望はほぼありませんが、道中、森林浴効果は高いような。スライドしたのは1組だけでした。
師匠と共に豊林荘コースを下山。笹などはかぶっているものの、岩戸観音コースよりはおおむね歩きやすそうな。広い林道に出て少し歩くと、国道230号線がこんにちは。定山渓神社へ戻ります。
ここから2座目の夕日岳へ。さっと見たレコの印象では「ゆるゆる」のイメージでした。序盤のプチ沢登を過ぎれば、確かに緩やかなのですが、迂回のような道を何度もたどるうえに高度が上がらず、地味に消耗。救いは朝日岳同様、森林浴効果の高い涼しい道であることです。
「山頂へ」の標識からは、ようやく登山道らしさを取り戻します。断続的にやや勾配のあるるぅとをえんやぁどっとのどっこいしょ。やうやう夕日岳に登頂です。ザックを下ろし、腰を伸ばし、しばしぼんやりたたずみます。ヤブ蚊が慎み深い方々だったので助かりました。
山頂らぁめんを食べていると、前方から軽やかな鈴の音と共にソロの方が。某Yamapの健脚のお方でした。
お先に山頂をあとにして、よろよろとぼとぼ歩いていると、ふと立ち止まる我が師匠。なにやら目にとまったご様子です。
師匠「ふぅむぅ。こ、これはぁ。これはぁ、おそらくあの健脚の方のものに間違いないじゃろう」
私 「いつもながらの千里眼。さすがでござりまする。先に下りたら車のボンネットにでも置いておきませうか」
といったそばから軽やかな鈴の音が。私たちの38倍ほどの速さで、かの健脚の御仁が下りてこられました。うぉ。
師匠「これはそなたのものであろう。どうぞ」
御仁「かたじけなうござりまする。見失い難儀していたところで御座候」
師匠「なぁに、困ったときはお互い様じゃて。袖振り合うも多生の縁。円高ドル安調整が必要じゃ」
師匠の金言に耳を傾けられた後、一礼した健脚の御仁は、疾風のごとくその場を立ち去ったかと思いきや、まばたきする間に姿が見えなくなりました。
師匠「うむう、まさに風の又三郎じゃのう。どっどどどどうどどどうどどどぅ。熊に合ったらどぅと低くうなるのじゃ。夢夢わするるべからず」
私 「ははぁ」
とぼとぼと下ったのち、コーラでも飲もうかとセイコーマートへよろよろと向かう途中でした。前方から、かの健脚の御仁とうぜう。
御仁「先ほどは、ひとかたならぬ御恩を承りまして候。これはほんのお礼の印ゆえ。お納めいだだきとう御座候。なだそうそう」
あぁ地獄に仏とはこのことなのですね。すっかり消耗しきった私どものため、わざわざ冷え冷えのアクエリアスをくださったのでした。まもなく下りてきた師匠にもお話しします。お礼の言葉を聞いたのち、健脚の御仁曰く、
「受けた御恩をほんの少しお返ししたまでのこと。お気にめさるな。はっはははぁ」と一礼し、バイクにまたがりさわやかに去っていかれました。
枯れ木のようになっていた私たちは、車中にてアクエリアスをごっくんごっくん。体に生気がよみがえると共に、ほおを伝う涙が止まりませぬ。師匠、神様は本当にいらっしゃるのですね。「あぁべぇまりぃぃいやぁぁ」と涙ながらに熱唱する師匠の歌声は、しばしとぎれることなく続いたのであります。
復路の道中も、師匠の金言に心洗われ暗くなる前に無事帰着。
山での出会いは「一期一会」を実感した1日でもあり、恵みのアクエリアスのおかげで思い出深い山行と相成りました。
ありがとうございます。
P.S
この話は、決してフィクションではございません・・・(個人の妄想によります)。
コメント
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昨日は珠玉の山行にお誘いくださり
誠にありがとう御座いました。
70年代のアルバムに例えるなら
Eagles / Hotel California
80年代なら
Rapture / Anita Baker
90年代なら
The Cardigans/ Life
と言った名盤に匹敵するでしょう。
カステラ一番
電話は二番
惨事のおやつはDanny師匠の金言
でございます。
何故か長い夕日岳山頂への道のりを
冬季シーズンには
TSL&MSR;スノーシューで
師匠とともに夢の直登を果たしたいものです。
いつかお姫様と足湯をご一緒しながら
ボンゴ豆とアクエリアスで
乾杯いたしましょう。
駄文短文お許しくださいませ。
エンディングBGMには
John Williams in Tokyo / Saito Kinen Orchestra
王座の間とエンドタイトル 7分59秒
がおすすめでございます。
夢のようなひとときをありがとうございました。
ピンチのときに師匠あり
悩めるときに師匠あり
あるときは言霊となり
あるときは夢枕に立たれ
またあるときは
生きとし生けるものの姿を借りて
金言をたまわります私は
果報者でごさります。
また、ご一緒させていただければ望外の幸せと存じまする。動画編集も、ようやく最終日に突入いたしました。これも師匠のお導きです。
今日もまた、吉田美奈子の「夢でも逢えたら」を聴きながら、師匠とドリーミィなひとときを過ごせますようにと、星に願いを込めまする。
ありがとうございます。
夏の思い出
師匠と一緒
朝日に夕日
森林浴と
山頂らあめん
楽しめば
やまっぱーさんの
落とし物
陰膳つんで
アクエリアスの
ごほうびのどに
しみわたり
すてきな1日
でもたぶん.....
ジョークジョークの
たのしい山行.....
だったことまちがいないですな😎
ps. 慎み深い藪蚊、好きです😀
美しいたたずまいの詩を拝読し、
なつがくぅればおもいだすぅ
はるかなおぜぇとぉいそらぁ
あ、尾瀬には行ったことがないのでした。
ただいま、自宅のお風呂が使えない状態でして。
毎朝、出勤前に温泉へ行っているわけで。
おそらく、今日が最後となるはずで。
おかげで、計5日。今まで訪れたことのない場所で湯船につかれました。
旅行と登山後以外で、こんなに続けて温泉に入ったのは初めてだったわけで。
貴重な経験でした。
その貴重な経験を上回るほどのロマンチックな詩に
思わず目頭が熱くなりました。
ありがとうございます。
P.S
明日は寝過ごしませんように。
明日は涼しい一日でありますように
明日はあぶの大群がおりませんように。
かやまる@kayamaru様ふぁみりぃが楽しく無事に下山できますように。
・・・お願いしすぎましたでせうか・・・。
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